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【英語 お薦め問題集】入門英文問題精講

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

お薦めの英文解釈の参考書として、今回は
『入門英文問題精講』
をご紹介致します。

駿台等で英語を教えてらっしゃる竹岡広信先生がお書きになり、
旺文社から出版された問題集です。

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英文を正しく読む力が身につかない!?
そんな悩みを一掃するのが「入門英文問題精講」です。

ドラゴン桜のモデル教師・竹岡先生の名著は、
文法の基礎から英文の構造解析までを丁寧に解説。
続けることで読解力が確実にアップ!使い方のポイントや
効果的な学習法も解説しています。
英文を自由自在に読み取る実力が身につく、
英語学習の第一歩を踏み出すのにぴったりの1冊です。

<特色>
本書は超有名講師の竹岡先生が手がけた英文解釈の入門参考書です。
最初のページの段階で英文法の基本講義として、
竹岡先生が基本的な英文法、英語構造の話をしており、
多くの受験生がつまづきがちな英文法の言葉の部分での解説をしています。

本書を通して、以下の力を身に付けることができます。
・基本的な文法事項の理解力。
 本書の解説を通じて、文タイプや構文、
 品詞の特徴などの知識を習得できます。
・簡単な英文を正確に読解する力。
 文の構成要素を見抜き、適切に日本語訳できる実践力が身につきます。
・文法的知識を英文読解に活用する力。
 抽象的な知識ではなく、実際の読解に応用できる英文法力が養われるでしょう。

このように、入門英文問題精講は文法の理解力、読解力、
応用力の3点を総合的に高める学習ができるのが強みです。
繰り返し学習すれば、英文を正しく読む基礎がしっかりと身につきます。
次のステップとしての長文読解への入口を提供してくれる参考書といえるでしょう。

<特徴>
1つ目の特徴は、文法事項の丁寧な解説です。
各章のはじめに、その章で扱う文法事項について、
分かりやすく解説されています。

例えば、助動詞の種類と用法、関係代名詞の使い方、
文型の違いなどが詳しく説明されていて、文法的な知識を
効率的に習得できるのが強みです。

また、1題につき2ページ以上の解説がついているので、
英文を正しく理解するための手がかりが詳細に提供されています。

2つ目は、読みやすい英文の問題が多いこと。
入門者向けだからか、英文自体の難易度はそれほど高くありません。

3つ目は、基礎事項部分の動画の解説があることです。
英語が苦手な子は、〜句、〜節といった品詞の理解をしたことがなく、
英文法用語が非常に苦手です。
その点、竹岡先生が動画で説明をしてくれるところが利点です。

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<レベル・対象者>
文法の理解はある程度あるが、実際の英文を正しく読み取る訓練が
まだ不足している生徒におすすめです。
難関大学を目指す生徒にも、読解力の基礎固めとして有用な
入門編の参考書といえるでしょう。

これから受験勉強を開始しようと思っている人はまず本書と
『英文法基礎10題ドリル』を使うと良いでしょう。

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<使い方>
本書のメインは英文解釈と構文の理解ですが、
最初の英文法の基本講義の部分をしっかり読み込んでから
問題へ入っていきましょう。
下記の形でネット上で問題精講の使い方を学ぶことができるので
見ておくと良いでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=QgES9tpgHH4

□構造理解
まず問題に取り組み、自分なりの訳を考えることです。
単に訳を見るのではなく、自分で構文解析し、訳せるように努力します。

□解説を丁寧に読む
解説では専門的な文法用語も使われるので、
わからないことは調べながら理解を深めましょう。

□音声教材を活用
繰り返し音読をすることで、英文のリズムに慣れ、構造の感覚が身に付きます。

この3ステップを意識すれば、英文を正確に読む力が確実に向上するはずです。
このように、自分で考える、解説を丁寧に読む、音読する、
を心がけるのが入門英文問題精講のおすすめの使い方です。

英語ができなくなるのは、読む際のルールを知らないからです。
そのルールを学ぶことで着実に英語は読めるようになります。

ルールが分からずに闇雲に単語を追って読んでいるだけでは
いつまで経っても英語は読めるようになりません。

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<1ランク成績を上げる使い方>
解釈の問題で重要なのは和訳を作ったり読むことでは
ありません!
品詞を考えて文章の構造がどのようになっているのかを
意識して読むようにしてください。

また、本書で重要なのは音源を活用することです。
音源がついているので何度も何度も音源を聴きながら音読をしてください。
この時にやってはいけないのは、ただ何も考えずに音読をしてしまうことです。
文構造を意識して何度も何度も声に出して音読を続けるようにしましょう。

(八千代緑が丘校 轟)

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「透視図」と「ポレポレ」どっちが良い?

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

「英文読解の透視図」と「ポレポレ英文読解プロセス50」は、
難関大学生の必読書として知られる英文解釈の名著です。
どちらを選ぶか迷う受験生も多いでしょう。

今回のブログでは、両者の特徴をレベル、量、網羅性、解説、
語彙・文法解説、反復性などの観点から比較し、
自分の学習スタイルと目的に合った一冊を選ぶことの重要性を解説します。

<「英文読解の透視図」と「ポレポレ」の概要>
英文読解の透視図」と「ポレポレ英文読解プロセス50」は、
ともに最難関レベルの英文解釈書として知られています。

この2冊は長年にわたり難関大学生の必読書として定評があり、
英文読解力を高めるための代表的な参考書です。

どちらも英文法や構文の分析手法を体系的に解説しており、
これらの書籍をマスターすれば、たとえ複雑で入り組んだ英文でも
正確に解釈できる実力が身につきます。

<「英文読解の透視図」の概要>
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文脈を捉えながら論理的に文章を読む訓練をすることを
目的とした書籍です。
長文の例題を用いて、複雑な構文解析の方法を学ぶことができます。

<「ポレポレ英文読解プロセス50」の概要>
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短い英文を用いつつ、効率的な読解プロセスを学習すること
重点が置かれています。
英文を左から右へ読み進めるときの思考法が詳細に解説されており、
ネイティブの読み方に近づけることを目指しています。

どちらかでもマスターすれば、どのような難関大学の入試で
出題される英文も正確かつ効率的に解釈できる実力が身につくでしょう。

<「英文読解の透視図」と「ポレポレ」の比較>
□難易度
「英文読解の透視図」の例題は、長さが平均して400字程度と長文が中心です。
一方、「ポレポレ」は100-200字程度の比較的短い英文が用いられています。
「透視図」は文脈を意識しつつ、複雑な構文を正確に解釈する能力が求められます。
「ポレポレ」はより簡潔な英文で読解プロセスの習得に重点が置かれています。

□量
「英文読解の透視図」はB5版の大判で、総ページ数は500ページ近くにおよびます。
一方「ポレポレ」は手軽なB6判サイズで、200ページ程度とコンパクトな分量です。

□網羅性
「英文読解の透視図」は問題数が100題前後と多く、
様々な題材や構文が網羅されています。
ただし、受験生の苦手な分野(「仮定法」「比較」「省略」「倒置」など)
に集中しているので、全ての分野にバランスよくという感じではありません
そのため、必ず透視図の前に基本的な教材を行った方が良いです。

「ポレポレ」は50題程度ですが、各分野からバランスよく網羅されています
特に名詞構文の説明が詳しく説明している参考書はあまりないのでその点で、
ポレポレの方が評価できます。

