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中3模擬試験

中3はまたまた模擬試験です

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今日は「座席決定テスト」ということで、この模試によって、夏期講習の座席が決まります。

もちろん、これもモチベーションの一つですが、中3はいよいよ受験のことも考えねばなりません。
「結果を出す」ということの方が、彼らの中では重要だと考えている様な気がします。

実は、このテスト、2年前の9月のVもぎをそのまま使っているんです。そして8月にも座席テストがもう一回あるのですが、これは1年前の9月のVもぎを使います。
1年前の先輩も同じ流れでした。
つまり、「去年の先輩が8月に受けたテスト」を今やっているわけです。

去年の先輩との比較で、現状の目標に対してどれくらい届いていないのか、自分の立ち位置を予測することもできるのです。

過去の先輩のデータは、かなり参考になります。
誉田進学塾では、こうしたデータに基づき、本人たちに適した指導になるようにしています。

あと1科目残っています。最後まで気を抜かずに!

佐藤

ism誉田の教室紹介ページはこちら↓
http://www.jasmec.co.jp/kyoshitsuguide/h.htm

学力を伸ばすとは?

先日、慶応大学教授の中室牧子先生のセミナーに参加しました。
中室先生は経済学の専門家ですが、経済学の視点から教育を分析した『学力の経済学』という、ベストセラーとなった本の著者でもあります。
セミナーの冒頭、経済学や科学の視点で見た場合、教育という分野は科学的根拠に基づいて生徒の学力を伸ばす試みが行われず、例外的な経験則が一般化しやすい分野である、と始まりました。例えば、3人の息子全員を東大に入れた母親の話や、偏差値45の生徒を慶応大学に入れた塾の先生の話など、科学的に見るとこれらは明らかにイレギュラーなデータであり、万人に当てはまるものではないのに、あたかも一般的な例として取り上げられているということです。
スポーツの分野で、ウサイン・ボルトの真似をするとか、大谷選手の体づくりなど、誰が見ても根本的な身体能力が違うので参考にならないのが分かるのに、勉強になるとそれが一般論になるということです。

それでは勉強を科学的根拠に基づいて考えると、何が個々の差を生む要因になっているのか、という論点です。
端的に言うと、自制心・忍耐力・GRIT(最後までやり遂げる精神力)の3点が身についているか、だそうです。言われてみれば、そうだよね、と思います。
ところが問題は、これらが3歳か4歳の頃に決まってしまい、小学校に在学中の年齢ではこれらのデータには全く変化が起きないということです。世界中で同様の研究が実施され、3歳か4歳の頃に上記3点を身に着けた子供とそうではない子供の追跡調査が行われ、大学での学歴や将来の年収などの違いに、ほぼ同じ結論が出ているそうです。それでは、塾や学校などの教育機関では何もできないということになります。
中室先生の研究で、日本では中学校の在学中にこのデータに変化が起こっている例があるということです。それは、かなり偶然性が高く、自制心・忍耐力・GRITを身に着けさせる先生に出会った場合のみ、起こり得るそうです。

話は変わりますが、誉田進学塾では、来週7月21日(日)から夏期講習が始まります。受験生である中学校3年生は、毎日7種目の演習テスト(漢字・計算・英単語・英作文・リスニング・理科・社会)を20日間連続で受験します。落ちれば合格するまで追試が待っています。私が中室先生のセミナーを受講したときに思ったのは、この夏期演習は、まさに自制心・忍耐力・GRITを身に着けるための修行の場だな、ということです。
中学校3年生の受験生の皆さん。今が将来の扉を自らの手でこじ開けるラストチャンスです。やりたいことは少し我慢して、演習テストに向けて準備をしておきましょう。夏期講習をやり遂げたとき、明るい未来が皆さんの目の前に広がっています!

  (教務:石﨑)

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http://www.jasmec.co.jp/kyoshitsuguide/k.htm