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宿題はきちんとやります。

「あの時はできたのに…」
「宿題ちゃんとやったのに!」
「やったことは覚えてるのに…!」
と思ったことはないでしょうか?

勉強は思考力と記憶力、応用力などあらゆるものが鍛えられる道具です。
社会では人間関係にも、仕事にも思考力や応用力が求められます。
しかし、思考するにも、応用するにも、基礎となるものがなければ、0からすべてを創出するほかありません。
先人たちが行ってきたことすべてを一人の人間が創出するのは時間的にも空間的にも不可能です。
だからこそ、人は学びます。
先人たちの行ってきたことを学び、それをもとに発展させる。
そうすることで人類は発展してきました。
思考力、応用力を鍛えるなら、基礎を身に着ける必要があります。
その基礎の一つが知識です。

知識は記憶でもあります。
記憶するに最も効くのは「覚えていないことを自覚」し、「覚えるまで繰り返す」ことです。
勉強に言い換えると、「できるかできないかを実際に解いて」みて、「できなかった問題はできるまで解きなおす」ことです。
これは宿題のやり方と同じです。

宿題でよく見られるのが「丸付けまで」で終わらせているノートです。
これでは「できるかできないかを実際に解いて」みてるだけで終わってしまっており、繰り返すことができていません。
しかし、記憶でより重要なのはこの「繰り返し」です。
何事も反復して体に、脳に刷り込むことで血となり肉となります。
この反復が足りないと、テスト中に冒頭のセリフが出てきます。
これは非常に悔しい。
全然わからなかったら、次にできるようになろうと思えますが、「やったのに」「わかるのに」となるとなかなかそうは思えません。
悔しさだけが残ったり、試験後に自己採点をして「あぁ、そうだった。わかってるからこれは大丈夫」と変に安心してしまったりします。
宿題で「すべて問題を正解できる」まで直しを繰り返していると、このような経験は減少します。
そして、このような経験が減少すれば、成績は確実に向上します。

最後までしっかりやり遂げることは今の自分の学力向上につながり、将来の自分を鍛えることにもなります。
大人への一歩として宿題はきちんと仕上げましょう!

(教務 森山)