□解説
「ポレポレ」では主語や目的語に赤文字で印をつけるなど、
視覚的な解説手法が用いられています。
「透視図」は文法の説明などを詳述する文章解説スタイルです。

□語彙・文法解説
「英文読解の透視図」には巻末に語彙集が付属しており、
例題に出てきた英単語の意味が解説されています。
また文法項目も解説されています。
「ポレポレ」にはこのような解説はありません。

□反復
「ポレポレ」は分量が少ないため、繰り返し学習しやすい特徴があります。
「透視図」は周回は難しく、ゆっくり進める必要があります。
このように両者にはそれぞれの特長があり、
自分の学習スタイルに合った参考書を選択することが大切です。
徹底的にマスターすることが英文読解力向上の鍵となります。

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<「透視図」と「ポレポレ」どちらもやるべき?>
「英文読解の透視図」と「ポレポレ英文読解プロセス50」は
どちらも難関大学合格レベルの英文読解力を養成する優れた参考書ですが、
必ずしも両方やる必要はありません。

どちらか1冊をしっかりマスターすることで、
十分な読解力は身につきます。
むしろ、1冊に集中する方が効率的で効果的です。

「英文読解の透視図」は長文読解力、「ポレポレ」は
効率的読解プロセスの習得に重点が置かれています。
自分の弱点を考え、それを補強する参考書1冊に絞るのがポイントです。

もし時間に余裕があれば、両方をやることで
論理的読解力と効率的読解力の両方を磨くことができるでしょう。
しかし、時間に制約がある場合は1冊に集中した方が実力は付きやすいと考えられます。

要約すると、「英文読解の透視図」か「ポレポレ」の
どちらか1冊を徹底的にマスターするのが効果的な学習法といえます。
時間に余裕がある場合には両方挑戦してみる価値はあるでしょう。

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<「英文読解の透視図」がおすすめの人>
□幅広く英文読解を網羅的に学習したい人
「英文読解の透視図」には、100問以上の例題が用意されています。
文章類型だけでなく、条件法、比較構文、関係代名詞、倒置構文など、
英文読解に必要な文法事項が網羅的にカバーされています。

また、社説、小説、エッセイなど様々なジャンルの文章が取り上げられているのが特徴です。

□ゆっくりと進めながら学習したい人
「英文読解の透視図」は一冊のページ数が300ページ以上と分量が多く、
1題あたりの解説も詳細です。1日1題から2題程度のスローペースで
取り組むのが適切で、ゆっくり進展させながら英文を
丁寧に味わいたい人に向いています。

□例題の解説を重視したい人
「英文読解の透視図」では、各例題の解説が2ページ以上に及ぶこともあり、
文法や構文の解説が詳細に記されています。
例題の繰り返し学習よりも、解説部分に時間をかけて
英文法を学びたい人におすすめです。

□語彙力が比較的高い人
社説や論文からの引用が例題となっているため、
多少難解な語彙が含まれています。日常的に英語に触れる機会が多く、
ある程度の語彙力が身についている人向けの参考書といえます。

□時間に余裕がある人
一冊学習するのに2~3ヶ月程度の時間を要するので、
焦らず長期的に取り組める人に向いています。
余裕のあるスケジュールで、のんびり進められる人におすすめです。

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<「ポレポレ」がおすすめの人>
□効率的に例題を反復したい人
「ポレポレ」には全部で50題の例題しかありません。
1題当たりの分量も1ページ程度とコンパクト。
1回の学習時間は30分程度で済むので、効率的に回数を重ねられます。
例題集のように同じ題材を繰り返し学習したい人に適しています。

□英文を左から右へ読むプロセスを学びたい人
「ポレポレ」では、まず始めに主語と動詞を見つけ、
その後に目的語等を確認するという、
英文を順序立てて読み進める考え方が示されています。
この「プロセス」を習得すれば、英文を直線的に追う読み方ができるようになります。

□視覚的な学習スタイルの人
「ポレポレ」の例題には、主語、動詞、目的語などに
それぞれ印が付されています。
また、文の構成要素ごとにカッコで囲んで示されているので、
視覚的に構造を捉えられます。視覚的な示唆による学習型の人に向いています。

□基本的な英文法力がある人
「ポレポレ」では文法事項の解説はほとんどありません。
例題の英文構造に注目するスタイルなので、
ある程度の文法基礎が前提として求められます。

□短期集中で学習したい人
「ポレポレ」1冊の学習時間は20時間程度で充分肝心な
ポイントを習得できます。
目標を定めて効率的に短期間で英文読解力を高めたい人に最適です。
このように、「ポレポレ」は簡潔ながら効果的な学習スタイルが特徴です。
効率を重視する人に強くおすすめしたい参考書といえます。


<「英文読解の透視図」と「ポレポレ」の比較まとめ>
「英文読解の透視図」と「ポレポレ」は、ともに難関大学合格レベルの
英文読解力を養成するための名著ですが、アプローチの仕方に違いがあります。

細かく英文読解をマスターしたい人 → 「英文読解の透視図」
読解のプロセスを効率的に習得したい人 → 「ポレポレ」
ゆっくり進められる人 → 「英文読解の透視図」
短期間で集中的に学習したい人 → 「ポレポレ」

英文読解力は、どのような文章にも対応できる汎用的な能力です。
自分の学習スタイルと目的に合った1冊を選択し、
徹底的に学習することで大きく力がつくはずです。
自分にあった参考書の選び方が成功のカギとなります。

(八千代緑が丘校 轟)

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【英語 お薦め参考書】ポレポレ英文読解プロセス50

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

お薦めの英文解釈の参考書として、今回は
『ポレポレ英文読解プロセス50』
をご紹介致します。

以前代ゼミや東進で英語を教えてらっしゃった
西きょうじ先生がお書きになり、
代々木ライブラリーから出版された問題集です。

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『ポレポレ英文読解プロセス50』は、早慶や難関国立大で出題される
高難易度の英文を理解する力を養うことができる、英文読解の名著です。

しかし、この参考書の真の目的は、単に例題が訳せるようになることでは
ありません。

例題を訳すプロセスを習得し、新しい英文にもそのプロセスを適用できる力を
身につけることこそが、ポレポレの目標なのです。
本記事では、ポレポレ英文読解プロセス50の特徴や効果的な使い方、
注意点などを解説します。

例題を繰り返し解き、英文を訳すプロセスを自然と
身につけることができれば、これからの英文読解力は
飛躍的に向上するはずです。
早慶や難関国立大を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

<特徴>
基本的な対象は早慶・難関レベルの構文読解力を
鍛えたい受験生、偏差値60以上が対象です。

この参考書は50の精選された短い例題を用いて、
構文把握力の向上を目指す問題集です。

構文把握力は、早慶・難関レベルの長文を読み解くには
・絶対必要な英語力の一つですが、
・なかなか構造がつかめない
・単語1つ1つは分かるのに意味が取れない、
・和訳問題で自分で訳した文章の日本語が理解できない・・
このような苦労している受験生の方は多いと思います。

そんな受験生の悩みを解決してくれる1冊が、この本です。

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<本書の優れている点>
・例題が50題で取り組みやすい
・解説が丁寧で受験生がつまづく部分をカバー

