みなさんは、未来の自分を考えたことはありますか?
5年後の自分、10年後の自分…
でも、未来を考えるってなかなか難しいんですよね。
未来を考えるより、今やることで目いっぱいかもしれません。
今で精いっぱいで、未来を考えることすらできないかもしれませんね。
ですが、今がそのまま未来にはつながらないんです。
必ず人は変化して、大人になっていくんですから。
未来を想像することは難しいから、もしぐちゃぐちゃになってしまうようなら、今をがんばることに集中してください。
「今が全てではないけれど、今をがんばる。それが未来につながっていく」
…それが大事なのではないでしょうか。
勉強する理由は、人それぞれです。
別に、なくたっていいんですよ。
その内に、自分で決断する時が来ます。
やらなきゃいけないんだとか、やろうだとか。
自分がやらなければ、どうにもならないんだと知る時が来るんです。
他人のせいにはできません。
仮に人に言われてやったとしても、それは結局、自分が決めたことです。
その行動の結果は全て、自分にしか責任が取れないことなんです。
自分が選んだ行動で、自分の力で得た結果になるんですよね。
ただ、未来は誰にもわかりません。
予想して、ダメな事や嫌な事を回避する事は、いくらかはできるでしょう。
でも、やっぱりわからない。
中には、獣医になりたいから、面白い本を書きたいから、その夢を叶えるために勉強する人がいます。
問題が解けるようになったり、難しいことが分かるようになると楽しいから、勉強する人だっているでしょう。
そして、勉強する理由なんてないけれど、勉強する人もいます(私も中学生まではそうでした)。
勉強していく中で、宇宙や星に興味を持って、追求していく内に天文学者になったり…
英語が嫌いでたまらなかったけど、努力して得意科目にしたと思ったら、国際関係の職業に就いたり…
そんな風に、勉強していく過程でいろいろな発見と出会いがあって、それが、自分の道になる事もあるんです。
だから、未来は分からない。
だから、今をがんばればいい。
できない自分に腹が立って、逆にやってやろうと奮起できる時もあるだろうし、
できない自分が嫌になって、もうやりたくない…と投げ出したくなる時もあります。
それは人間だから、仕方ないんです。
でも、行動を起こせるのは自分しかいないから、周りのせいにはできないし、自分でその結果を真摯に受け止めなければいけません。
……自分の人生のことで、他人に責任を取らせてはダメです。
誰かに何か言われたとしても、決定して行動するのは、いつだって自分なんですから…。
そんなことを考える、初秋の夜でした。
(教務 風野)