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慶應義塾大学 文学部 自主応募制 傾向と対策 Part1

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

10月も半ばを過ぎ、いよいよ総合型選抜や学校推薦型選抜の
入試に向けた準備が佳境に入ってきました。

そこで今回は、慶應義塾大学 文学部 自主応募制による
推薦入学者選考についての傾向と対策について
書かせて頂きたいと思います。

試験当日には総合考査Ⅰと総合考査Ⅱが行われますが、
Part1では総合考査Ⅰについて書かせて頂き、
総合考査ⅡについてはPart2で書かせて頂きたいと思います。

基本的には、東京大学をはじめ、旧帝大の現代文の記述問題に
近い傾向があります。
論理性も大切ですが、それ以上に書くべき単語やキーワードを
抜き出せることが大切になります。

最近は300~400字での記述問題が出題されていますので、
解答の構成を考える際、『結論・根拠・具体例』をまずは
作成することを意識しましょう。


<総合考査Ⅰの傾向と対策>
【制限時間】
 120分

【構成】
 課題文に対して大問4つ。
 前半2問はそれぞれ現代文読解型、小論文型の問題。
 後半2問は 外国語作文。

【特徵】
 考査の課題文は非常に長く、A4に2段組で10ページ以上に及びます。
 例年、問1は現代文の読解問題、問2は小論文の問題でしたが、
 近年は問1と問2ともに現代文型の問題が出題されています。

 いずれのタイプの設問にせよ、課題文の内容を正確に把握する読解力が
 必須です。
 また、問1と問2は、文学部の一般入試と問題の形式が非常に近いのが特徴
 です。
 一般入試をメインに見据えている受験生が一般入試に向けた練習として
 自主応募制推薦にチャレンジするケースも少なくありません。

【対策】
 まずは、各設問で「何を要求されているか」を素早く正確に見極める力が必要です。
 全体の要約と特定の部分の説明のどちらが必要なのか。
 課題文の内容と自身の考え、どちらの整理を求められているのか。
 設問の要求を確定できれば、「どう答えるか」も必然的に決まります。
 初めは「何について」「どう答えるか」の2つを意識して過去問に臨むと良いでしょう。


問1 (現代文型読解問題)
 読解問題を解くには2つの読解スキルを磨く必要があります。
 ひとつは文章全体の主題・主旨・主旨の根拠といった大枠を掴む読解スキル
 もうひとつは、特定の範囲の文と文、言葉と言葉の論理的な関係を
 緻密に捉える読解スキル
です。

 前者の読解で設問の回答に必要なパラグラフを割り出し、後者の読解で
 解答を導きます。
 また、筆者の用いるキーワードの説明や、特定の言葉と回答の関連付けなど、
 回答の条件が付加されている場合は、必ずその条件を守りましょう。


問2 (小論文型問題 / 読解問題)
 例年小論文型問題が出題されていましたが、近年は読解問題の出題も
 増加傾向にあります。
 小論文型の問題では課題文を踏まえて設問条件に対する自身の意見と
 その根拠を示すことが求められます。
 制限字数が300字と短いため、回答内に無駄な要素は入れられません。
 長い論の展開も難しいため、意見と根拠を必ず入れた上で回答に必要な要素と
 その分量に優先順をつける ように意識しましょう。

 例えば、本文中の材料や意見と根拠、具体的な事例、予想される反論に対する
 再反論など、回答を構成する要素は複数あります。
 過去問での練習を通して各要素の比重や有無の調整に慣れ、自分なりの書き方を
 身につけると、本番でも焦らずに対応できます。

問3、問4 (外国語作文問題)
 直訳しづらい文章が課題文内から指定され出題されるため、
 必要に応じて指定部分をわかりやすい日本語に変換すると訳しやすくなります。
 変換した日本語をシンプルな英語で正確に書くことができれば、
 あえて難しい単語を使わずとも問題ありません。
 過去、洋々からは標準的な英語レベルの合格者が多数生まれています。


参考のため、過去の入試問題の解答例が掲載されている
URLがありましたので、リンクを貼っておきます。
参考になるかもしれませんので、良かったらご覧ください。

<自主応募総合考査Ⅰ 2019年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bb%e2%85%b0%e3%80%802019/

<自主応募総合考査Ⅰ 2018年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bb%e2%85%b0%e3%80%802018/

<自主応募総合考査Ⅰ 2017年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bb%e2%85%b0%e3%80%802017/

<自主応募総合考査Ⅰ 2016年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bbi%e3%80%80%e8%a7%a3%e7%ad%94/

<自主応募総合考査Ⅰ 2015年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e5%85%a5%e8%a9%a6%e3%80%80%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bb-2/

<自主応募総合考査Ⅰ 2014年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e5%85%a5%e8%a9%a6%e3%80%80%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bbi/

<自主応募総合考査Ⅰ 2013年 解答例>
https://everydayprep.jp/ao/bun_sogo/sogoi/%e6%85%b6%e6%87%89%e7%be%a9%e5%a1%be%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e3%80%80%e6%96%87%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%80%80%e8%87%aa%e4%b8%bb%e5%bf%9c%e5%8b%9f%e7%b7%8f%e5%90%88%e8%80%83%e6%9f%bb%e3%80%802013%e5%b9%b4/

<自主応募総合考査Ⅰ 2012年 解答例>
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<自主応募総合考査Ⅰ 2011年 解答例>
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(八千代緑が丘校 轟)

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ベクトルをうまく使いこなそう!