特に構文把握が難しい部分については、その部分が抜き出され、
記号を用いながらわかりやすく図解されているので、
頭の中で解説文を理解するだけに留まらず、
視覚的にも見やすく、理解しやすい内容になっているので安心です。

この1冊で構文把握のプロセスは1通り学べると言えるでしょう。

偏差値60程度の上級者であれば、名詞構文が重要な箇所になってきます。

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<名詞構文とは何か?>
人によっては聞いたことがない人もいるかと思います。

西きょうじ先生の授業を受けている生徒から
授業を受けた後で、実際に
「名詞構文と言う言葉を初めて聞きました」
という感想を言われたことがあります。

説明も難しく、理解も難しいので構文の教材で取り上げられることも少ないです。
ですが、名詞構文を理解することで飛躍的に英語の理解度が高まるので、
基本ができた学生はチャレンジしてみてください。

動詞の名詞化をまずは簡単な問題で理解して、
ポレポレに取り組むと良いでしょう。

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<本書を使う目的>
『ポレポレ英文読解プロセス50』は、
多くの受験生に支持されている英文読解の参考書です。
しかし、この参考書の目的は、例題をただ訳せるようになる
ことではありません。

この参考書の真の目的は、「英文を訳すプロセス」を習得することにあります。
なぜなら、単に例題が訳せるようになったとしても、
新しい英文に出会った時にスムーズに訳せるとは限らないからです。
逆に、英文を訳すためのプロセスが身についていれば、
これまで見たことのない新しい英文でも解析するアプローチが
できるようになります。

ですので、単に訳が合っているかどうかをチェックするのではなく、
なぜそのように訳されるのか、訳す際にどのようなプロセスを経たのかを
意識することが重要なのです。

例題を解くたびに、自分がどのように訳したのかを言語化してみましょう。
すると、英文訳のプロセスが自然と身についていきます。

最終的には、訳すプロセスを意識することなく、
英文を正しく理解することが目標です。

そのためには、例題を繰り返し解き、
訳すプロセスを再現する訓練が欠かせません。

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<効果がでる使い方>
□構造を確認しながら読み、解答で確認
まずは、和訳・解説と照らし合わせながら構造を確認していきましょう。
最終的に、この参考書の文構造が取れるようになればいいので、
わからないところがあったらすぐに和訳・解説を照らし合わせながら、
構造を確認していきましょう。

□解説のポイントを意識して全文を再確認する
次に、和訳・解説を照らし合わせながら確認しおわった文に
もう1度目を通してみましょう。
この時はすでに和訳・解説を見たあとなので、
構造が取れたものとそうでないものを選別し、
構造が取れなかったものはもう1度復習して覚えなおしましょう。

□構造を意識しつつ”音読”で読解力を高める
最後に、全部の文構造が取れるようになったら、
左から右に意味が取れるようになるまで音読しましょう。
構造をとることに時間をかけて、いわゆる「返り読み」をしていたら、
本番の長文では時間切れになってしまいます。

<使う際のポイント>
上記の使い方をしながら、
注意点として、下記のようなプロセスを考えてください。

難しい構文は国語の現代文のようなもので、
理解するのにそれなりの時間はかかりますし、
いい加減に解いて、全訳を覚えるような勉強法は
全く役に立ちません。

まずはしっかりと自分で読んだうえで、
解説をじっくり読み、消化し、その解法のプロセスを
自分のものにする作業が必要です。

音読して速く読んでみて、自分のものになったのかを
確認してみましょう。

理解した後は何度も反復して、その問題の類題に対応できるレベルまで
頭に叩き込むことが大切です。

この際は、20~30回を目安に音読を行うと良いでしょう。
少し多いように感じられるかもしれませんが、
慣れれば音読のスピードは上がりますし、
何より、例題は短めの文章が扱われているので、
もう1回解きなおすより、効率よく何回も繰り返せます。
スポーツの練習と同じように、何度も反復。これが最も大事なことです。

<注意点>
読む際にはいくつかポイントがありますので、
初読の際に確認してください。

・Sがどこまで修飾されているのか?、どうしてそこまでなのか?
・等位接続詞は何と何を結んでいるのか?
・比較がある場合は何と何を比較しているのか?
・時制の変化があるのか?

このレベルの教材になると自分で理解できているかどうか
というのがかなり曖昧になります。

読んでいてなんとなくわかったような感じになっちゃいます。
でも本当にわかっているのでしょうか???

理解できた=教材の内容を単に丸覚えをしたというだけで
できるようになったという状態に陥ってしまう人も殆どです。
これでは、全く意味がありません。

<理解したつもりの状態にならないためには?>
わかったつもりの状態に陥らないためにも自身の英語力を
客観評価できる仕組みを作っていきましょう。
たとえば、自身が理解した構文をなぜそのように解釈したのか?
ということを説明文にして見るのが良いでしょう。

また、友達同士で教えあったり、説明しあったりすると
さらに理解が進み、効果が高まります。
一人でやっている場合も自分が先生になって他の人に教えるつもりで、
頭のなかでレクチャーしてみると良いでしょう。

<ライオンマークを飛ばすのも1つの手>
ポレポレ英文読解には難しい文章に対して、
ライオンマークがついております。
ライオンマークは難しくて一人でやっていると
理解が難しい場合がほとんです。

その場合は無理してやっても時間がかかるばかりで、
制限時間のある受験勉強においては得策ではありません。

まずはその他の無印マークがありる問題を確実にできるようにするのが
先にしましょう。
もちろん、後回しにするだけであって全部終わった後に必ずやってください。


<文章の意味が理解できないものに対してはどうすればよいのか?>
『ポレポレ英文読解』は、構文に対しての説明は詳しくされているのですが、
文章の意味がそもそも理解できない、
日本語訳をみてもよくわからない=日本語がよくわからないという場合がよくあります。

この教材は難しい大学の構文の一部を取ってきたわけですから、
それも当然です。

文章の内容を理解できるのはベターですが、
まずはSVOCの構文解析を確実にできる状態にしていきましょう。
このレベルができたら、本文の内容を自身の言葉で噛み砕いて言い換えてみましょう。
訳出例を覚えても意味がありません。


<構文読解をする際に意識しておいた方が良いことは?>
一文一文、一単語一単語の関係がどのようになっているのかを
理解しながら読むというのはもちろん重要です。

それ以外にも、今回出題された英文の形はまたどこかで必ず出題される!
と思って何度も読み込んでいくことが重要です。
必ず類題に当たる、と思って苦手な部分はおろそかにせず
やっていくようにしましょう。

また、著者である西きょうじ先生による解説動画も
YouTubeにアップされています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLTVJQzNVadQf-Ghy4JAz5PZgz-_QhaeIu

学習している際に詰まったときには、是非ご覧になってください。

ポレポレって結構独学だと使い方を間違えている人がいるので、
この解説動画を見て理解度を100%に持っていくことができます。
わからないことがない人でもポレポレを持っている人は必見です。

(八千代緑が丘校 轟)

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【英語 お薦め参考書】英文読解の透視図

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

お薦めの英文解釈の参考書として、今回は
『英文読解の透視図』
をご紹介致します。

篠田重晃先生、玉置全人先生、中尾悟先生らがお書きになり、
研究社から出版された参考書です。

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「早稲田や慶應に合格したいけど、英語の難易度が高くて不安…」
「レベルの高い英文読解力を身につけるには、
 どんな参考書を使えばいいんだろう?」

