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「三角食べ」しよう!

「今日の夕飯は何にしようかな?」
「あ、からあげ定食だ。これにしよう!」

目の前に出てきたのは、ごはん・味噌汁・からあげ・サラダといった和食膳。
うんうん、栄養のバランスも良いし、盛り付けもきれい。
とっても食欲をそそります!

「いただきます!」

さあ、みなさんなら、何から食べますか?
健康的に、お味噌汁?サラダ?
それともメインのからあげ?

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実は、この「食べ方」のお話…勉強にも関係しているんですよ!

定食を食べる時に、こんな風に言われたことはありませんか?
「三角食べしなさい!」
私は小さいころに言われたことがあります。

この「三角食べ」…どういうことかというと、ごはん・味噌汁・からあげ・サラダを、「まんべんなく食べる」と言うことなんですね。

別の言い方をすると、「ばっかり食べをしない」ということ。
つまり、味噌汁を飲み干してから、サラダをすべて食べきって、それから、からあげ…のように順番に一品ずつ食べないんです。

これは和食独特の食べ方とも言われています。
ぐるぐるいろんな品を食べるんですね。

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それと同じで、勉強も、何か一つだけしかやらないというのではダメなんです!
算数・数学が得意だから、好きな科目だけやる。
国語は苦手だから、やらない。
それではいけないんです。

科目は、独立してあるわけではありません。
深いところでリンクしています。
国語力がつけば、算数・数学の文章題が解きやすくなるように…。
ですから、まんべんなくどの科目もやることで、勉強の力は上がっていくんです。

逆に言うと、苦手な科目だけをとにかくたくさんやる!…という方法より、
全ての科目を少しずつやりながら、苦手科目だけ少し時間をかける方が良いのです。
0か100か、のように極端にするのではないんですよ。

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みなさんは、まんべんなく勉強できていますか?
もちろん、苦手科目に重点を置くのは、必要なことです。
ただそれ「だけ」にするのではなく、他の科目も毎日少しは手をつけておくこと。

そうすれば、勉強の感覚を失わずに済みます。
よく、ピアノも一日弾かないと、感覚を取り戻すのに三日かかると言いますよね。
何事も、続けることが大事です。

それに、「さあ、勉強するぞ!」と言った時に、苦手な科目ばかりだと、気持ちも下がってしまいますよね。
勉強の始めに、好きな科目を一つ持ってきてみてください。
好きな科目でスタートダッシュをするんです。サクサク進められると、気持ちが上がってきます。
そうすると、いつもより苦手な科目にも前向きに取り組めるはずです。

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また、科目に飽きてしまったり集中力が切れてしまった時には、いさぎよく別の科目に代えてしまうのも手です。
集中できていないわけですから、無理にやっても頭に入りません。
そういう時は、切り替えてしまう方が効率的です。

勉強のやり方は、いろいろなアレンジがききます。
まるで、お料理みたいでしょう!
勉強は、料理をつくることや食べることと、似通った部分があるんです。

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勉強のやり方を上手に「料理」して、
しっかり栄養をとれるように「食べ」ましょう!
目指せ、勉強栄養士!!

(教務 風野)