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遠くを見て

鎌取教室、土曜の夜は激熱中3英数授業の他、中1の追試があります。
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 毎週の演習テストで不合格だった場合、土曜日に来て追試を受けるわけですね。追試で合格すれば間違えた問題の直しをしてすぐに帰れます。中には15分ぐらいで帰る生徒もいます。例外なくいい笑顔です。そういう生徒はそもそも演習テストの時点でしっかり勉強してたけれど、惜しくも不合格だったということがほとんどです。

 逆に、追試や再追試でなかなか受からず、帰宅時間になっても終わらずに累積追試がたまっていく…というような生徒もいます。演習や追試の勉強を家でほとんどできていないことがほとんどです。こちらは半泣き。そうなってくると、生徒本人はもちろん、追試を実施するチューターも大変で、非常に苦心しています。
 
 誉田進学塾の精神をよく理解しているチューターではありますが、まだまだ若いこともあって、やや生徒に強制して何とかクリアさせてしまう方向に行きがちです。もちろん、しっかり勉強して全部クリアして完了することは重要です。しかし、部活などで大変な中、それでも塾に来て頑張っていることは確かなんです。その中で全部はできなくても、ほんのちょっとでも頑張ることによって一歩前進する、その達成感を数多く経験させる、それが追試(というよりも誉田進学塾のメソッドのすべて)の目的なのです。この達成感が後になって、自分の足で未来へ向けて歩き出す原動力になるんです。ですから、何とか合格させるのではなく、まず1問でも勉強してできるようになって帰ることが重要なんです。終わらなくても、「今日はがんばって○○ができるようになったね、次もいっしょにがんばろう」と送り出すことが大事です。チューターにもその都度指導していますが、私たちも忘れがちになってしまうこと。

 生徒もチューターも私たちも、目的がブレないよう、遠くを見て一歩ずつ歩いていきます。