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

ある数学の先生がこんなことを
おっしゃっていました。

「日本ではベクトル教育は行われていない。
 指示に従って計算をすることはできるが、
 それはただベクトルを使った計算をやってる
 だけで、本当に身についているのかと言えば、
 身についていないのではないか!?」

確かに、9月に受験生が受けた東進の記述模試
においても、ベクトルの置き方を指定された状態で
解く問題形式でした。

図形問題において、生徒たちが積極的にベクトルを
活用して解いていけるようになればいいなと私も思います。

では、このような問題が出題された際、
皆さんはどのように解きますか?

ファイル 4206-1.png

問題設定を図に示すと下図となります。

ファイル 4206-2.png

こういったシンプルな問題は様々な解き方が
ありますが、この問題においてもベクトルを
活用できます。

ベクトルを活用すると言っても、活用の仕方は
様々ですが、私は下図のように座標を設定し、
そのうえで、ベクトルを活用して面積を求める
解き方が最も早く解く方法ではないかと思います。

ファイル 4206-3.png

なぜなら、ベクトルの座標を設定すると、ベクトル
の内積の計算を、座標の成分の四則計算によって
求めることができるからです。

実際に以下のようにベクトルを活用して
三角形の面積を求めることができます。

ファイル 4206-4.png

今回は、公式の導出も記載しましたが、
ベクトルを活用して三角形の面積の公式は
スラスラと導けるようにしたうえで、
覚えておきましょう。

ファイル 4206-5.jpg

今日も八千代緑が丘校では、
受験生も2年生も、個々の目標に向かって
学びに励んでいます。

(八千代緑が丘校 轟)

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早稲田大学 社会科学部 「総合問題」の対策

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、早稲田大学 社会科学部の
2025年度入試から始まる「総合問題」の対策について
ご紹介したいと思います。

社会科学部では初めての出題となる総合問題に
どのような対策をすれば良いのか、
不安を感じている方もいると思います。

今回は、新たに導入される総合問題について、
大学が公表しているサンプル問題を元に、
試験の概要と対策を見ていきます。

2023年4月に早稲田大学のホームページに公開された
サンプル問題がこちら↓です。
https://www.waseda.jp/fsss/sss/news/2023/04/06/11429/


早稲田大学ホームページによると、
総合問題は以下のように説明されています。

「「社会における諸課題に関する文章を読み解き、
 論理的思考力および表現力を問う問題とします。」

出典はこちら↓
https://www.waseda.jp/fsss/sss/assets/uploads/2022/12/2025ippansenbatsu.pdf

なお、サンプル問題は、2025 年度以降の一般選抜における「総合問題」を
イメージするために作成されたものであり、形式等については
実際に出題される問題に準じるものと考えられます。

ファイル 4338-1.png

サンプル問題の概要は以下の通りです。
大問数:2題
解答時間:60分

<各大問の形式>
大問1の問題文はA、Bと2つあり、
2つを読んだ上で設問を解くスタイルです。
それぞれ1500~2000字程度の文章となっています。
設問数は7問、うち6問がマーク式、1問が記述式です。
記述式問題は30字以内で、文意に沿って空欄部分に入る文章を記述します。

サンプル問題大問1の問題文A、Bそれぞれのテーマは以下の通りでした。

【問題文A】
 社会アイデンティティ理論に基づき、「意思決定」の実験の結果をもとに、
 集団間関係についての考察

【問題文B】
 エージェント・ベース・モデルの研究結果から、
 人種隔離が発生する過程についての考察

大問2は、2500~3000字程度の論考を読み、文意を踏まえて解く問題です。
設問数は8問、うち7問がマーク式、1問が記述式です。
記述式問題は200字以内で、文意を踏まえて考察し記述します。

ファイル 4338-2.png

<総合問題で求められる力>
社会科学部で入試方式を変更した理由について、
早稲田大学からは以下のように発表されています。

社会科学部は、高校段階での基礎的な学習から得た知識をもとに、
言語能力・数量的能力・情報活用能力を駆使して考え抜く力を持った者
受け入れることを目指しています。
この実現に向けて、下記の通り入試制度を変更いたします。

従来の方式に比べて、さらに言語能力・数量的能力・情報活用能力を生かして
試験本番の制限時間内で回答することができるかが重視されていると言えます。


<他大学入試の総合問題>
以前より総合問題を入試に取り入れている私立大学(社会科学部系統)があります。
総合問題の中でも、社会科学部と似たような社会での諸課題に関する
文章が出るところとしては、早稲田大学 政治経済学部の総合問題の大問1
が挙げられます。

ただし、社会科学部のサンプル問題と比べると、グラフの読み取りの比重が
より高いことや、問題文の量の差などの違いがあります。

ファイル 4338-3.png

<総合問題攻略のポイント>
ここまで述べたことから、早稲田大学が求める
「言語能力・数量的能力・情報活用能力」および「記述力」
「社会の諸課題に対する理解・関心」と言った面から、
早大社会科学部の総合問題攻略ポイントについて解説します。

