こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
今回は立教大学 文学部独自試験の国語
の入試傾向と対策について書かせて頂きたいと
思います。
文学部入試では現代文、古文に加えて漢文が出題されます。
そのためより国語に力をいれて勉強していく必要があるでしょう。
現代文・古文・漢文、どれも難易度は標準的です。
漢文においては、共通テストレベルの漢文の力があれば十分です。
①漢文の対策もしっかりと!
受験生はやることがたくさんあります。
そのため後回しにされがちなのが漢文。
しかし、漢文の対策もしっかりと行いましょう。
立教大学となると当然周りのレベルも高いですから、
漢文で大きくおとしてしまうと合格はかなり厳しくなります。
内容は史伝、随筆、思想書、逸話集などで漢詩が出ることはほぼありません。
書き下し分などの基本的な問題が多いため、
時間を確保し勉強すれば十分得点できます。
漢文まで手が回らず、他の受験生と差がついてしまわないように、
勉強していきましょう。
②漢文から解こう
文学部の試験時間は漢文がプラスされるにもかかわらず75分。
そのため全学部日程より時間配分が難しく、
解ききれなないことが多々あります。
解く順番としてはまず漢文、その後古文、現代文と進むのがおすすめです。
簡単で時間がかからないものから解いていく方が得点を取れるからです。
また解く時の注意ポイントがあります。
それはわからない問題はすぐに飛ばすことです。
これはどの大学入試であろうと大切なことですが、
立教大学の文学部入試においては特に意識してください。
<漢文の傾向>
現代文と古文の傾向については、全学部入試(要するに文学部独自試験
意外の入試)と同様ですので、ここでは、文学部独自試験にのみ課される
漢文の傾向についてお伝え致します。
①書き下し文の選択問題が頻出
1つ目の傾向は書き下し文の選択問題が頻出ということです。
書き下し文とは訓読に従い、ひらがなと漢字を交えて改めた文章のこと。
例えば「未だ生を知らず。」などのことですね。この書き下し分が、
すべてひらがなの書き下し文で出題されます。
つまり「いまだせいをしらず」といった状態です。
きちんと書き下せているかだけではなく、
きちんと読めているかも問われる問題です。
②文章解釈の問題が出題
2つ目の傾向は文章解釈の問題が出題されることです。
漢文は書き下し文に直せたとしても意味は読めません。
・句法 ・漢字 ・接続詞
の訳し方を覚えるという次の段階があるのです。
例えば「未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。」
という書き下し文。
これは「未」という再読文字と「焉」という副詞の訳を当てて
「まだ生きることについてさえよくわかっていないのに、
死についてなどわかるはずもない」
という意味になります。
立教大学の漢文ではこのように現代語訳がしっかりでき、
意味をとれているかを問う問題が頻出です。
<漢文の対策ポイント>
立教大学漢文の傾向は
・書き下し文の選択問題が頻出
・文章解釈の問題が出題
ということでした。
漢文は現代文のようにひねった問題は出ません。
そのため訓読でき、意味がわかれば問題はとけます。
ここでは具体的な漢文の対策ポイントを2つ解説します。
①書き下し文に直せるようにする
1つ目の対策ポイントは書き下し文に直せるようにすることです。
先ほども解説したように書き下し文とは訓読に従い、
ひらがなと漢字を交えて改めたものです。
立教大学の漢文では正しい書き下し文を選ぶ問題がでるため、
正確に書き下せる必要があります。
また書き下し文は漢文を読むうえでも必ず必要なプロセスです。
・句法 ・漢字 ・接続詞
などの読む際のルールや語彙力を増やして
書き下し文を作れるようにしましょう。
②現代日本語に直せるようにする
2つ目の対策ポイントは現代日本語に直せるようにすることです。
これは書き下し文に直した次のステップになります。
現代日本語に直すと聞いて「当たり前でしょ」と思った方もいるかも
しれませんが、実際、漢文に必要な力はこの程度なのです。
人によっては50日程度あれば共通テストで9割取れるのが漢文。
覚えることも受験科目の中では一番少ないでしょう。
後回しにせず頑張っていきましょう。
<漢文で合格点を取るための学習法>
立教大学の漢文の
・入試傾向
・対策ポイント
を押さえた後は合格点を取るための具体的な学習法を
3つご解説します。
受験で陥りがちな罠を防止する勉強法になっていますので
ぜひ一読ください。
①句法を音読し暗記する
