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【速報】東京大学 学校推薦選抜

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

近年、推薦入試制度で合格を勝ち取る受験生が
多くなってきています。

東京大学においても学校推薦選抜が行われており、
つい先日、合格発表が行われました。

誉田進学塾premium高校部に通っている生徒も
見事、合格することができました。
しかも、2年連続!!
ファイル 3191-1.png

共学の学校からは男女合わせて4人、
別学の学校からは3人まで出願が可能で、
2023年度の志願者数は253人でした。

そのうち180人が第一次選考を通過しており、
最終合格者は88人となりました。
学部別の合格者数は下の表の通りです。
ファイル 3191-2.png

2016年度から始まったこの入試制度は、
募集人数100人程度に対して、
これまで合格者数は募集人員を満たしておらず、
2023年度も募集人員には達しないという結果でした。

合格者のうち女子は35人で比率は39.8%と、
6年ぶりに4割を切る結果となりました。

これについて東京大学は
「大きく下がっているという認識はないが、
気になるデータではあるので、
もう少し推移を見ながら分析したい」
としています。

(八千代緑が丘校 轟)

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東大(もしくは東工大)受験生で数学に不安がある人向けのコメント

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

◆定石の確認
『1対1対応の演習』などを通じて定石を確認する。
全部解いている時間はないので、例題の問題を見て解法を思い浮かべ、
解答をチェックするような感じで、一通りやる。
(移動時間なども上手く利用する。)

不安があるところは、例題の解答を確認しながら演習題を解いてみる。
時間的な余裕があれば『スタンダード演習』も分野を選んで併用するとよい。


◆過去問演習
東大であれば6題中2完2半を最低ラインとして確保したい。
そこで、過去問演習の際には、歯が立たない問題は捨て
(もちろん前半の部分点は狙う)、長時間かけて
読み解いたりはしないことにする。
そこで節約した分、より多くの年度に取り組めるようにする。

得点できる問題を見抜く練習も大切!


◆重点を置くべきポイント
短期間で得点力を上げやすい数IIIの微積分にテコ入れするのも
ひとつの手。
東大・東工大クラスでも微積分の計算で失点してしまう人が多いです。
計算の精度とスピードを上げる訓練をしつつ、『1対1』や『スタ演』で
典型問題を解いていったり、過去問の中から微積分の問題だけ抜き出して
訓練するのもよいでしょう。

なお、確率漸化式や複素数平面など東大で出やすいテーマに、
個人的な苦手意識がなければ、そこに重点をおく手もあります。
(苦手意識がある場合は,もちろん定石の確認はしっかり行うこと。)


◆時間配分
あくまで一例ですが、例えば、
①各大問を10分ずつ解いく。
②その後の時間配分の戦略を練る。
③解きやすそうな問題から解いていく。
というやり方があります。

もちろん、初めから歯が立たない問題はもっと短い時間で
一旦飛ばしてしまったり、どんどん解き進めそうな問題は、
初見から解き進めてしまったりする、という風に臨機応変に
振る舞うことが大切です。

ただし、ひとつの問題でウンウンうなっているうちに40分経ってしまった…
というようなことになると非常に苦しくなるので、試験の全体像を俯瞰し、
自分の得点を最適化するように時間を配分する意識を持ちましょう。

特に、2題程度は含まれている標準問題、および誘導付きの問題の前半の設問を
しっかり解くことが圧倒的に大事です。
それに加えて難問の前半で部分点が取れれば、合格ライン軽く超えることでしょう。

以上のことを頭に入れつつ、過去問演習を通じて、
自分なりの戦略を組み立てていって下さい。

(八千代緑が丘校 轟)

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直前期の物理の勉強についてのコメント Part2

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

前回は、直前期の物理の勉強について
色々書かせて頂きました。

今回は、志望大学別に

◆東大受験生へ
2016年~2018年は分量が多めの出題が続きましたが、
最近は傾向が変わり、問題数が少なく重厚な問題の出題
が出題されています。
化学との時間配分などは、完全に決め打ちせず、大雑把に決めつつも、
臨機応変に何パターンかシミュレーションしておく方がよいでしょう。
なお,難易度が高かった2018年は、各大問で前半の設問の配点を
大きくしてあったようです(開示結果の分析より)。

難易度が高かったり、分量が多かったりしても、焦らず、
基本的な問題を落とさないということを絶対に
忘れないようにして下さい。


◆東工大受験生へ
試験時間が120分ありますが、上手く使えている受験生は少ないです。
集中して解ける時間は70分程度であり、後半の時間帯に
無理やりひねり出して書いたような部分はほとんど得点に結びつきません。
前半に集中して解いて、後半でしっかり見直しをすることが大事です。
以下に時間の使い方の一例(あくまで例)を挙げますので、
過去問演習を通じて自分なりの戦略を組み立ててみてください。

