志望校を決めていくためには、どのような関わりがあるといいのか。
難しい問題です。
本人の望みと、ご家庭の望みが一致するのであれば、それが一番ですが、なかなかそうもいかない…。
本人が低めに、ご家庭が高めに。
おうちのかたは、「まだまだいけるんじゃない? 力をセーブしてない?」と思うことがあるでしょう。
本人が高め、ご家庭は「おぉ!」
実力相応校よりも上を目指すという意志はご家庭にとっては、喜ばしいものに映るでしょう。「がんばれ!」と応援したいところですね。
まぁ、稀ですが、本人が自分のことを全く分かっておらず、理想論を掲げるというケースもあるので、そのまま「がんばれ」といえないケースもあります。
最近、思うのです。
実は志望校を選ぶ、ということは受験生になってからの段階よりもっともっと前に準備しておく必要があると。
高校受験は、思春期を終え、いよいよ大人へと向かっていく時に迎えるもの。
ですから、中1,中2となると反抗期でなかなかに大変。
しかし、やっておく必要があるのです。
それは何か。
「どういう環境で、高校生活を送りたいか」という内発的欲求です。
内発的欲求というのは、自らの心から生まれるもので、誰かの働きかけで、いきなり動くものではありません。
となると、内発的欲求を形成するには、実は中学生になるよりもっともっと前から準備が必要です。
それは、「ご家庭の土壌」です。
ご家庭それぞれに、お子様を育てる考えがあると思います。
幼い時から、向かうべき土壌をご家庭に作り、子どもがその土壌で生活し、馴染んでいく。家庭の考えという、一番大切な基礎を作り上げて、少しずつ成長し、自立&自立とともに、「その土壌によって形成された自我へと歩んでいく」のだと思います。
子は、親を映す鏡といいます。
どうなってほしいか。それなれば、自分は何をするか。
やはり好奇心旺盛の家庭で育つ子は、そのように。
常にあきらめず、最後まで粘り強く取り組む家庭で育つ子も、そのように。
似たように育っていきます。
その成長過程で、誉田進学塾があります。
やはり塾に来るだけあって、「塾のような場で、切磋琢磨して、競い合って高めていく」という空間が、未来の進学先であったらいいな、と言う生徒は多くいます。
ご家庭が作った土壌に、誉田進学塾が+α。
学んで、新しいことを知り、自分が深めたいことを限界なく取り組んでいく。そしてまた、新しいことを知る。なかなかに素敵ですよね。
とすると、そのような進学先というのは、どうしてもレベルが高いです。
ただですね。
「レベルが高いから、人気校になった」
のではなく、
「人気校になったから、レベルが上がった」
のです。
今の自分から、努力をしてレベルアップした生徒が集まることで刺激はいっぱいあります。
私も経験があります。必死になって努力をして、その家庭で思い通りにならないことにいらいらしたり、うまくいって喜んだり、両親と話し合ったり、一人で思い悩んだり…。
今の自分からのレベルアップは決して簡単ではありませんでした。
しかし、願い叶っての進学先となると、何より「自分と同じように努力を重ねてやってきた友人と深いところで分かり合える」という経験が出来ます。
楽な道ではなく、狭きいばらの道だったけれど、その先にある光を目指してきた経験を分かち合えたのは、一番の財産です。
「あの時やっておけばよかった」と思うくらいなら、「結果がどうであれ、全力もってやってみよう」と挑んだ方が得られるものがあります。
志望校選びというのは、
・ご家庭での土壌づくり
・誉田進学塾にある「環境」と「友人たち」
の2つによってできてくると思います。
志望校選びは、成績がどうしても付きまといます。
「勉強しなさい」で、すぐ勉強してくれれば苦労がありませんが、なかなかそうはいきません。
なぜ勉強するのか。その先に何があるのか。
そして、どのような人間になって、どう生きていきたいのか。
深く考えれば考えるほどに哲学的な方へと進みますが、実はその哲学的なものこそ、ご家庭の土壌なのです。
そのうえで、塾選びをしていただけたらと思います。
中3生は、公立入試まで、あと5か月。
中2生は、あと5か月で「受験生」なります。
鎌取教室の教室紹介ページはこちら↓
http://www.jasmec.co.jp/kyoshitsuguide/k.htm
(内田)