そんな悩みを持つあなたへ。「英文読解の透視図」は、
早慶合格を目指す受験生にとって、非常に効果的な参考書になりえます。

「英文読解の透視図」は、他の参考書とは一線を画す、
以下の様な特徴があります。

・難関大学頻出の高度な文法事項を深掘り
・実際の入試問題をベースにした実践的な問題
・詳細な解説で、独学でも理解しやすい
・別冊付録「英文読解再入門」で基礎力もカバー

特に、仮定法や比較表現、省略、倒置、挿入といった、
英文読解の上級レベルに不可欠なテーマを重点的に扱っている
点が
最大の特徴です。

これらのテーマは、早慶の英語難関学部においても頻出であり、
本書をマスターすることで、複雑な構文を正確に読み解く力が身につきます。

早稲田や慶應といった英語が難しい大学では、
以下のような特徴を持つ英文が出題される傾向があります。

・一文が非常に長い
・複雑な構文が用いられている
・抽象的な表現や高度な語彙が使われている

「英文読解の透視図」は、まさにそうした高度な
読解力を養うための最適な教材と言えるでしょう。

「英文読解の透視図」は、標準レベル以上の文法を理解している人を
対象としています。
具体的には、以下のようなレベル感が目安となります。

・共通テストレベルの問題を8割以上安定して解ける
・早慶の英語過去問に少し挑戦してみて、
 歯が立たないわけではないレベル

本書は、基礎的な文法力を前提に、受験生が間違えやすい点や、
難解な文章の解説が中心となっています。

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<英文読解の透視図の効果的な使い方(早慶受験生向け)>
「英文読解の透視図」を最大限に活用するため、
以下の3ステップで学習を進めていきましょう。

□ステップ1:基礎固め
・別冊付録「英文読解再入門」で基本的な文法知識を確認する
・本書の例文を丁寧に読み込み、構文や文法事項を理解する
・解説をよく読み、著者の解釈の仕方をつかむ

別冊英文読解際入門とは基本的な文法知識を一から確認できる資料で、
初学者から上級者まで、自分の理解度に応じて英語の基本を見直すことが可能です。

特に新たな課題に挑む前や、試験前の復習として活用すると、
基本的な文法知識をしっかりと身につけることができます。

この付録により、参考書全体としては、
初級から上級までの英語学習者が必要とする全ての情報を網羅しています。

□ステップ2:実践
・「Challenge問題」に取り組み、実践力を養う
・解答を参照し、間違えた箇所は解説をよく読んで理解する
・時間制限を設けて問題を解き、解答スピードを上げる

各章は、文法的に難しいことから和訳に至るまで
網羅的な難しい題材を取り扱っているので、
英文解釈の力がついていきます。

□ステップ3:復習
・間違えた問題を繰り返し解き、理解を定着させる
・解説を読み返し、重要なポイントをノートにまとめる
・定期的に復習し、記憶の定着を図る

おすすめ使用期間は2か月〜3ヶ月程度です。
早慶の過去問演習と並行して進めるのも効果的です。

問題を解く過程で間違えた場合、
その理由を突き止めて同じ間違いを
繰り返さないようにするのは重要です。

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<英文読解の透視図を使うメリット>
早慶受験において「英文読解の透視図」を使うメリットは
以下の通りです。

・難解な英文を正確に読み解く力が身につく
・早慶レベルの英語長文読解に必要な知識・スキルが習得できる
・英語の表現力、特に文章構造の理解が深まる
・解説が詳細なので、独学でも効率的に学習を進めることができる

<英文読解の透視図を使うデメリット>
方で、以下の様な点がデメリットとして挙げられます。

・初学者には難易度が高すぎて、基礎力がないと使いこなせない
・解説や例文がやや古く、現代の英語表現とは異なる部分もある
・受ける学部によっては、本書で扱うには難易度が高すぎる場合もある

基礎をしっかり固めた上で、志望学部に本当に必要かどうかを
見極めてから使用しましょう。

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<英文読解の透視図の文章は古すぎる?>
確かに、『英文読解の透視図』は、その刊行年が1993年とやや古いため、
現代の英語学習者にとっては若干取り組みにくいと感じる点も存在します。

その一つが、使用されている英文や解説のスタイルです。
この参考書は、比較的堅苦しいとされる古典的な英文を使用しているため、
非常に難易度が高いです。

また、この参考書では、一部の語彙や表現が現代の英語使用においては
あまり一般的でない可能性もあります。
このため、特に英語の新聞や文学作品など、
より正式な文脈で使用される表現に親しんでいないと、
理解するのに苦労するかもしれません。

しかし、これらの「欠点」は、逆に新たな視点や学習機会を提供するとも言えます。

例えば、より古典的な表現や厳密な文法構造に触れることで、
現代の英語表現がどのように進化したのかを理解することができます。
また、あまり使用されない表現や難解な文を読む経験は、
読解力を向上させ、英語の理解を深める大きな助けとなります。

早稲田大学国際教養学部の2023年入試において
150年前の文章が出たこともありますので、
早慶以上のレベルの高い大学を目指す場合は慣れておく必要があります。

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8月も2週目!!

こんにちは。
八千代緑が丘校 事務の牛尾です。

本日はFinalSummer13日目。
いよいよあと3日ですね!!
体調にも気を付けながら、ラストスパート頑張りましょう!

FSは終了しますが、毎朝9時登校は継続していきましょう!
FSが無いとつい気が緩んでしまって…
なんてお話も聞いたりします。

FSがあるから、模試があるから9時に来るのではなく、
毎日9時に登校する習慣をつけ、
そのペースを崩さないように心がけていきましょう!
ファイル 4016-1.jpg ファイル 4016-2.jpg
朝眠くて…という人は、夜少し早く寝るようにしたり、
朝起きて身体を動かすようにしたり…と、
自分の中で、工夫してみてくださいね。

来週には、8月の半分が終了します。
この夏、人生で一番勉強した!と言えるように、
頑張っていきましょう(#^^#)
(八千代緑が丘校 牛尾)
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【英語 お薦め参考書】英文解釈ポラリス1,2

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

お薦めの英文解釈の参考書として、今回は
『英文解釈ポラリス1,2』
をご紹介致します。

スタディサプリでおなじみの関正生先生がお書きになり、
KADOKAWAから出版されたKADOKAWAです。

ファイル 4358-1.png ファイル 4358-2.png

<特徴>
□直訳と意訳でわかれている
「自分の訳した文章と答えを比べても
 全然違くてあっているかわからない…」
解釈形の参考書を勉強していてこのような悩みを
持ったことはありませんか?

