こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。
解いた後に「どのように考えた?」
とつい仲間同士でその問題についての話に
花が咲くような興味深い問題ってありますよね。
以前(3/4(月))もブログで話題に出したのですが、
今年の東京工業大学の物理の第1問の力学
の問題(特に[C])は、改めて名作だと感じます。
第1問の中には[A]、[B]、[C]と3つの
設定が異なる問題から成っています。
[A]について、時間追跡の問題は出題されていないのですが、
運動方程式を立ててみると、単純な等加速度運動になるので、
時間追跡の問題が出題されたとしたら、解答はどうなるだろうか
と、色々と遊べる要素がありました。
この問題が名作だなと感じさせるのは、やっぱり[C]ですね。
この問題において、私が非常に興味深いのは、
(細かいことは省きますが)この問題を解くうえで
物体の慣性モーメントと力のモーメントの関係式を
理解してある必要が生じているのではないかという点です。
(そうでないと、上図の真ん中の四角形の物体に、
正確にどのように力が働くのかがわからないのでは!?)
ただ、高校の範囲内では物体の慣性モーメントと
力のモーメントの関係式は扱わないため、
高校生が解くには、厳しいのではないかなぁと思いました。
(こういうように力が働いていないと問題が解けないから
きっと、このように力が働くのだろうとカンを働かせたのかも
しれないですが…)
ただ、高校生が計算できるように、質量ゼロのブロックに
質量mの小球をくっつけるという問題設定にしたのかと気づくと
「この問題を作った大学の先生、すごいなぁ」とつくづく感心
させられました。
今年の東京工業大学の物理の第1問の力学の問題は
とっても面白い問題なので、東京科学大志望の受験生に限らず、
最難関大学を目指す物理選択の受験生たちには、
この夏に力をつけた後の秋頃にぜひ味わって頂きたいと思いました。
(八千代緑が丘校 轟)
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