counter

記事一覧

身近な話題に目を向けて

sirius鎌取からお送りします。

授業や生徒の様子をお送りしたいところなのですが、今回は少し勉強の方法についてお話ししたいと思います。

中学受験の社会は、ただ単に知っている、知らないの知識だけで問題を構成されているわけではありません。
テキストにも載っていない、初めて見るような内容から自分の考えや、理由を答える問題がどの学校でも出題されており、特に渋谷幕張など、難関校になればなるほどその傾向が顕著に表れます。

じゃあどのように鍛えるか、ということですが、真っ先に挙げられるのはもちろん過去問です。過去問を通して、問題形式や答え方を練習しますが、過去問の問題は一度解いたら「初めて見る問題」ではなくなります。

確かに、少なからず知っている・知らないという知識の差が出る問題もあるのですが、大半は0からのスタート。書き方の練習はできても、問題は試験が初めましてなのです。

それではあとはどのように鍛えるかというと、「日頃の生活」の中で鍛えていきます。

例えば道路の作り。実は道路は平らではなく、すこしだけ傾いているんです。ゆるやかーーーなかまぼこ型になっているイメージです。 なぜ坂になっているのか??という疑問。皆さんは考えられますか??

答えは、「道路の水はけをよくするため。」平らにして道路の真ん中に水がたまらないよう、すこーーしだけ傾けて排水溝に水を流すようにしています。車に乗っていると、何となく感じることがあると思います。(本当に少しの傾きですけどね。)

このように、皆さんの生活の中で、様々なもの・構造に関して「なぜ??」と思うようなことがたくさんあります。
その「なぜ??」について、どこまでみなさんが興味をもって考えられるかで、問題を解くときの力で差がついてくるのです。

この練習は、ご家庭の力なくしてはつかないものです。
お買い物をしているときや、お出かけしているとき、ニュースを見ているときだって「なぜ??」は出現します。
そこをお子様に問いかけたり、はたまた一緒に考えたり。お父様とお母さまで「これなんでなんだろうねー??」と考えている様子をお子様に見せてもいいですね。会話に乗ってきます。

初めて見る問題に対して考える力、ぜひともご家庭で養ってみてください。

(sirius鎌取教務 中島)