どの解釈の参考書もベテランの予備校の先生が
記述しているので、日本語のレベルも高くて
勉強し始めの高校生の記述と全然違うことがほとんどです。

そのような悩みをポラリスでは解決してくれています。

関正生の英文解釈ポラリスの大きな特徴の一つは、
解答例に直訳と意訳が明確に区別されている点です。

このおかげで、下記のような学習が可能です。
勉強の初期段階→”英文の構造”を直訳で把握し、
復習段階→意訳で”文章の内容”を理解する訓練する。

直訳とは、英文を日本語に訳す際に、
英文の構造や語順にできるだけ忠実に訳していく方法です。
一方、意訳とは、直訳した日本語を更に読みやすく
自然な日本語に言い換えることです。

□英文構造の予測力強化
本書は英文の構造を予測する力を鍛えるのに効果的な教材です。
「「指針」部分で、「”○○○”を見たら」〜というように処理する」
受験生が悩みそうな部分を、
「関正夫であればこのような思考回路が働いているよ!」
と、伝授してくれています。

このような形で英文を読む文章の流れから次に来る
構文、意味を予測する力をつけることができます。
このような予測力が高まることで、複雑な英文でも
スラスラ読み流すことができるようになります。

□文脈把握力の向上
関正生の英文解釈ポラリスを使うことで、
英文を正確に理解するために文脈を把握する力を
身につけることができます。

英文を読む際、単語や文法知識だけでなく、
その文が使われている状況やその前後の流れを
理解することが大切です。
これを文脈把握と呼びます。

本書では各英文の特徴やポイントを丁寧に解説しています。
例えば、下記のような文脈上のポイントが示されています。

この英文が使われている状況は何か、
書き手の意図は何か、
前の文とのつながりはどうか、

この解説を通して、一文一文を単独で読むのではなく、
前後の文脈との関係性を意識しながら読む訓練ができます。
文章全体の流れを把握し、論理展開を理解する力が身につきます

<ポラリス1と2の違い>
□ポラリス英文解釈1の特徴
ポラリス英文解釈1の良いところとして、
最初の10数ページで英文解釈の定義や
目的、学習法について詳細に解説しています。

特に英文解釈に対しての取り組み方、
復習やり方まで詳細に指示をしてくれているのは、
類書にない特徴です。

また、英文を理解する際の考え方が具体的に示されている点も
大きな特徴です。
英文を処理するときの思考の流れがイメージでき、
読解力向上につながります。
さらに、先述のように直訳と意訳の解答例が用意されているため、
訳し方のコツを習得しやすいです。

ポラリス英文解釈1のレベルはGMARCHから
関関同立を目指す受験生向けです。

この一冊でGMACHレベルの解釈力を身につけることが可能です。
類書よりもコンパクトにまとまっているので復習もしやすいです。

ただし、注意点としては、解説はもの類書と比べてもの
すごく詳しいわけではないの英文解釈力がまだ基礎段階の人は要注意です。
最初の段階ではいろいろと理解はできないのでシンプルに考える
ということもできるので、解説を読んで合う人はやってみましょう。
解説が詳しく多いほうが良い!という場合は、英文熟考をおすすめします。

ファイル 4358-3.jpg

□ポラリス英文解釈2の特徴
ポラリス英文解釈2は、ポラリス1に引き続き、
より高度な英文解釈力を養成することを目的としています。

・早慶上智をはじめとした難関国立大学レベルの例文が多数採用
・文法事項もさらに発展的な内容
・直訳から意訳への変換、文脈把握、構造予測などの実践力の強化

例文のレベルが格段に高度になっているため、
難関大学合格を目指す志望力向上に適しています。
文法事項もより複雑な構文が取り上げられ、
実戦での活用力が養われます。
ポラリス1で身につけた解釈力が、さらに磨かれていき
実践応用力へと高められるのが特徴です。

また、解説は解釈1よりも2の方が詳しいです。

ポラリス英文解釈2の難易度としては、早慶、難関国公立大学向けです。

採用されている例文は、早慶上智をはじめとした
難関国公立大の過去問題からのものが多くを占めています。
また、文法事項の難易度も高く、受験範囲のほぼ全てを
網羅した上級レベルの内容となっています。
従って、このポラリス英文解釈2のレベル感は、
早慶上智や旧帝大を目指す人向けの高度な
英文解釈力養成を目的
としたものといえます。

ただし、慶應義塾大学 文学部や京都大学など
最難関レベルはこの1冊だけではやや心許ないので、
時間が許すのであれば、この辺りの大学を受ける受験生は
ポレポレや透視図、解体新書あたりはやっておきたいところです。

(八千代緑が丘校 轟)

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【英語 お薦め参考書】大学受験のための 英文熟考

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

お薦めの英文解釈の参考書として、今回は
『大学受験のための 英文熟考』
をご紹介致します。

駿台等で英語を教えてらっしゃる竹岡広信先生がお書きになり、
駿台文庫から出版された問題集です。

ファイル 4357-1.png ファイル 4357-2.png

<概要>
本書は、英文読解力向上のための参考書です。
上下2冊からなり、各冊に70題の例文と解説が収録されています。
文法や語彙力だけでは英文は読めないことを突き詰め、
正確な読解力を養成することを目的としています。

<特徴>
英文熟考の主な特徴は以下の3点です。
・豊富な例文と分かりやすい解説
・音声付きで、聴解力も養える
・難易度が上がるにつれ段階的学習が可能

例文の選定から解説まで、非常にこだわりが感じられる名著です。

□文法解説が丁寧
英文熟考の解説では、文法項目ごとに丁寧な説明が
なされています。
文型や動詞の働きなど基礎的な文法から、
倒置や仮定法といった応用的な文法まで、
項目ごとに分かりやすく解説されています。

□構文の取り方が明確
解説では、英文の構文をどのように取るべきかが
明確に示されています。
主語、動詞、目的語などの文構成要素の取り方が
詳細に解説されており、正しい構文の取り方を学べます。

□訳の解釈が具体的
単に訳を示すだけでなく、なぜそのように訳すのか
という解釈の根拠が具体的に解説されています

英文がどのような意味内容なのかを正確に理解する
手がかりが示されています。

□例文の趣旨に触れている
例文のテーマや趣旨にも触れ、単なる形式的な解説に留まらず、
文章の意味内容を深く理解できる解説となっています。

□単語の意味・用法が詳述
英文中の単語について、その意味や用法が詳しく
解説されています。
単なる意味の提示にとどまらず、その単語のニュアンスや
文脈に応じた用法など、実際の読解に必要な情報が提供されています

単語だけでなく、熟語や慣用表現の意味についても、
分かりやすく解説されています。
一語一語の意味の合成では分からない熟語のニュアンスを正確に理解できます。
同じ単語でも、品詞によって意味や用法が異なる場合がありますが、
そうした品詞別の違いについても詳述されています。
また、単語の読み方やアクセントについて、
発音記号を用いて表記されているため、
発音のイメージを掴みやすくなっています。

<構成>
各冊ともに、熟考編、単語チェック、英文分析の3部構成となっています。
熟考編に例文が提示され、自力で訳を考えます。
単語チェックで意味を確認し、英文分析で訳し方を学びます。
QRコードを読み取れば、例文の音声も聞けるようになっています。

<難易度>
英文解釈に自信がない中上級者におすすめです。
英検2級程度の語彙力があれば、上巻から取り組めます。
文法力不足の初心者は入門書を優先することをアドバイスします。

□英文熟考・上のレベル
英文熟考の上巻は、英文法の基礎的な項目を扱っています。
文型や動詞の働き、関係代名詞、不定詞、動名詞などの
基本的な文法事項が中心となっています。

