私立高校の前期入試の結果がほぼ出そろいました。
「合格」を知って、安堵の笑顔、うれし泣きの生徒もいます。
でもその一方で
「不合格」という結果を突き付けられた生徒たちも。
秀英の発表の場では、30分ほど立ちつくして泣いている生徒がいました。
発表を見て、あるいは塾に帰ってきて、塾に来れずに電話の向こうで、
「だめでした」
「現実は甘くなかった」
「なんとかなると思っていた」
そう言う生徒たち。
悔しさをこらえ笑顔でとりつくろうとする生徒もいます。
涙をこらえている生徒もいます。家で相当泣いてきたんじゃないかな、と分かるくらい目の周りが赤い生徒も。
「今までよく頑張ったよ。」という声をかけることもできるかもしれません。
しかし、私はそうしません。
生徒が自分で感じたこと、「現実は甘くなかった」「なんとかなると思っていた(自分は甘かった)」という言葉を、単なる言葉だけでなく、心からそう思って欲しいから。
自分の今までを悔い改めて欲しいから。
だから、心を鬼にしてこう言います。
「そうだ、現実はそんなに甘くないんだ」
「合格した人に比べて、君はまだまだ勉強が足りなかったんだ」
私も悔しいです。必死にこらえています、涙を。
合格を勝ち取らせてあげられなかった、私たちの指導にもまだまだ至らないところが多かった。もっと早く本気にさせられたら・・・、もっとできたことはあるんじゃないか。そういう後悔ばっかりです。
高校入試はまだ序盤戦。
これからできることはまだまだあります。
悔しさは人を成長させる。
本気になった人は強い。負けたままで終わるわけにはいかない。負けた悔しさを糧に逆転勝利を目指そう。
この1ヶ月間が一番伸びる時期だと信じて。
さあ、一緒に走りだそう。止まってなんかいられない。
ism誉田教室長 鴇田