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「次」に向けて

本日も張り切って宿題チェックです。
木曜日の鎌取は小5の授業があります。
時により波がありますが、ほとんどの生徒が宿題を提出します。
宿題タワー(というべきほどの高さになります)を移動する時も一度では持ち切れません。
2回に分けて運びます。
赤ペン、ハンコ、宿題チェック用名簿、完璧スタンプなど宿題チェックのセットを用意して、いざチェック開始です。

ノートを見てみると、色々なことがわかります。
例えば国語。
国語はまず文章を読み、解答を解答用紙(ノート)に書く。
すべて解き終わったら、○付けをする。
このような手順は全員よくできています。
ここでわかる違いは「○付けの丁寧さ」です。
国語ができる人、できるようになっていく人は記述にこだわります。
自分の解答文と模範解答を見比べて、何が足りなかったのか、どこを見ればよかったのかを分析します。
そして、自分の解答文の違うところにだけ打消し線を引いて、正しい解答を記述します。
このように、「なんとなく」「全体的に」あっているから○、間違っているから×などとせず、どこがどのように違うのかを見ているということは、どのように解けばよいのかを考えていることと同義です。そのように丁寧に進めている生徒はやはり国語ができるようになっていきます。

例えば社会。
社会の宿題は演習問題集です。
演習問題集は「まとめてみよう」と「練習問題」の2つで1単元となっています。
「まとめてみよう」はインプットのためのものですので、授業に参加して、埋められる空欄はどんどん埋めていく。埋められなかったものはテキストで調べながら「青ペン」で埋めていく。よく思い違いをしていることがあるのですが、まとめてみようはテキストを使って調べてもOKです。ただし、頭に残っていたことと、テキストで調べて分かったこととを区別するために、ペンの色を変えて書き込みます。
対して、アウトプットのための「練習問題」はテキストを一切見ずに解いて、○付けです。
できなかった問題はまだ定着していない問題ということですから、確実に解けるようになるまで直しをします。
ここでも違いが出るのは「○付けの丁寧さ」です。
社会がなかなか伸びない人は漢字が間違っていたり、正しい用語ではなかったりしても、流れで丸にしてしまう場合があります。
また、漢字で書くべき用語をひらがなのままにしていることもあります。
このような状態ではせっかく宿題をやったのに、間違えた状態や中途半端な状態で覚えてしまっていることになります。
テストで結果が出にくいのも仕方ありません…。

宿題は解くことが重要と思われがちですが、実は同じぐらい重要なのが丸付けです。
丸付けをいかに丁寧にやるかが、次につながることになります。
宿題はその時その瞬間のためだけにやっているのではありません。
宿題を通して自分の力を鍛えているのですから、宿題のすべては「次」につながっているのです。
丸付けを丁寧にする。
それだけで変わるものがあります。
まずはやってみましょう!

(教務 森山)