①言語能力・読解力
社会の諸課題についての文章で、従来の国語の現代文の試験で
出ていた文章から多少の変化があるものの、引き続き高い言語能力・読解力
求められます。

また、問題文には記述式の問題もあるため、
素早く正確に文意を把握して問題に取り組む必要があります。

読解力を鍛えるために、日頃から様々な評論文に触れ、
考察する習慣を身につけることが大切です。

サンプル問題では空欄補充の選択式問題で、「対比」「排他的」といった
語の組み合わせを選ばせる問題がありました。
これは文意を把握し、空欄部分の意味を検討した上で、
それに合う語を正しく選ばなければならない問題でした。
読解力の基礎となる評論用語の意味理解も必要と言えます。


②数量的能力・情報活用能力
サンプル問題では、数学的計算を必要とする設問はなかったものの、
示されている研究結果の中には、数値的な表やデータが示されていました。

それらの情報の読み取りをもとに、文意を捉える必要があります。
また、問題文の文意を踏まえてそれらの実験パターンから
正しい解釈のものを選ぶ設問がありました。

そのため、数量的要素を含む研究結果、
データと文意を正確に結び付ける力
も必要となります。

③記述力
サンプル問題では大問1,2でそれぞれ30字・200字の
記述問題が出題されています。

大問1の記述は文意に沿って空所補充をする形、
大問2の記述は文章全体の内容を踏まえて、
社会問題の解決に向けた取り決めを行う際に注意することを考えて
記述する形でした。

試験時間は60分と短く、記述に充てられる時間は限られてきます。
実際に記述の答案を書いて国語の先生に添削指導をしてもらうことを積み重ね、
首尾よく制限時間内に必要な要素を組み立てることができる力を身につけましょう。
八千代緑が丘校では、文系スタッフの呉屋直哉が、丁寧かつ的確な指導を
行いますので、ぜひ、答案を書いた方は持ってきて下さい。

④社会の諸課題に対する理解・関心
入試問題は本文中からの読み取りがメインになります。
そのため、あらゆる時事問題を暗記しておかなければ
解けないということはありません。

しかし、社会の諸課題についての理解があることで、
文章理解が早まります。
社会の諸課題についてアンテナを張り巡らせておくことも大切です。

ファイル 4338-4.png

早稲田大学の社会科学部の総合問題は、学部のアドミッションポリシー
である「社会科学の学際的なアプローチで複雑な社会問題を多面的に解き明かす」
を実現するために、入学前に必要な力がある程度身についているか確認するための
試験といえるでしょう。

だからといって、特別な対策が必要というわけではなく、
語彙力、読解力、記述力等、現代文で必要な基礎力がベースとなってきます。

早めにこれらの基礎力を養うとともに、日頃から社会の動向にアンテナを立てて
しっかりと対策を行っていきましょう。

(八千代緑が丘校 轟)

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早稲田大学 社会科学部 英語の対策

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、早稲田大学 社会科学部の
入試制度についてご紹介致します。

早稲田大学社会科学部は他の私立大学の
社会科学部の中でも最難関クラスです。

特に英語の入試問題は例年、時事がテーマの難解な内容で、
十分な基礎力と時間内に膨大な英文量を理解する読解力が
必要になります。

ファイル 4340-1.png

<社会科学部の英語の入試傾向>
□問題量がかなり多い
英文量が大幅に増加しており、2019年度以降の長文4題のワード数は
「約3,900→約4,300→約3,900→約3,600→約3,800→約3,800」
で推移しています。
(ちなみに、2018年度は長文3題で約2,700でした。)

記述されている情報を整理しながら読み取る能力が要求されており、
設問は内容一致・不一致を中心に、語義選択や内容説明が出題されており、
文脈を正確に把握する力を養成する必要です。


□正誤判定問題が出題
社会科学部の英語では例年、大問1で文法・語法の
正誤問題が出題されます。
例年9~10題が出題されるので確実に対策しましょう。

「No Error」という選択肢が含まれるなど、
誤りでない英文も見抜く必要があるため、難易度が非常に高いです。

一方で語彙、文法構文の基礎的な知識があれば解答できる問題も
数多く含まれることから、確実に得点できる問題で
点数を確保することが重要です。


□時事的テーマが頻出
社会科学部で出題される長文読解のテーマは社会論が主なため、
専門的な用語が含まれ、語彙レベルが高くなっています。

また例年、英国の週刊新聞であるThe Economistの抜粋が出題される等、
時事的テーマを含んだ非常に難解なものが多いです。

2021年度は「自律型介護ロボットの実用化について」
「コロナ禍での障碍者の困難について」など、
直近の社会情勢に関連した内容が出題されました。

日頃から新聞や雑誌の記事などで、その種のテーマのものを読み慣れて
おきましょう。

ファイル 4340-2.png

<社会科学部の英語の対策>
□正誤問題は参考書で対策しよう
正誤問題は選択肢に誤りが無い場合も含んでいるため
難易度が高いです。しかし、高い文章レベルであっても、
問われている部分は基礎的な内容です。