準動詞の中でも苦手な人の多い分詞ですが、
処理を間違えてしまう人が多数です。
具体的にどのように処理をしたら良いのか、
丁寧に解説をしています。

また、もう一つ苦手な人の多い関係代名詞についてもできるように
処理の仕方の詳しい解説があります。

この本をつかって後置修飾のマスターをしてください。
後置修飾を前から処理ができるようにならないと
英語を前から読むことができません。

GMARCHまでの合格を目指しているので『英文熟考 上』
だけで大丈夫です。
ですが、早慶や英語の難しい大学を考えているのであれば、
『英文熟考 下』にも取り組んでください。

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□英文熟考・下のレベル
英文熟考の下巻は、より高度な文法項目を扱っています。
倒置構文、比較構文、仮定法、名詞構文など、
応用的な文法事項が取り上げられています。

情報構造の説明はあまりされている教材がないのですが、
英文熟考ではなぜ倒置が起こるのか?ということの説明で
情報構造の説明をされています。

名詞構文についての解説があるので、
苦手な人はこちらの教材を使って理解を進めてみましょう。

ただし結構難しい例文を使っているので、
もう少し簡単めの問題で名詞構文の練習をしたい人は、
ポラリス英文解釈を使うと良いでしょう。

基本的な英文読解の教材(入門英文問題精講、基礎英文解釈の技術100、
ポラリス英文解釈)のような基礎レベルの教材が終わっていて
偏差値が60程度あれば理解することは可能です。
英文熟考・下だけで早慶レベルまで問題ないです。

英文熟考・下は倒置、比較、仮定法、名詞構文といった
難しい部分が主体となってわかりやすく詳しく解説しているので、
「ポレポレ」「透視図」「クラシック」といった
最上級英文解釈教材のつなぎになります。

<使い方>
□文構造確認
熟考編の例文に、自力で構文・訳を考える

□単語確認
単語チェックで意味を確認

□内容チェック
英文分析を読み、正解の構文・訳を学ぶ

□音声で読み取る
音声を聞き、発音とイントネーションを確認

□定期復習
チェックした例文を繰り返し復習

単語力が追い付かない場合は、
辞書を併用することをおすすめします。

(八千代緑が丘校 轟)

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【英語 お薦め参考書】「英文解釈の技術」シリーズ

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

お薦めの英文解釈の参考書として、今回は
『「英文解釈の技術」シリーズ』
をご紹介致します。

桑原 信淑先生がお書きになり、
桐原書店から出版された参考書です。

<概要>
英文解釈の参考書は、英文を正確に読み取る力を養うことを
目的とした教材です。
特徴としては、実際の入試で出題されたような
複雑な英文を例題として掲載しています。
文法構造が一見わかりにくい英文を解析する訓練を積む
ことができます。

例題の英文には、SVOC(主語・動詞・目的語・補語)の分析が
示されているのが通常です。
このSVOC解析に基づき、文の構造や意味を理解していきます。
解説では、英文の文法構造や接続詞の機能などが詳細に
解説されています。

文法用語も多用されるので、事前に理解しておく必要があります。
例題に加えて、演習問題が用意されているのも特徴です。
例題で学んだ技術を実際に問題を通して定着させます。

CDが付属しているものも多く、音読学習に活用できます。
繰り返し音読することで、英文の流れをつかみ、
速読力も向上させられます。


<対象者>
□英文法の基礎がある程度できている人
英文解釈を学ぶ前に、文法項目や品詞、文型などの
基礎的な英文法知識が必要です。
その上で、実際の英文を用いた応用力が身につきます。

□長文読解が課題と感じている人
単語力はあるが、長文をスラスラ読めないという人におすすめです。
英文の構造を理解する訓練が読解力アップの近道になります。
英文解釈の力が付くと、大学入試はもちろんですが、
英検やTOEICなどこれらの試験で出題される長文問題の正答率が高まります。
このように、英文法の基礎ができ、読解力強化を目指す人に
英文解釈の学習は特におすすめです。
自分の課題に合わせて活用していきましょう。

□論理的思考力を高めたい人
英文の構造や内容を論理的に捉える力は、
論理的思考力を鍛えるのに有効です。
また、入試で和訳などの論述問題に対応したい人に適しています。

では、ここから、シリーズの個々の書籍について
ご紹介していきます。

【超入門 英文解釈の技術60】
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超入門英文解釈の技術60』は、
大学入試に向けて英文解釈を初めて学ぶ人を対象とした
入門用の問題集です。
内容は60題の例題と演習問題で構成され、
例題の英文は主に高校入試の問題から選ばれています。

例題には見開き2ページで、1ページ目に英文、
2ページ目に解説と全文訳が記載されています。

解説は基礎的な英文法の知識があることを前提としているものの、
丁寧に書かれています。

取り組むべき時期としては、高校で基本的な英文法を習得した後が適切です。
英語が得意な人は高1の夏休み頃から、苦手な人は高1の秋以降がおすすめです。
2~3か月程度かけて学習するのが望ましく、
高2までには終えることを目指します。

このレベルの英文ができないまま高校2年になってしまうと、
英文をなんとなく読むままで英語が苦手科目になってしまうので要注意です。

【入門英文解釈の技術70】
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『入門英文解釈の技術70』は、大学入試に向けて
英文解釈の基礎力を養成するための入門レベルの問題集です。
内容としては、70題の例題とそれに対応した演習問題から
構成されています。

例題の英文自体は大学入試レベルですが、
文法的には中学~高校1年生程度の項目が中心になっています。
そのため、高校で基礎的な英文法を習得した人であれば、
比較的スムーズに取り組むことができるでしょう。

例題は1ページ目に英文、2ページ目に解説と全文訳が書かれた、
見開き2ページの形式になっています。
解説はかなり詳細に書かれている一方、
文法用語が多用されているのが特徴です。
全文訳には意訳の部分もあるため、
これを鵜呑みにせず構造の理解に重点を置くことが大切です。

取り組むべき時期としては、高2までには終えることが
望ましいでしょう。
英語が得意な人はいきなりこれから始めても問題ありませんが、
苦手な人は高3の春頃までには終えられるよう先取りして学習する必要があります。

【基礎英文解釈の技術100】
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『基礎英文解釈の技術100』は、
入試基礎レベルの英文を読解する力を養うための問題集です。
内容は100題の例題と演習問題で構成されています。
例題には難関大学の入試で実際に出題された英文が多数使用されており、
『入門』より一段階難易度が上がっています。
解説を丁寧に読むことで、入試英文を構造的に読解する
技術を習得することができます。

取り組むべき時期としては、『入門』を終えた後が適切です。
特に難関大を受験する場合は、高2の冬までには
終えておくことが強く推奨されます。

【英文解釈の技術100】
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『英文解釈の技術100』は、難関大学を目指す人のための
英文解釈の最終仕上げ
を目的とした問題集です。

内容は100題の例題と演習問題から構成され、
例題の英文には東大や早慶の入試で実際に出題されたものが
多数含まれています。

解説は詳細で、英文を構造的に読み取る考え方が
丁寧に解説されています。
ただし、すべてを一度に完全理解する必要はなく、
むしろ繰り返し学習することで習得を目指します。

取り組むべき時期は、一つ前の『基礎』を終えた後です。
特に難関大受験者は、この教材を終えた後に
本格的な過去問学習や長文訓練に取り組む必要があります。
その意味で、高3の6月までには終えておくのが望ましいと言えます。

