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試練

昨日から、今年度の私立高校の前期入試が始まりました。

今日は、初日よりは和らいだ表情で学校に来た生徒が多かったです。
彼らが精神的にとてつもなく大きなプレッシャーを背負っているということは変わらないと思いますが。


入試が終わったら、家に帰って美味しいご飯を食べたい…というのが本当のところでしょうが 、誉田進学塾の生徒たちは、試験終了後すぐに塾に来ます。

何をするかというと、当日のレポート作成と答案の再現です。

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試験の直後は「あそこができなかった」「もっとああすればよかった」
…など、モヤモヤがたまっています。
それを紙に書くことで精神的にスッキリすることができますし、後期へ向けての課題も見えてきます。


しかしこの作業、生徒にとって簡単なことではないはずです。
なぜかって、それは自分の「弱さ」や「甘さ」など、見たくないものをたくさん見なくてはならないということですから…。

実際、塾に来てもなかなかレポート作成に気持ちが向かなかったり、適当に書いてしまう生徒も中にはいます。
涙が止まらなくてどうしようもなくなってしまう生徒もいます。

でも、目をそむけてはいけないんです。
自分のダメなところをしっかりと直視して、受け入れて、乗り越えていく。
それが入試の「試練」であり、彼らが精神的に最も成長できるときだから。

泣いたってかまわない。
でも、絶対に逃げずに最後まで立ち向かってほしい。

そうすれば、たとえ第1志望の高校に進学できなくても、必ず明るい未来が待っている。
そう確信しています。

(教務 佛坂)