基礎的な文法力が身に付けば確実に得点につながる問題でもあるため、
意欲的に取り組みましょう。

人称代名詞や時制、関係詞といった基礎を抑えるため、
正誤問題専用の参考書を使って繰り返し勉強しましょう。

お薦めの問題集は『ス-パ-講義英文法・語法正誤問題』
ファイル 4340-3.png
著者 :高沢 節子
出版社:河合出版


□過去問を何度も繰り返し解こう
社会科学部は例年、英語新聞や雑誌の抜粋から出題されます。
そのため、出題される長文の難易度の把握のため、
社会科学部の過去問を最低5年分、志望学部であれば10年分解きましょう。

学習環境や時間設定など、本番と同様の条件で過去問を解くことで、
時間配分や苦手分野が見えてきます。

設問内容も例年共通しているため、形式に慣れることで
解答速度も大幅に向上します。

また、早稲田大学は設問形式がほとんどの学部で似通っているので、
様々な文章に慣れるためにも他学部の過去問まで解きましょう。


□長文は段落ごとで論旨を明確に把握しながら読解しよう
長文は難解なテーマの上に、問題全体を通して膨大な英文量になります。
また、選択肢は多くて7択程ありますから、
選択肢を読解するだけでも時間がかかります。

そのため、高度な速読力・読解力が求められ、パラグラフリーディングを通して
段落ごとに論旨を正確に把握しながら長文読解をすることが不可欠になります。

その際、解答の根拠となる部分を図式化する習慣をつけましょう。

正確な読解力を身に付けるために、各パラグラフの論旨を意識しながら読むことが重要です。

一つの段落には一つの論旨が書かれています。

各パラグラフにおいて、論旨を明確に把握しながら読み進めていくことで、
文章全体の効率的かつ正確な読解につながります。

その際、「FirstlyやFinally」等のディスコースマーカーと呼ばれる
論理展開の目印を意識すると素早い論旨の把握につながります。

パラグラフリーディングについて学べる問題集としてお薦めなのが
『パラグラフリ-ディングのストラテジー ② (実戦編私立大対策)』
です。
ファイル 4340-4.png
著者 :福崎 伍郎、島田 浩史、米山 達郎
出版社:河合出版

□単語帳で十分な語彙力をつけよう
社会科学部は長文のテーマが難解であるため、
難しい単語や熟語が頻繁に登場します。

しかし、難しい単語が登場したとしても、
冷静に読解を進めることができれば
前後の文脈から類推できるものがほとんどです。

語彙力が高いことに越したことはないですが、
まずは基礎的な単語集の知識を確実に身に付けましょう。

その上で日頃から様々な文章に触れ、知らない単語でも
文脈から意味を類推できる力を習得しましょう。

お薦めの単語帳は
『大学入試英単語 SPARTA3 mastery level 1000語』
です。
ファイル 4340-5.png
著者 :関 正生
出版社:かんき出版


また、スタディサプリの英語講師として活躍されている
関正生先生の早稲田大学の英語の過去問について
話をしている動画がありますので、そちらもぜひ
見てみてください。こちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=WLxSp5gMQIs&t=1059s

(八千代緑が丘校 轟)

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【入試制度】早稲田大学 社会科学部

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、早稲田大学 社会科学部の
入試制度についてご紹介致します。

ファイル 4339-1.png

試験日 :2025年2月22日(土)
募集人数:270名 (総合問題型)
     100名 (数学型)

試験科目 (総合問題型)
 □共通テスト2教科2科目 (配点:120点)
  英語と国語は必須 (配点:各40点)
  選択科目  (配点:40点)
   選択科目としては、社会科目、理科科目、数学
   から1科目選択する形です。

 □個別試験:英語 (配点:60点)

 □個別試験:総合問題 (配点:60点)

240点満点で、半分が共通テストのスコア、
残り半分が個別試験のスコアとなります。

共通テスト:個別試験 = 1:1
となり、何だか国公立大学の入試みたいですね。

ファイル 4339-2.png

【社会科学部に合格するためには】
共通テストの配点が50%を占めているため、
国公立志望の生徒と同じように、
共通テスト対策は念入りに取り組んで
頂きたいと思います。

