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ビッグデータ時代を賢く生きる

AIが大きな時代の変化をもたらすといわれています。
AIがもっとも強みを発揮するビッグデータの統計的分析は、すでに様々な分野で革命を生みつつあります。

将棋や囲碁の世界では、人類が長い歴史の中で編み出してきた様々な「定石」を陳腐化させるような新しい定石を次々に生み出しています。
その結果、トップレベルの棋士が日ごろの鍛錬に人工知能による分析を活用するのは当たり前になってきています。
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スポーツの世界も例外ではありません。今シーズンメジャーリーグでは、「バレル」という指標を活用した「フライボール革命」が大きな話題を呼び、ホームラン数が飛躍的に増えました。
「バレル」とは、打者のスゥイングスピードと打った後のボールの角度から、ある特定の範囲「バレルゾーン」でボールを打つことで飛躍的にホームランの確率が増えるという理論だそうです。統計的には、その確率はバレルゾーン内では52%、範囲外では3%。圧倒的な差です。これは従来の「フライを打つな、ボールを地面にたたきつけろ」「水平なスゥイングで強いライナーを打て」という定石を根底から覆すものです。
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今年のワールドシリーズを制覇したアストロズは、メジャーで一番「ビッグデータ」を有効活用していることで有名。筋骨隆々のごっつい選手たちが、練習の合間に真剣に「打球の角度が○○度だから、あと少しスゥイングをアッパーに…」「瞬発力を強化してボールを追う初速度を上げれば、ライナーをキャッチできる確率が…」と工学系学生のような会話をしているそうです。

囲碁、将棋の世界でも、スポーツの世界でも、データ、テクノロジーを駆使し情報を共有することで、競技者の技術と成績を飛躍的に向上させることが可能な時代。
勉強も例外ではありません。
そもそも「偏差値」というのは、統計学の重要な指標の一つ。それ以外にも、毎年の先輩たちの模試の得点推移など、無数の様々なデータがあります。
冷静な頭でそれらの数値を活用して、自分の目標と現在の自分の距離を測ったり、重点強化ポイントを徹底克服したり。
そのほうが、独学に頼るあまり袋小路に陥ったり、「がんばれ」連呼の根性論を振りかざされたりするより、よっぽどクールですよね。
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誉田進学塾premium高校部東進衛星予備校は、最先端の統計学指標を駆使して生徒の皆様に的確なアドバイスを施します。ぜひご活用ください。
(土気駅北口校 教務 松浦)