<「英文解釈の技術」の使い方>
□例題を解く
まず最初に、自分なりに英文のSVOCを分析してみましょう。
その後で、解説を見て答え合わせをすることをおすすめします。
解説を先に見てしまうと、自分の考え方の欠点が
分からなくなってしまう可能性があるためです。

英文解釈の解説は非常に丁寧で分かりやすいので、
しっかりと読み込むことが大切です。

ただし、英文解釈の際に出てくる難しい単語は、
すぐに辞書で調べる必要はありません。
もちろん意味が分からない単語は調べるべきですが、
英文解釈の主な目的は、英文の構造を正しく解析することにあります。
単語の意味だけにとらわれすぎないように注意しつつ、
英文の構造に集中することが大切です。

□解説を丁寧に読む
例題の解説は必ず熟読し、文法用語など不明な点は
調べて理解を深めましょう。
解説の理解が浅いと学習効果は上がりません。

□演習問題で知識を活用
例題で学んだ知識を演習問題に活用することで、
知識の定着がはかれます。
例題と演習をバランスよくこなしていきましょう。

□音読で反復練習
例題の英文は、 CDなどを使って繰り返し音読することで、
言語感覚が身に付きます。
暗唱レベルで朗読できることを目指しましょう。

□徹底的な復習
学習した内容は必ず復習し、理解の確認と定着をはかりましょう。
復習を怠ると身に付けた力が紙袋に描いた餅になってしまいます。

このように、例題の解き方、解説の読み方、復習方法などを
意識的に実践することが大切です。
計画的に学習を進めることで効果的に実力が付いていきます。

(八千代緑が丘校 轟)

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【英語 お薦め問題集】英文読解入門10題ドリル

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

そこで、今回は、
英文解釈のお薦めの問題集を
ご紹介したいと思います。

お薦めの英語の問題集として、今回は
『英文読解入門10題ドリル』
をご紹介致します。

駿台で英語を教えてらっしゃる田中健一先生がお書きになり、
駿台文庫から出版された参考書です。

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「英語の文法は一通り勉強したけど、長文になるとさっぱり読めない…」
「英文解釈の参考書に手を出したけど、難しすぎて挫折してしまった…」
そんな悩みを抱えている皆さんに、今回は『英文読解入門10題ドリル』をご紹介します。
この参考書は、英文読解の超基礎から丁寧に解説してくれる、
まさに英語苦手者の救世主とも言える一冊です。

<概要>
この本の最大の特徴は、英文を読むための基礎の基礎から
丁寧に解説してくれる点です。
英語の5文型をしっかり理解し、英文の構造を把握する力を
養うことができます。

主な特徴は以下です。
・英文解釈の超基礎レベルから学べる
・解説がシンプルでわかりやすい
・豊富な演習問題(約400題)
・実際の大学入試問題も収録

英語がまったく読めない人でも、
この本を通じて英文の読み方の基礎を身につけることができます。
特に、「S(主語)」「V(動詞)」「O(目的語)」「C(補語)」の見つけ方や、
それらを日本語訳に反映させる方法を詳しく学べるのが大きな魅力です。


<特徴>
□超基礎レベルからの丁寧な解説
本書の最大の特徴は、英文解釈の超基礎レベルから
丁寧に解説してくれる点です。
英語の5文型の説明から始まり、基本的な英文へのSVOCの振り方、
そしてSVOCを把握した後の具体的な訳し方まで、
段階を追って学ぶことができます。

例えば、「主語を発見し、そこに “は/が” をつける」
「第1文型の基本訳は “SはVする” 」といった具合に、
非常にシンプルで分かりやすい説明がなされています。

□豊富な演習問題
本書にはには約400題もの演習問題が収録されています。
最初は基礎の基礎レベルから始まり、徐々に難易度が上がっていきます。
最後の方では実際の大学入試問題(基礎レベル)も取り扱われており、
着実にステップアップしていく構成になっています。

□SVOCを徹底的に意識させる構成
本書の演習問題は、基本的に全ての問題でSVOCを探し出すことから
始まります。
英文を読む上で最も重要なSVOCの把握を、
徹底的に練習することができるのです。
これほど徹底してSVOCを意識させる参考書は珍しく、
英文解釈の基礎を固めるのに非常に効果的です。

<本書の対象者>
この参考書は、以下のような人におすすめです。
・英語が苦手で、長文になると全く読めない人
・英文法は一通り学んだが、実際の英文を読むのが難しい人
・「基本はここだ!」や「入門英文解釈の技術70」に
 取り組んでも理解できない人
・英検3級~準2級レベルの読解力を身につけたい人
・公立高校入試で安定した成績を取りたい中学生

特に、英語に強い苦手意識を持っている方や、
英文解釈の基礎からしっかり学びたい方に最適です。


<難易度>
本書ののレベルは、英検3級~準2級程度です。
英文法の基礎を一通り学んだ後、
実際の英文読解に入る前の橋渡し的な位置づけとなります。

以下のような方にとって適切なレベルです。
・中学2年生の終わり~高校1年生
・英検3級~準2級を目指している人
・大学受験で英語が苦手な人(特に、偏差値40台以下の人)
・英文法は学んだが、長文読解に苦戦している人

ただし、すでに英検2級以上の実力がある人や、
大学受験で偏差値50以上を目指している人には、
少し物足りないかもしれません。

そういった方は、本書よりも難易度の高い
参考書に挑戦することをおすすめします。


<効果的な使い方>
□左上の解説を読む
まず、各ページの左上に書かれている「英文の読み方」
の解説をしっかり読みます。
簡潔でわかりやすい説明なので、しっかり頭に入れましょう。

□例題を理解&音読
解説で学んだことを意識しながら、例題を理解します。
理解したら、各例文を5回ずつ音読しましょう。

□問題を解く
例題を理解したら、EXERCISES A&Bの問題を解いていきます。
豊富な問題量で、SVOCの探し方や英文の読み方を体得できます。

□復習と周回
1周目を終えたら、必ず復習をしましょう。
さらに、2周目、3周目と繰り返し学習することで、
英文読解の基礎を確実に身につけることができます。

特に大切なのは、SVOCを意識しながら英文を読む習慣を身につけることです。
これが英文読解の基礎となり、より難しい長文にも対応できる力につながります。

<本書を通して得られる効果>
□英語を読むための準備が整う
本書をマスターすることで、英文を読むための
基礎的なスキルが身につきます。
具体的には以下のような力が養われます。

・英文の構造(SVOC)を素早く把握する力
・基本的な英文を正確に和訳する力
・簡単な長文を読み解く力

ただし、この本だけで大学入試レベルや英検の長文を
読みこなせるようになるわけではありません。
あくまで「英文を読むための基礎力」を養うための本
だと考えましょう。

□英語への苦手意識が軽減される
本書の特徴である丁寧な解説と豊富な演習問題により、
英語が苦手な人でも着実に力をつけていくことができます。
これにより、「英語は難しい」「英語は自分には向いていない」
といった苦手意識が徐々に軽減されていくでしょう。

ファイル 4355-2.jpg

<まとめ>
本書は、英語が苦手な人や英文解釈の基礎から学びたい人にとって、
非常に有効
な参考書です。

特に以下のような特徴があります。
・超基礎レベルからの丁寧な解説
・豊富な演習問題(約400題)
・SVOCを徹底的に意識させる構成
・英語への苦手意識を軽減できる

この本を通じて英文読解の基礎を固めれば、
より難しい英文にも自信を持って取り組めるようになるでしょう。
英語長文への苦手意識を克服したい方は、
ぜひ本書から始めてみてください。

英語学習の第一歩として、あるいは基礎の再確認として、
本書は非常に有効な教材となるはずです。
着実に力をつけていき、英語読解の世界を広げていきましょう!