更に、個別試験対策ですが、
まず、気になるのが、今年から導入された
総合問題ですね。

端的に言えば、ちょっと変わった現代文の問題
といったところだと思います。

詳細は別のブログに記載致しますが、
論理的思考力と要約力があれば、
十分に戦えると思います。

総合問題の対策のお薦めの参考書として2冊あります。

1冊目は『現代文読解力の開発講座』です。
ファイル 4339-3.png
著者 :霜 栄
出版社:駿台文庫

文章を要約する力や本文の中の重要な部分を
見つける力を育む
ことができます。

そして、お薦めの問題集の2冊目が
『現代文解答力の開発講座』です。
ファイル 4339-4.png
著者 :霜 栄
出版社:駿台文庫

こちらの問題集で、どのように設問に
解答していけば良いのか、本文からの
抜き出しのコツを身に付けていっていくと
かなり力をつけることができます。

大学受験でこの手の問題(総合問題)は多くないため、
上記の問題集に取り組んだ後、直前期の練習としては
『慶應義塾大学 商学部の小論文』がお薦めです。

こちらは、ある程度、問題の傾向が近く、
論理的思考力や因果関係の読み取りが問われる問題
であるため、良い練習になると思います。

他には、
『青山学院大学の総合問題』が挙げられます。

グラフを読み取って、理解できているかどうかを
問う記述が多いため、良い練習になると思います。

ファイル 4339-5.png

一方、個別試験の英語についてですが、
早稲田大学 政治経済学部の新入試導入時の英語や、
共通テスト初年度の英語など、早稲田大学のこれまでの傾向や
入試改革初年度は大きく傾向が変わらない
(傾向を大きくいきなり変えると全体の難易度調整・得点調整
(ばらつきが出なければいけない)・批判への対応が非常に難しい)
ことを踏まえると、これまでの社会科学部の英語から大きく変化しない
可能性が高い
と思います。

総合問題で論述をわざわざ入れていることや、
早稲田大学の大学改革の方針、大学でも英語のライティングを
させる授業を増やしていることから考えると、
英語の試験で自由英作文を課す可能性があると思います。
ですから、できれば、英作文の練習もしておきましょう。
早稲田大学の他学部を併願する受験生で、法学部などの英作文が課される学部
を受験される方は、社会科学部も視野に入れて対策に取り組んで頂ければ
と思います。

従来の英語の入試問題を考慮した対策については、
また別のブログで記載します。

(八千代緑が丘校 轟)

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【学部・学科紹介】早稲田大学 社会科学部

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、早稲田大学 社会科学部について
ご紹介致します。

ファイル 4373-1.png

社会科学部は、「社会科学の総合」をコンセプトにしています。
社会科学(Social Science)と社会学(Sociology)は日本語で書くと
言葉は似ていますが、内容は異なります。

社会科学は、社会を科学的、あるいは学問的に記述し、
分析し、理解しようとする学問の総称です。

ですから、社会科学が網羅する領域は、
法律学、経済学、政治学、社会学、+α(人類学、社会心理学など)
です。

一方、社会学の対象は、社会、あるいは社会的なるものです。
経済、法、政治のような特定の区分された領域ではなく、
それらを含む「社会」という大きな広がりと、その中の
様々な「社会」や「社会問題」や「社会的なるもの」を
社会学は対象としています。

このような違いがあります。

ですから、早稲田大学 社会科学部では、政治学・経済学・法学・商学などの
伝統的な社会科学をベースにし、そこに人文科学・自然科学を加えた
社会科学部のカリキュラムは、幅広く様々な学びを提供します。

ファイル 4373-2.png

【カリキュラムの特徴】
社会科学部のカリキュラムは、学生個人の興味に応じた設計が可能となるように
高い自由度を有しています。

2年次春学期までは、どんな学問にも必要とされる基本的な手法やツール、
「社会科学とは何か」を学びます。

2年次秋学期以降はコースを選択し、より専門的な内容を持った専門科目、
社会科学総合研究などの学際科目を履修していきます。

専門分野のゼミナールは2年次秋学期から履修でき、
社会科学総合、政治学、法学、経済学、商学、人文科学、自然科学
の7つの分野に約60のテーマが設定されています。

このことを踏まえると、政治経済学部、法学部、商学部などを併願する受験生
にとって、併願するには内容面的に合っていると言えると思います。

そして、2年次秋学期より、自分の関心分野を定めて高度な学際探究力を育むことを目的として
5つのコースから1つを選択します。

①『平和・国際協力』コース
効果的かつ公正な平和・国際協力をめぐる研究・実践について、総合的に学び、実習します。
今日の社会空間の越層性(glocality)、多様な公共問題の交差性(intersectionality)、
公共、市場、市民社会等異なるセクターを架橋する協働(governance)軸として、
cross-disciplinaryな知見とスキルを涵養します。

②『多文化社会・共生』コース
世界各地域の多様な歴史・宗教・文化・社会を人文科学の学知として学び、
政治・法律・経済などの社会科学の学知を融合させ、多文化共生社会に生きる
地球市民としての豊かな専門性とグローバルな教養を身につけます。
言語的・文化的背景を異にする人々と対話する知性と協働する実践力を合わせ持つ
人材を世界に送り出します。

③『サスティナビリティ』コース
将来世代に良好な自然環境を承継しつつ、社会経済の発展を実現することについて、
構造的な理解を得ます。地球温暖化を緩和するための脱炭素社会の実現、
森林・里山・海域の適切な管理による生態系と地域環境の保全、食料・エネルギー・資源
の保全など持続可能な発展の問題について、政治、経済、社会、制度などの視点で分析します。

④『コミュニティ・社会デザイン』コース
都市・農村地域などコミュニティにおける社会・経済・文化・環境の
複雑な課題についてコミュニケーション・メディア、計画・開発、
政策過程論を基礎としながら市民の相互理解と主体性、企業の社会的責任、
公民協働をベースとしたデザイン思考アプローチから、
課題解決および未来創造の専門知とスキルを修得します。

⑤『組織・社会イノベーション』コース
企業に競争力強化と持続的な成長・発展をもたらすとともに、
顧客やさまざまなステークホルダーに対する価値を高め、
社会経済的な変革と進化をも生み出すイノベーションに、
経済学、経営学、社会学などの理論や分析枠組みを用いてアプローチし、
その効果的な創出法と経済社会へのインパクトを洞察する能力を身につけます。

