こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
昨日、共通テストの情報Ⅰの講評を書かせていただいた
ばかりですが、改めて共通テスト情報Ⅰを振り返って
感じたことを、本日は書かせて頂きたいと思います。
情報と聞くと、インタネットやパソコンの授業というイメージを
持たれている方も少なくないと思いますが、
今年の問題に関しては、特殊な知識はほとんど出題されませんでした。
せいぜい大問3がプログラミングの内容であるだけで、
それ以外はいかに文章をよく読むかがかなり重要なのではと
感ました。
大問1は知識問題なので、教科書等を読んでおけば対策できますが、
そこまで難易度の高い設問ではないと感じました。
今回、情報Ⅰの試験は初年度ということもあったかも
しれません。
今年の情報Ⅰについて、『論理的思考力必要』という評価を
目にしたり、耳にしたりしますが、国語力というか、
文章を読んで理解する読解力が高得点の鍵になったと思いました。
なぜそのように感じるかと言うと、「情報Ⅰ」の問題文を見てみると、
一問がかなり長いからです。
また、近年、スマホやSNSの使用に伴い、長文を読む・読解する力が
低下しているのではという懸念がここに重なります。
情報Ⅰとは単にインターネットの使い方をいうものではなく、
まさしく情報を正確に読み取る技能を問う科目なのだと感じました。
学習指導要領では、情報教育の目標の観点を
「情報活用の実践力」、「情報の科学的な理解」、
「情報社会に参画する態度」の三つに整理されています。
そこにプログラミングが加わり、画面デザインが設問されているだけで、
本質的にはやはり文章や状況を正確に把握し、取り組むスキルが重要
なのだと思います。
来年はさらに技術的なプログラミングの内容が豊富となり、
より水準が高まる可能性はあるものの、
サンプル問題、試作問題を経て、今回の本試験の内容を鑑みるに、
昨今の「情報Ⅰ」が実際に教育現場で実施されている授業内容もまた、
パソコン作業というよりかは、国語のデジタルバージョンのようなもの
なのかもしれないと感じました。
ちなみに、大学入試センターが昨年の6/9公表した
『令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針』
の中の『出題教科・科目の問題作成の方針』の中で、情報Ⅰについては
以下のように記載されています。
〇 日常的な事象や社会的な事象などを情報とその結び付きとして捉え、
情報と情報技術を活用した問題の発見・解決に向けて探究する活動の過程、
及び情報社会と人との関わりを重視する。
問題の作成に当たっては、社会や身近な生活の中の題材、及び受験者にとって
既知ではないものも含めた資料等に示された事例や事象について、情報社会と
人との関わりや情報の科学的な理解を基に考察する力を問う問題などとともに、
問題の学研・解決に向けて考察する力を問う問題も含めて検討する。
〇 プログラミングに関する問題を出題する際のプログラム表記は、
授業で多様なプログラミング言語が利用される可能性があることから、
受験者が初見でも理解できる大学入試センター独自のプログラム表記を用いる。
実際に今年の問題と、問題の作成方針は一致していると思います。
情報に関するマニアックな知識や、パソコンを使うスキルというよりも、
情報の知識を活かして、与えられた課題に対応するような、
総合問題のような問題なのだと思います。
来年度以降、どのような問題が続いていくのか、
今後の動向が気になるところです。
(八千代緑が丘校 轟)
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