こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
今回は立教大学 文学部独自試験の世界史
の入試傾向と対策について書かせて頂きたいと
思います。
文学部の世界史の試験時間は60分です。
配点は史学科が200点で、
キリスト教・文・教育学科が150点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
大問は全部で2つです。
毎年、39問で推移しています。
空所補充問題、正誤判定問題、一問一答形式の問題、
地図やグラフなどを利用した問題などが出題されます。
難問も出題されますが、どれだけ細かく知っているかよりも
基本的な知識を確実に覚えている方が重要です。
【問題別の分析】
<様々なテーマで出題>
1つ目の傾向は様々なテーマで出題されることです。
他の大学の世界史ではある時代について聞かれることも多いですが、
立教大学ではテーマ史として幅広い範囲について聞かれることが多いです。
例えば「コーヒーを巡る世界史」や「伝達の歴史」などが過去に出題されています。
しかしこれはコーヒーの歴史を勉強しなければならないという意味ではありません。
コーヒーの歴史に関連して、幅広い時代・国についての知識が問われるのです。
結局、形は変わっても聞かれている知識は同じということ。
過度に恐れる必要はありませんが時代ごとに覚えていた知識がテーマ史の形ででると
回答できないこと多々ありますので、テーマ史の勉強をする必要があります。
基礎を身に付けた後は、分野別問題集も活用して
テーマごとに知識をまとめていきましょう。
<縦の歴史と横の歴史が出る>
2つ目の傾向は縦の歴史と横の歴史が出ることです。
先ほど述べたように立教大学はテーマ史が頻出です。
そのため大問1つで、ある特定の時代ではなく様々な時代について問われます。
だから通史で勉強しておくことはもちろん、イギリスが産業革命の時、
他の国はなにをしていたのかなどの横の歴史を押さえることが大切です。
<空所補充問題>
空所に入る語句を選んだり、記述したりする問題です。
選択問題では「すべて正しい場合はeをマークせよ。」や
「あてはまるものがない場合はeをマークせよ」とあり、
確実な知識をもっている必要があります。
教科書をベースとして一問一答などで知識を補完していきましょう。
<正誤判定問題>
正誤判定問題は適切な文や誤っている文を選ぶ問題です。
実際に2022年度で出題された問題を見てみましょう。
これ(東ローマ帝国)に関する記述として正しくないものを、
次のa~dから1つ選び、その記号をマークせよ。
すべて正しい場合は、eをマークせよ。
a. この帝国最後の皇帝の姪と結婚したのはイヴァン4世である。
b. この帝国の首都の旧名はビザンティウムである。
c. この帝国は第4回十字軍によって首都を奪われた。
d. この帝国はブルガリアを併合した。
正解はaです。
イヴァン4世ではなくイヴァン3世です。
イヴァン4世の祖父であるイヴァン3世は、
東ローマ帝国最後の皇帝の姪ソフィアと結婚しました。
教科書の記述を丸暗記するのではなく出来事の年号や背景、
内容、結果もあわせて理解しながら覚えていきましょう。
<地図やグラフなどを利用した問題>
地図問題はある歴史的な出来事が起きた場所や拠点などが出題されます。
教科書を基本として資料集などにも目を通しておきましょう。
世界史は地図の把握なしでは概略をつかむことができません。
グラフを利用した問題も出題されます。
2023年度は小麦価格の推移をあらわしたグラフが出題されました。
今後も出題される可能性があるので語句の暗記だけでなく
流れを大きくつかむことも忘れないようにしましょう。
<記述説明問題>
2022年度は鄭和が求めた朝貢のあり方、2021年度はトスカネリは
大地の状態がどのようであると考えていたかを説明する問題でした。
1行ということでそこまで長くないですが、
教科書の記述を正確に覚えている必要があります。
(八千代緑が丘校 轟)
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