ファイル 4373-3.png

【ゼミナール】
約60クラスあるゼミナール(ゼミ)には、おのおの異なるテーマが設定されています。
ゼミには、1学年10~15名程度の共通の関心を持つ学生が集まります。
毎週行われる授業、休みの期間を利用して実施される合宿のほかに、
現場研修や、海外フィールドワークが企画されるゼミもあります。

授業を通して、多くの友人が得られるのもゼミの大きな魅力のひとつです。

社会科学部のゼミは2年次秋学期から始まります。
各ゼミでは、関連して履修すべき科目や、学年の進行に合わせて
個々の学生が設定する課題と、それを解決するために必要な科目を紹介するなど、
担当教員が個々にアドバイスを行います。

ファイル 4373-4.png

社会科学部に所属されている先生方を見ていると、
マーケティングや流通をご専門にされている
野口智雄 教授の研究が面白いなと思いました。

マーケティングジャーナルに掲載されている論文
『日本の流通システムと小売価格の関係』がこちら↓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketing/12/2/12_1992.035/_pdf/-char/ja

どんな研究をされているのだろう?と興味のある方は
是非ご覧ください。

ファイル 4373-5.png

今回は、早稲田大学 社会科学部について
ご紹介させて頂きました。

詳細についてはこちら↓の
デジタルパンフレットをご参照ください。
https://admission-ebro.w.waseda.jp/ebro/ug/sss_jp_2024/index.html#page=20

(八千代緑が丘校 轟)

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どうやったら入試問題を解けるようになりますか?

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

今日も朝から多くの受験生が
志望校合格に向けて学習に励んでいます。

そんな先輩たちの背中を見て後輩たちも
勉強に励んでいます。

高校2年生のAくんは、実際の入試では
どのような問題が出題されるのか、
興味深々です。

ファイル 4204-1.jpg

そこで、Aくんに実際の入試問題が、
どのような難易度なのか、紹介しました。

「う~ん、こんな問題、これまで見たことがない…」
と、興味深々に入試問題を見つめるAくん。

程なくしてAくんからこんな質問を頂きました。

『どうやったら、こんな難しい問題を解けるように
 なるんですか?』

と。

この質問に端的に答えると
『経験を積むこと。
 そして、その経験を活かせるように
 頭の中に残しておくこと。』

となります。

中には「こんな問題、誰が解けるんだろう…?」
と思わず感じてしまう難問も確かにあります。

ただし、合格するためには、入試で満点をとる必要は
ありません。合格するのに十分な点数をとれば良いのです。

いざ入試問題を解いてみて、解けなかった問題の
解説を読むと、
『あっ、この考え方は知っていたけれど、
 問題を解くときに出てこなかった…』
と感じる受験生は多くいます。

そう、解けなかった問題においても、
解くのに必要な知識を実は経験していた
というケースが多いんです。
逆に、「初めて知った」というケースが多い受験生
がいたら、それは勉強不足です。

では実際の例をご紹介します。
こちら↓は東北大学の今年の春の数学の入試問題の一部です。
ファイル 4204-2.png

そして、こちら↓は東進のテキストに掲載されている問題の一部です。
ファイル 4204-3.png

どうでしょうか?
『あっ、そっくり』だと感じるのではないでしょうか。
ですから、今年の東北大学の上記の問題は、
東進の数学の授業を受けて、しっかりと復習していれば、
スラスラと解ける問題なんです。

しかし、多くの受験生は
『これまでにその問題の類題を経験しているにも関わらず
 いざというときにその解法を使えない…。』
というケースが多いと思います。

では、どうすれば改善できるか!?

それは、問題を解く毎にしっかりと教訓を頭に残し、
問題を解く際に手が詰まった際には、
「これまで解いた問題の中で、似た問題はなかっただろうか?」
「自分の知っている解法の中で、今回使えるものはないだろうか?」
と記憶を手繰り寄せることが大切だと思います。

ファイル 4204-4.jpg ファイル 4204-5.jpg

入試問題に限らず、定期試験や日頃の問題演習の際に、
「これは難しい」という問題に出会った際には
上記のコツを試してみてください。
また、問題を解く度に、その経験を頭に残すことを
意識してくださいね。

(八千代緑が丘校 轟)

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上智大学 TEAPスコア利用方式 世界史の対策

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、上智大学 TEAPスコア利用方式の
世界史の対策の対策について書かせて頂きたいと思います。

ファイル 4336-1.png

【2024年度入試の問題分析】
例年と同じく、長い文章が提示され、
それに関連した問いに答える形式でした。

大問が1題、設問が7問であり、問題数としては2023年度と同様の
出題でした。
設問1では文章中の下線部が示す内容に関する設問が5問出題され、
いずれも4択問題でした。
2023年度と同様に、2024年度もすべて正誤判定でした。
難易度は2023年度と同様といえます。