1つ目の勉強法は句法を音読し暗記することです。
句法は漢文を読む際のルールです。
句法がわかっていなければ、読むことも意味を取ることもできません。
例えばレ点、上下点、一二点や再読文字の「将 = まさに〜せんとす」
などは完璧に覚える 必要があります。
句法は「否定形・疑問形・反語形・詠嘆形・使役形・受身形・仮定形
・比較形・選択形・比況形・抑揚形・限定形・累加形・願望形・倒置形」
があり、このように並べると多く感じますが、
英語や日本史などと比べるとよっぽど少ないはず。
句法を覚える際におすすめなのが音読です。
漢文も言語なので英語と同じく、声に出すことが有効。
50回程、意味を理解しながら音読すればかなり覚えられるはずです。
一日10回やれば5日で終わりますから頑張りましょう。
②重要語句を覚える
2つ目の勉強法は重要語句を覚えることです。
漢文は漢字を使っていますが立派な外国語です。
そのため英語と同じく単語を覚えていく必要があります。
とはいえ受験の漢文で覚えなければならない単語は150程度です。
英語の2000~6000と比べると、とんでもなく少ない量です。
記憶というのは何度も反復することで短期記憶から長期記憶に入ります。
毎日150語の反復を一週間は続けましょう。
そうすればほとんど頭に入っているはずです。
③問題集、過去問で読解力を上げる
3つ目の勉強法は問題集、過去問で読解力を上げることです。
句法や重要語句を覚えたら、演習を通してアウトプットの
練習をしていきましょう。
演習量を積むことで訳すスピードがどんどん上がり短時間で
解答できるようになります。
この時も音読をしましょう。音読をすることでいちいち書き下し文に
直さなくても意味が取れるようになってきます。
<漢文対策におすすめの参考書>
「漢文早覚え速答法 共通テスト対応版」
著者 :田中雄二
出版社:学研プラス
漢文が苦手な人に向けてわかりやすい口調でかかれた
講義形式の参考書です。
漢文を読むのに必要な知識を要点を絞って教えてくれ、
これ一つで共通テスト8割を目指せます。
漢文を勉強したことがない人は、どのように読んでいいかわからず
覚えることがたくさんあるように感じてしまいますよね。
しかし「漢文早覚え速答法」で紹介されている重要句形は10個のみ。
さらに機械的に要点が列挙されているわけではなく、
最初に覚えなければならない知識を語りかけるような
口調で解説してくれます。
句形を覚えられるまで何度も音読しましょう。
音読することで聴覚も使えるので記憶に定着しやすくなります。
漢文初心者に向けて書かれた参考書を使い、
共通テスト9割レベルの実力をつけたい人におすすめです。
「ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習」
出版社:河合出版
こちらはは普通レベルの漢文の問題が演習できる参考書です。
「漢文早覚え速答法 共通テスト対応版」で漢文の句形を覚えた後に取り組んでください。
「ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習」のボリュームは少ないですが、
重要な知識を問う問題がコンパクトに集められています。
そのため覚えた
・句形 ・知識
が身についているか確認するために使用しましょう。
「マーク式基礎問題集 漢文」
出版社:河合出版
こちらはオーソドックスな形式の問題を演習できる参考書になります。
全部で20題の問題が掲載されており、
「ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習」より
レベルの高い演習ができます。
基本的な知識が身についてから取り組まないと効率が悪いので
気をつけましょう。
使い方としてはアウトプットの教材なので何度も解く必要はありません。
間違えたところはなぜ間違えたのか分析し勉強しなおすようにしましょう。
一通りの知識を身に付けた人が実際に問題を解く練習をするのにおすすめです。
「入試精選問題集 漢文」
出版社:河合出版
こちらはハイレベルな漢文の問題で演習したい人に
おすすめの参考書です。
30題の問題から構成され、難易度の低い順に並んでいます。
目安としては中盤の標準的な難易度の問題が解ければ
立教大学の漢文で合格点を狙える力があるでしょう。
「入試精選問題集漢文」は難解ではありますが、
解説が詳しいことも有名です。
初めのページから順に解いていき、わからないところは
解説を見て確認するというやり方で学んでください。
(八千代緑が丘校 轟)
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