こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
高校1年生または2年生で学校で「化学基礎」を履修しますが、
同素体について学んだことを覚えていますか?
同素体とは、同じ元素からなる単体で性質の異なるものです。
硫黄(S)、炭素(C)、酸素(O)、リン(P)の4つを
覚えるように言われると思います。
この中の硫黄については、「斜方硫黄」「単斜硫黄」「ゴム状硫黄」の
3つがあることを学ぶと思うのですが、ここでクイズです。
『ゴム状硫黄の色は何色でしょう?』
=================================
<八千代緑が丘 校舎紹介ページ>
http://www.jasmec.co.jp/koushaguide/pym.htm
<八千代緑が丘 校舎紹介動画 on YouTube>
https://www.youtube.com/watch?v=KOoM-l4YrOE
八千代緑が丘校ではいつでも無料で個別学習相談
を行っています。
勉強で困っていることのある方はいつでもおっしゃって下さい。
個別学習相談のお申込みはこちらから👇
https://www.jasmec.co.jp/toshin/reserve/premium_reserve.htm
=================================
ゴム状硫黄の色は、教科書でも長らく「褐色」であるとされてきました。
こちらの写真をご覧下さい。
これは私が高校生の時に使っていた教科書に掲載されていた
ゴム状硫黄の色です。
拡大するとこちら
写真のサイズが小さくて見づらいですが、
確かに「赤褐」と記載されています。
しかし、2009年に山形県鶴岡工業専門学校の17歳の少年が、
実験によってこれが誤りであることを指摘し、
教科書が書き換えられるという一件がありました。
現在、「化学基礎」の教科書に掲載されているのがこちら。
拡大するとこちら。
確かに、黄色いゴム状硫黄の写真が掲載されています。
その隣には「黒褐色になることも多い」と記載があります。
純度99%の斜方硫黄をもとにゴム状硫黄を作ると黒褐色のものが得られ、
純度99.5%の斜方硫黄から同様にゴム状硫黄を作ると「黄色」のものが
得られる様です。
それまでは、大学入試でも「褐色」が正解とされており、
当たり前のように信じられていました。
しかしながら、科学に「絶対」はなく、科学的であるということは、
すなわち反証可能性があるということです。
当たり前のように信じられていることの中にも、
誤りに気付いていないだけで、本当は間違っていることがあるかもしれません。
この一件は、少年の科学的な洞察力による見事な発見であったといえます。
みなさんも、日々の学びの中で「それは本当に正しいのだろうか?」
と疑問を持って実験をしてみると、ひょんな発見があるかもしれません。
(八千代緑が丘校 轟)
=======================
★冬期特別招待講習★
お申込みはこちらから👇
https://www.jasmec.co.jp/toshin/reserve/premium_reserve.htm
★Instagramはじめました★
フォローお願いします👇
https://www.instagram.com/honshin_premium/
<八千代緑が丘校 校舎紹介ページ>
http://www.jasmec.co.jp/koushaguide/pym.htm
新規開校!YouTubeはこちらから👇
https://youtu.be/KOoM-l4YrOE
=======================