設問2では、制限字数200字以内の論述問題が出題され、
字数は2023年度と同じでした。

設問2では、制限字数300~350字の論述問題が出題され、
これも2023年度と同じでした。

指定語句は2023年度同様、前者の論述に与えられました。
設問2は2023年度と同様に論述頻出テーマであり、
設問3では会話を読み取りつつ論述を行う問題である点も
2023年度と同様でした。

設問2では論述問題の対策を行っているかを試し、
設問3では「世界史」について考察を行わせたうえで論述力を試す

という、上智大学が求める人材像が浮き出る問題だったと思います。

ファイル 4336-2.png

【2025年度入試対策・学習アドバイス】
□記号問題:正誤問題の対策を
資料中の下線部に関する正誤判定は単なる丸暗記では対応できないため、
対策として教科書を読み込んで世界史の内容を整理したうえで勉強を進めましょう。

演習については明治大学や関西学院大学の4択正誤が難易度・形式が近いため、
それらを利用するのがよいと思います。

□論述問題①:範囲傾向
2015年度に始まったTEAPスコア利用方式入試では、
2017年度の「近代ロシアとアジア」を除いて
近世~現代欧米史を中心に出題されています。

しかし2023年度は、中世ヨーロッパ史という
これまでにない傾向で出題がされ、
2024年度は「世界史」をテーマに古代から現代までの各地域について
出題が行われたため、以前に出題されていない範囲についても
警戒しておくべきでしょう。

□論述問題②:資料読解
2024年度の論述問題は「世界史」を主題とした設問文や資料を読み取りつつ、
「現代において世界史の過去の在り方を学ぶ意義」に関する会話文を踏まえて
述べる問題でした。

設問文や資料を正確に読み取り、それに答える能力は
実際に論述問題に挑まないと身につきません。

また、宗教やマイノリティなどのテーマを狙ってくる傾向にあるため、
宗教やマイノリティの人々が各時代・地域で置かれていた状況や
その意義を確認しながら勉強を進めることも対策として重要です。

□論述問題③:論述の組み立て方
特に論述の構成に苦労するのは300~350字の論述問題だと思います。
これほどの字数になると、1題の論述問題のなかで複数の内容について
問われている可能性が高いです。

そのためこうした長さの論述問題の答案を作成する際には、
問われている内容をすべて答えているか確認しながら答案を作成する
必要があります。

他大学の問題で演習を行う際には、
字数が近い問題を演習したい場合は京都大学の論述問題を、
資料を参照しながら論述する問題を演習したい場合は字数こそ多いですが
東京外国語大学の論述問題を利用するとよい
と思います。

そして作成した答案が、設問要求に沿って書けているかどうか、
史実の誤りを書いてしまっていないかなどは自分で判断することは難しいため、
答案を作成したら世界史の先生に添削をしてもらってください。

ファイル 4336-3.png

上記のことをおさえたうえで、とにかく過去問を
解きまくって、合格を目指して、頑張っていきましょう!

(八千代緑が丘校 轟)

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上智大学 TEAPスコア利用方式 日本史の対策

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、上智大学 TEAPスコア利用方式の
日本史の対策の対策について書かせて頂きたいと思います。

ファイル 4335-1.png

【2024年度入試の問題分析】
大問は1題、小問は20問で、やや増加しました。
総字数約5,000字の問題文が提示されました。
(例年は4,000字程度だが、10,000字を超えた年度もあります)

テーマは「建造物の弊害」で、ウクライナ戦争による建築資材の高騰による、
大阪万博のパビリオン建設の遅れを文頭に持ってくるなど時事ネタを踏まえた
出題でした。

これまでの「移民や難民の発生と受け容れ」「ジェンダー構造の変遷」の内容と
照らし合わせても、受験勉強で学ぶというより普段から耳にするテーマです。

現代の世界が抱える問題を扱い、例年どおり、例題文の内容を理解しなければ
解答できない高度で考えられた出題
でした。

出題形式は、論述2問(100字・200字)をはじめ、
史料も一部使用され、空欄補充・正誤問題・短文選択など
多岐にわたっています。

論述問題は従来に比べると、日本史の内容で書くことができる内容だったため
(さらに4つのなかから1つのテーマを選んで書くことができる)、
日本史の受験勉強をそのまま生かせたと思います。

アメリカやイギリス、ドイツ、フランスの議会(国会)の写真が用いられるなど、
歴史総合的な問題もありました。

ファイル 4335-2.png

【2025年度入試対策・学習アドバイス】
上智大学のTEAPスコア利用方式入試では頻出テーマを予想することは
できません。

しかし、日本および日本人が直面している問題、
つまり受験生が日々考えなければならないテーマを長文の問題文を
使用する形式で出題されます。

引用された問題文の総字数は約3,000~10,000字とばらついていますが、
試験時間内で読解することはかなり困難だと思います。

また、史料・統計表・図版・地図が使用されることもあります。
そして問題文や史料・統計などで提示された情報を読み取って、
正解を導き出さなければならない短文選択の出題が定着しています。

