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顔を上げて一歩前へ

1/17に始まった私立前期入試も一段落。結果も出そろいましたが、生徒の表情は悲喜交々です。

全員受からせてあげたい、笑顔の花を咲かせたい、普段のがんばりを見ていると本当にそう思います。ですが、現実は厳しい。頑張った人がすべて成功するわけではない。当たり前の真理です。しかし、その厳しい現実に怯みながらも一歩ずつ前に進めるか、高校入試とはそういう試練なのだと思います。

「あれだけ頑張ったのに…」「なんであの時…」 どうしてもそういう思いが出てきます。それは当たり前。それがいけないということではないのです。それだけ頑張ったからこそ見えてきたものがある、その時の失敗があるから進歩がある、それを抱えて前を向いてほしい。入試はまだまだ続きます。もちろん、入試の先の人生も続きます。

極端な話、第一志望の学校に行けたとしても、何が待っているか分かりません。不本意な進学先で運命の出会いがあるかもしれません。ですから、どこの学校に進学したかではなく、その過程に胸を張れるかが重要なのです。まだまだ入試は続くといっても時間は有限。立ち止まっている暇はありますか。過去・現在を変えることはできません。しかし未来は違います。「あの時の挫折があるから今の私がある」そう言い切れる未来を目指して、一歩前へ。

【教務 森賀】