(八千代緑が丘校 轟)

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【英語 お薦め参考書】世界一わかりやすい 英文読解の特別講座

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

そこで、今回は、
英文解釈のお薦めの問題集を
ご紹介したいと思います。

お薦めの英語の問題集として、今回は
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』
をご紹介致します。

スタディサプリでおなじみの関正生先生がお書きになり、
KADOKAWAから出版されたKADOKAWAです。

英語学習の中で最も難しいと感じる人が多いのが
「長文読解」ではないでしょうか。
特に、大学入試レベルの英文となると途方に暮れてしまう方も
少なくありません。
そんな悩みを解決し、英文読解力を劇的に向上させるのが
『世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』です。

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<概要>
この本の最大の特徴は、英文を読むための「アタマの使い方」が
身につくよう設計されていることです。
単なる技術の暗記ではなく、論理的な文章理解の方法を学べます。

もう一つの大きな特徴は、インタラクティブな解説形式で進行することです。
著者と読者の対話を通じて学習を進めるため、
まるで授業を受けているような感覚で楽しく学べます。


<特徴>
この本には、英文を読むための基本的な考え方から実践的なテクニックまで、
幅広い内容が盛り込まれています。

論理的な文章理解の方法を学ぶことで、
どんなテーマの英文でも自信を持って読解に取り組めるようになります。
これは、大学入試や英検の高得点獲得には欠かせないスキルです。

英文の構造や論理展開が詳細に解説されているので、
英語の読解力が確実に向上します。
単に英語を読むのではなく、「正確に理解する英語」
を身につけることができるのです。

また、各章末には練習問題が用意されているので、
学んだ内容をすぐに実践できます。
自分の弱点を把握し、効率的に改善していくことができるでしょう。

他の英文読解の参考書にはない、「どのように考えながら読むか」という
根本的な読解プロセスを提示している点が画期的です。
出版されたのが2011年と少し古い本ですが、
いまだにトップレベルで使える教材です。


<目次と構成>
本書は全4つのChapterと8つのSectionで構成されており、
基礎から応用まで段階的に学べるようになっています。

Chapter 1: 英文を読むための基本的な考え方
Chapter 2: 英文を構造的に読む
Chapter 3: 難解な構文を読む
Chapter 4: 特殊な構文を読む

この構成から、本書の特徴と学習の流れがよく分かります。

基礎理論の習得(Chapter 1)
まず、英文読解の基本となる「5文型」や「品詞」の理解から始まります。
これは他の教材にはない、本書の独自アプローチです。

構造的な読解(Chapter 2)
文の主語や動詞を見つける方法、修飾関係の把握など、
英文の骨格を理解する技術を学びます。

難解な構文への対応(Chapter 3)
関係詞や仮定法など、やや難しい文法項目を
読解に活かす方法を学びます。

特殊構文の理解(Chapter 4)
倒置や強調構文など、より高度な英文構造を学び、
上級レベルの読解力を身につけます。

この構成は、理論と実践のバランスが絶妙です。
基礎をしっかり固めてから応用に進むので、
着実に力がつく構成になっています。

各セクションは、著者と読者の対話形式で進行します。
これにより、読者も授業に参加しているような感覚で学習できます。
また、各章末には練習問題が用意されているので、
学んだ内容をすぐに実践できる点も大きな特徴です。


<本書の到達レベルの目安>
英検:2級~準1級
大学入試:日東駒専~GMARCH
偏差値:55~60

<初期段階での活用>
英検2級レベル、の英語力がある学習者が、
さらなるステップアップを目指す際の入門書として最適です。
基礎的な文法知識を持っている人が、
それを実際の読解にどう活かすかを学べます。

<到達レベル>
本書を完全にマスターすれば、英検準1級レベル程度の読解力を
身につけることが可能です。
GMARCH以上の大学の入試問題にも十分対応できるレベルに到達できるでしょう。

<収録されている英文のレベル>
本書に収録されている英文は、基本的な構文から始まり、
最終的には早稲田大学や東京大学などの難関大学で
実際に使用された英文まで含まれています。

つまり、学習を進めるにつれて、徐々に難易度が上がっていく構成
になっています。

収録英文の難易度が段階的に上がっていくので、
自分のペースで着実にレベルアップできるのが魅力です。


<効果的な使い方>
本書を最大限に活用するためには、ただ漫然と読むのではなく、
戦略的な学習方法を実践することが重要です。

□通読する
本書を全体的に通読します。
完璧な理解は必要ありません。
全体像を掴み、著者の説明の流れや本書の構成を把握することが目的です。

□各章を詳しく学ぶ
2回目からは各章をじっくりと読み込みます。
著者の説明をしっかり理解し、
重要なポイントはノートにまとめます。
基本的な内容から難しい文法項目、
特殊な構文まで段階的に理解を深めていきます。

□練習問題に取り組む
各章末の練習問題に取り組みます。
時間を計って実戦的に解答し、その後で丁寧に見直しをします。
間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析することが重要です。

□読解テクニックを整理する
本書で学んだ内容を基に、自分専用の読解テクニック集を作成します。
重要な表現や解釈のコツをまとめて、いつでも参照できるようにします。

□実践演習
作成したテクニック集を使って、実際に様々な英文を読む練習をします。
大学入試の過去問や英検の長文問題などを活用し、
時間を計って解きます。
その後で自己添削を行い、可能であれば英語の先生に添削を
してもらうことをお薦めします。

以上のステップを繰り返し行うことで、
本書の内容を確実に身につけ、英文読解のスキルを
大きく向上させることができます。
基礎をしっかり固めてから応用へと進むことで、
確実に力をつけていくことができるでしょう。

単に読むだけでなく、実際に英文を読む練習を重ねることが大切です。
理解と実践のバランスが重要です。


<本書のデメリット>
この教材の優れた点は多々ありますが、
いくつかのデメリットも存在します。

・演習量が少ない
 解説が主体のため、十分な演習量が確保されていません。

・最新の入試傾向への対応が不十分
 初版から時間が経っているため、
 最新の入試傾向を完全には反映していません。

・一部の解説が冗長
 丁寧すぎる解説が、効率的な学習の妨げになる可能性があります。

デメリットを補うには、この本で基礎を固めた後、
実践的な問題集や最新の入試問題に取り組むことが大切です。

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<まとめ>
本書は、英文読解のスキルを効果的に向上させるための
優れた教材です。

特徴は以下です。

・英文を読むための「アタマの使い方」が身につく
・インタラクティブな解説形式で楽しく学習できる
・実践的な読解テクニックを学べる

この教材を活用することで、大学入試はもちろん、
英検やTEAPなどの外部試験でも高得点を狙うことができます。
また、実践的な英文読解力を身につけることで、
将来的な英語の活用場面でも大いに役立つでしょう。

英文読解は多くの人が苦手意識を持つ分野ですが、
適切な方法で学習すれば必ず上達します。
本書はその道筋を明確に示してくれる心強い味方となるはずです。

(八千代緑が丘校 轟)

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