例えば、年号問題では語呂合わせなどで記憶した年号が問われるわけではなく、
問題文の内容から推定できる年号が問われます。

また、語句選択問題も例題文の内容をきちんと把握できないと正解にたどりつけない
問題が多いです。

ただし、短文・年号・語句ともに日本史の基本知識を前提としないと解答できないように
工夫されています。

基本的な知識を習得し、その知識を活用して、短時間で与えられた情報を分析できる
学生を求めている
ことがわかります。

それでは、どのような学習を積めばよいのか。

まず教科書を「なぜ」という視点をもって、興味を持って読んでください

また、新聞の記事のなかでも世界情勢など日本にも影響を及ぼすような
話題は読んでおきたいところ。
しかし、これだけでは実戦力を養成することはできないのすが、
TEAPスコア利用方式入試に対応した問題集は存在しません。

そこで共通テストの過去問などを使用して情報分析の基本的なトレーニングを行い、
東京大学や慶應義塾大学などの過去問を利用して応用力を養成しましょう。

例えば、統計表を利用した論述問題ならば慶應義塾大学(経済学部)で出題されています。
また提示された文章から情報を読み取り、基本知識を前提に解答をまとめる問題は、
東京大学や慶應義塾大学(文学部)
で出題されています。

ファイル 4335-3.png

上記のことをおさえたうえで、とにかく過去問を
解きまくって、合格を目指して、頑張っていきましょう!

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上智大学 TEAPスコア併用方式 現代文の対策

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は、上智大学 TEAPスコア併用方式の
現代文の対策の対策について書かせて頂きたいと思います。

ファイル 4334-1.png

【2024年度入試の問題分析】
TEAP利用型入試の国語は、現代文・古文・漢文の3題で、
試験時間は60分です。

現代文では、2021年度は日本に伝わってきた明の銅銭に関する
歴史学的文章、2022年度は夏目漱石『文学論』をもとに論じた文章、
2023年度は誤謬に関するデカルトの考えを論じた文章、
そして2024年度は近代科学の特性を論じた文章が出題されており、
特定分野への偏りは見られません。

1題あたりの分量は各年とも3,000~3,500字程度と標準的です。
問題文としては、2018~2021年度までの4年間、
同一著作からの2~3の文章の組み合わせに図表が挿入される
という独特の形式が続いていましたが、2022年度には一転、
随所に文語調である夏目漱石の文章が引用されました。

図表を含まない単一の文章が出題され、2023・2024年度は
ごく典型的な単一の評論文となり、形式上の特殊性は影を潜めたといえます。
ただし、この状況が2025年度入試においても継続するとは限りません。

設問は大半が4択の客観式で、解答数は10~11。
本文中に傍線部が数多く引かれ、その内容や理由について問う形態は
上智大学入試おなじみのスタイル
です。

加えて空欄補充も1問見られました。
反面、漢字は出題されていません。

個々の設問の難易度は標準~やや難のレベルですが、
解答時間の割に設問数が多いため、短時間で的確な判断力を発揮し続け、
高得点を取る
必要があります。

ファイル 4334-2.png

【2025年度入試対策・学習アドバイス】
上智大学入試問題の厄介な特徴は、
第一に傍線部とそれに関する設問の多さであり、
第二に選択肢のまぎらわしさであり、
第三に解答時間の短さであるといえます。

そこで、順に説明しながら、効果的な学習法を模索していきましょう。

□迅速かつ的確な選択肢吟味が不可欠
まず設問の多さですが、設問の多くは傍線部前後の文脈を的確にたどることで
正解の手がかりが得られるものとなっています。

そこで、設問を読み、傍線部前後を慎重に確認しながら選択肢を吟味し、
正解を確定するという過程を繰り返し練習していくこと
が有効です。

私立大学型で難度が高めに設定された問題集で積極的に練習していくと良いです。

□選択肢と本文の関係を徹底分析する
正解がかなり特定しにくい設問もときに見られます。
(悪問と言ってしまいたくなるような…)

問題演習の際にそうした設問に出合ったら、
練習段階ではじっくりと腰を据えて、
各選択肢が正答や誤答となる根拠を徹底的に分析してみましょう。

信頼できる人と議論するのも効果的です。
八千代緑が丘校では、現代文を得意とする文系スタッフの
呉屋直哉がおります。
ぜひ、現代文で何か困った際には、呉屋に相談してみましょう!

相談・議論することで、当初は見えていなかった筋道が見え、
それが精密な読解の訓練ともなります。

□読解と解答を並行して進める訓練を
試験時間が短く、本文全体を熟読してから設問に取りかかるのでは
時間が足りないため、上智大学入試に関しては、本文の読解と設問への対応を
同時並行で進めるのが現実的
です。

過去問を題材に、限られた時間内で、読みの精度を落とさず解答する訓練を
積んでいきましょう。

TEAPスコア利用方式の過去問数には限りがあるので、
解ききってしまったら他の日程の過去問も入手し、
選択肢吟味の練習材料にするとよいでしょう。

2021年度まで出題されてきた複数の資料の組み合わせによる多様な出題は、
大学入学共通テストとの関連性が高かったですが、ここ3年は単一文章からの
出題が続いています。

この傾向が2025年度入試でも踏襲されると見るならば、
TEAP利用型入試の過去問よりも、単一文章からの出題である
他の日程の問題にあたった方が得策とも考えられます。

ファイル 4334-3.png

上記のことをおさえたうえで、とにかく過去問を
解きまくって、合格を目指して、頑張っていきましょう!

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