こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
今回は、早稲田大学 文学部の英語の
傾向と対策についてお伝え致します。
<大問Ⅰの対策>
文章が2つあり、空所補充の問題が14問出題されます。
昨今の文学部の空欄補充は選択肢自体の語彙が難しいです。
なので、そもそもが解きにくいです。
また、通常の早稲田大学の問題は考えて解くことができる問題が
多いのですが、文学部の空欄補充に限っては考えてもわからない問題
があります。
つまり、問題のほとんどが文章の内容と言うよりも、、
前後の文法、熟語的な根拠で解ける問題なのです。
そのため、知識的にわからないなと判断した問題は、
そのままにして次の問題に進むと良いでしょう。
上記のような気持ちで割り切って2問で10分程度でできるようにしてください。
<大問Ⅱ(内容一致)の対策>
300-500文字程度の読解問題3題に内容一致がついています。
ある程度のパラフレーズ(いいかえ)はされていますが、
該当箇所がわかりやすいため合格するためには
絶対に落としたくない設問です。
英語が苦手だけど、早稲田文学部にいきたい!
と言う人は、ここの大問を確実に捉えられるようにしてください!
内容一致問題を解くときのポイントは答えの根拠を本文内から
しっかりと見つけ出して選択肢を選ぶことです。
合格する人と失敗する人で一番違うのは、解答根拠の取り方です。
なかなかできない人は、問題文を読んだ後に時間がないからと言って
本文から根拠を取らずに記憶で解こうとしてしまいます。
ですが、この方法だと多くの場合、間違った選択肢を選ぶことが
多くなってしまいます。
合格する人は本文から根拠を確実に取ることができています。
<文学部の内容一致のポイント>
多くの場合は語彙力、文構造の変化がものをいうことが多いです。
例えば、下記文章を見てみましょう。
「Dozens of the world’s largest natural history museums revealed
on Thursday a survey of everything in their collections.」
上記の文章を、全く違った単語を使って言い換えた場合下記のようになります。
「On Thursday, many of the globe’s premier natural history museums
unveiled a comprehensive overview of all the items in their exhibits.」
【単語を変換した場合】
“many of the globe’s premier” は “Dozens of the world’s largest”
の言い換えで、世界中の最も有名なものを指します。
“unveiled” は “revealed” の言い換えで、公開するという意味があります。
“comprehensive overview” は “a survey” の言い換えで、全体的な概観や
調査を意味します。
“items in their exhibits” は “everything in their collections”
の言い換えで、彼らの展示品の中のアイテムや物品を指します。
また、同じ文章を文章の構造を変換した場合は、下記のように変換ができます。
「On Thursday, a comprehensive survey encompassing all items
in their exhibits was unveiled by dozens of the world’s
premier natural history museums.」
【文構造を変換した場合】
“On Thursday” 文章の主題よりも先に持ってきて、
”a comprehensive survey” として強調しています。
“was unveiled by” は受動態を用いて、”revealed”
の情報を導入しています。
“dozens of the world’s premier natural history museums” は、
文章の最後に位置しているため、この情報の強調度が高くなっています。
無生物主語をただの訳を副詞的に変換をすればいい
と思っているだけの人は要注意です。
英語でのパラフレーズをした場合も、普通の文章を、
従属接続詞と主節の2文に変換することができます。
「This private investment and foreign assistance could transform
Moldova—Europe’s poorest country—into the continent’s
first truly green country.」
⇒ 下記の2つのパターンに変換ができます。
①While Moldova remains Europe’s poorest country,
this private investment and foreign assistance could
turn it into the continent’s first truly green country.
②If this private investment and foreign assistance were
provided, Moldova—Europe’s poorest country—might become
the continent’s first truly green country.
<英語対策|文挿入>
設問の形式としては大問1の空所補充問題の範囲が
大きくなったものと考えるとよいです。
例年、物語のような時系列にそった文章が出題されているので
時間の順番に気をつけて読み進めてください。
少し変わった形式なので、初めて取り組む人は苦労しますが、、
ちゃんとした対策を積むことで満点近くまで点数を引き上げることができます。
<文挿入問題ができるようになるには?>
攻略のポイントは文法、文構造的根拠で選択肢を狭めて、
文脈で解くことができれば満点から2ミス程度で抑えることができます。
多くの人がフィーリングという文脈だけで解いている場合が多いので、
文法的根拠で解く癖をつけてください。
下記が文法的根拠の一例になります。
・情報構造を使った主語、代名詞の関係
・時制
・定冠詞
<会話問題の対策>
学生間の日常の会話や仕事の会話がテーマの中心です。
会話文自体は短く、難しくありません。
会話の問題集1冊をやり、典型表現を抑えておきましょう。
空欄の前後から論理的に「形」を最優先にして問題を解いてください。
意味で解くと微妙な選択肢が2つあり選びきれないということが頻発します。
<英文要約の対策>
早稲田大学文学部の英文要約問題の対策は、非常に重要です。
この問題は、独特な形式を持っていますが、
適切な練習を積めば、必ずできるようになります。
【大問Ⅴの攻略の2つのポイント】
1つ目が、「書き出しの続きに適した内容を見つける」ことです。
これは、文章の内容と流れを理解し、どの情報が書き出しの後に
続くべきかを正確に見抜く能力です。
例えば、”Japan, known for its rich culture, has many traditional festivals. … ”
この書き出しの後には、日本の伝統的な祭りの具体的な例や、
それに関する詳細な説明が続くことが予想されます。
因果関係や対比表現が設問にあることが多いので、
そのパターンだった場合は、本文内から探せるように要注意してください。
二つ目が見つけた内容を別の表現で書き換えることです。
与えられた文章を、指定の語数以内で効果的にまとめる能力が求められます。
例えば、元の文が
「The cherry blossom festival is a significant event
in Japan celebrated every spring.」
ならば、これを
「Japan celebrates the cherry blossom festival every spring.」
と効果的に短縮することができます。
普段の学習の段階で、文章を読んで、英語で自分の言葉で
言い換えをする練習をすることが大切です。
文化構想学部の問題形式は、文学部の問題とほとんど同じです。
そのため、文学部を受けるのであれば、
文化構想学部の問題も解いておいてください。
<お薦めの問題集>
【内容一致対策】
The Rules英語長文問題集の3と4に
取り組むことをお薦めします。
The rules4は3よりもやや難しいので、
ある程度長文に慣れた後でThe Rules4やってください。

(著者:関正生、出版社:旺文社)
長文の練習用としては、『難関大突破 英語長文問題精選』
も良いです。要約問題の練習もできます。

(著者:村瀬亨、出版社:学研プラス)
【文挿入問題】
文挿入問題については、専用の参考書はありません。。
そのため、空欄補充の解き方を頭に入れるために、
『英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』
をやってみるのが良いでしょう。

(著者:佐藤ヒロシ、出版社:KADOKAWA)
【要約対策】
要約とはどういうものか…というのを0から知りたい人は、
『英文解釈要約精講』がおすすめです。

(著者:峯村純一郎/竹内一誠/相原 仁郎、出版社:開拓社)
また、スタディサプリでおなじみの関正生先生
による、『過去問トーク 早稲田大学❶ 編』で
法学部の英語について語っている動画がありますので、
こちら↓もご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=8pYO-0S4PoE&list=PLEfMmyG5fEp2x2pDyTFJzaLXO2dz68o_A&index=1
(18:55から文化構想学部・文学部についての話が始まります。)
(八千代緑が丘校 轟)
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