秋も深まり、最近は肌寒い日が続きます。
本日も体調不良で休む生徒も多かったようです。
皆さん体調には十分にお気を付けくださいね。
秋になり、中学3年生は一層受験色が強くなってきました。
前期はあまり自習にくる生徒の少なかったism大網でも、ここのところ毎週20名前後の生徒が自主的に勉強をしに来ます。
授業のある日だって、早く学校が終わればそのまま直行する子もいるほど。
去年2年生だったころの彼らの姿を考えるとこれはもう、見違えるほどの成長です。
自習にくると生徒たちは、各々今やるべきことを決めて取り組んでいきます。
何をしているのかなと教室をのぞくと…
ホワイトボードを使って一生懸命図形を書いています。
毎週塾内で行われている演習テストの直しをしているようです。
数学は中々に難問も多いもんね。

「ここはこの傾きを求めればいいんじゃないの?」

「まずはtっておくじゃん?」
一生懸命案をひねり出します。
さぁそれでも分からなかったら?

質問に来てくれました。
よく保護者会でもお伝えしているのが教師側が「何が分からないの?」と聞いて
「全部!」とか「関数」とか果ては「数学全般」なんて言う生徒はそもそも自分で勉強していない証なんですってこと。
しっかりやった彼らに「どの部分が分からないの?」と聞くと
「この問題の傾きと交点までは出せたんですけど、どうして面積がこの値になるのかが分かりません」
自分で精一杯理解できるところまでがんばったからこそ、こういう質問の仕方になるんですね。
このやり取りのなかでも「ここはこうなるよね?」に対して
「先生、それは増加量使えば出るってことですよね」
と、かぶせるように返してくる彼らの姿には、もう感動です。
(去年の今頃はテスト直前までいつまでも携帯ゲームをしていて、毎回怒られていたのがうそのようです。)
「あ~~~!なるほどね!」と帰っていった彼ら。
でも、もしかして違う解き方もあるかも?なんてまだまだ研究していたようです。
そこに森賀先生。数学スペシャリストの登場です。

そういう考え方もあるんだ…!なんて発見をして、また一つ彼らの「分かる・できる」の増えた1日でした。
共に頑張る仲間がいるからこそ、こうして自習室が日々賑わうのだと思います。
受検は団体戦。のこり3か月全力で駆け抜けて、全員笑顔で合格を掴みにいきましょう。
(教務 梅橋)