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本質的な理解

siriusの新年度が始まってから1か月が経とうとしています。

昨年から引き続き、みんな真剣勝負で授業に臨んでいます。
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最初と比べると勉強する内容自体も難しくなってきた頃かと思います。
理科の授業をやっていると、
「あぁ、本質的にわかっていないと解けないんだな」
と思うことが増えた気がします。

たとえば、5年生の理科の問題で・・・

「60℃の湯200gと0℃の水50gを混ぜたら、何℃の水になるか?」

という問題。
60℃の水200gが持っている熱12000cal(60×200)を、2つの水を合わせた250gの水に加えるんだなぁ・・・と考えていきます。(ちなみに、1calとは1gの水の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量のことです)
計算式としては

60℃ × 200g ÷ (200 + 50)g = 48℃

この問題自体はあんまり難しくないんですが、
これをただの公式暗記にしていると、次のこの問題で困るんですよ・・・


「50gの氷が水に変化するのに必要な熱量が4000calの時、70℃の水250gと0℃の氷50gを混ぜたら、何℃の水になるか?」

よくわかっていない人は案の定・・・

70℃ × 250g ÷ (250 + 50)g = ・・・あれっ!?割り切れない!!

ってなるんですよ。(ちなみに答えはちゃんと割り切れて、45℃になります)
めんどくさそうな式を出してしまってよくわからないって人もいるかと思うんですけど、結局何が言いたいのかって、

「今回の単元は"熱"ってものが何のかきちんと説明できないと勉強したことにならないよね」

ってことです。

単なる暗記にならないよう、生徒が本質的に理解できるよう、指導していきます。

教務 佐藤