①まず10分程度ずつ各大問の問題文を最後まで読み、
 ごく基本的な問題のみ答えてしまう。
②各大問を20分程度ずつかけて解いていく。
③残りの時間で基本的な問題の見直し、余った時間で分かること
 所まで答案を埋めていく。


◆筑波大受験生へ
筑波大は過去、色々な範囲から満遍なく出題しているので。
過去問を10年程度遡れば、かなりの範囲が復習できます。

なお、力学で未だ出題がないのは万有引力のみなので、
一応押さえておきましょう。

また、電磁気では荷電粒子の運動が他大学より圧倒的に出やすいので
これも一応確認しておきましょう。
波動は、教科書の説明に即した出題が多いので。教科書も見直して
おきたいところです。


◆千葉大受験生へ
千葉大は過去問と似たような設定が出やすいので、
他学科の問題も含めた過去問演習が有効です。

(八千代緑が丘校 轟)

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直前期の物理の勉強についてのコメント Part1

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

◆本番までの勉強法
問題を解く上での定石を確認しつつ、過去問演習をどんどん進めます。
定石の確認では、
 *「総点検」の自習問題
 *「典型問題集」
 *東進の授業ノート
 *学校等で配布された問題集のうち持っているものを
  利用して下さい。

解き直している時間はないですから、ザッと全体に目を通し、
不安なところだけ軽くやり直す程度で済ませます。
(ただし,全範囲に目を通すこと!)

また、すきま時間で「思考の手引き」にも何度も目を通しておきましょう。

過去問演習は丁寧にやりましょう。
ただし,満点でなければ受からないわけではないので、
ある程度の割り切りも必要です。
下記のようなことに注意しておいて下さい.

*問題を本番と同じ大きさの用紙にコピーする。
*時間を測って解いた後に、解答をいきなり全部読まず、
 一部だけ見て,出来る限り自力で解き直す。
*分かりづらい問題は時間をかけすぎずに捨て、どんどん次の問題に行く。
*過去問演習で発見された弱点は、再度、定石の確認をしっかりやり直す。

大体60分の試験であれば、60分で解き、20~30分までは
ヒントを見たりしつつ解き続ける。
直しは大体60分以内で行い、それでも分からないようなところは捨てる。
そんなイメージで進めるとよいでしょう。


◆全体的な注意
60分で大問3題の試験として、いきなり力学の問題に20分以上割いてしまう
受験生をよく見かけますが、時間の使い方として上手とは言えません。
電磁気や熱の方が問題を解く上での方針が決まりやすいですし、
波動は問題によって出来る・出来ないが明確に分かれやすいため
時間を浪費しにくいです。

*各大問に大体均等に時間を配分する。
 特に,力学に時間を使いすぎないように注意。

基本的な問題で落としてしまうと、ノーチャンスに
なってしまうことがあります。
(特に問題の難易度が高い試験では,基本的な問題の配点が
 高いと推測されます。)
ただし、心配性になりすぎて、その場で何度も見直しても、
誤りが見つかりにくく、時間を浪費してしまいます。
一旦解いた後に、後でもう一度見直すのがよいでしょう。
特に,余裕があるときや特に心配なときには、
計算を目で追うのではなく,別の場所に計算しなおすのがよいです。

*基本的な問題は、あとでもう一度見直す。
*計算を見直す際は、時間の許す限り、やり直す方がよい。
*はじめから途中計算を雑に書かないことも大事。


◆記述式答案を作るうえでの注意点
余計なことをダラダラと書きすぎて、時間と余白が不足してしまったり、
最初のうちだけ馬鹿丁寧で後半が雑な答案が非常に多いです。
以下の点に気を付けて下さい.

*用いる法則や考え方(「エネルギー保存則より」など)に1行、
 対応する式に1行が基本形。
*計算は書く必要なし。
*状況説明(「速度が一定なので力がつりあうから」など)も書く必要なし。
*ごく基本的な問題や公式にあてはめるだけの問題は答えのみでもよい。
*答えに自信がある問題は,できるだけ簡潔に。
*答えに自信がない問題は,法則名など方針だけでも記す。
 また、状況説明も把握できているものを出来るだけ書き、部分点を狙う。
*文字の定義は書いた方が丁寧だが、常識的なもの(時刻tや力Fなど)は
 いちいち断る必要なし。
*場合によっては,図を活用する。

(八千代緑が丘校 轟)

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2023年共通テストの『英語(リーディング)』を解いてみて【後編】

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今年の共通テストの『英語(リーディング)』で
印象に残った大問は第6問 Bでした。

「Tardigrades(クマムシ)」についての文章でしたが、
普段目にしない生物系の英単語も多く、
読みづらいと感じた方は多かったのではないかと思います。

しかも、掲載されている絵もインパクトが
ありますよね。
ファイル 3142-1.png

「なんでクマムシの話題なんだろう?
 もっとかわいい動物でもいいじゃない!?」
と思った方もいらっしゃるかもしれないですが、
実は、このクマムシ、問題の本文にも書かれているように
ものすごい生物で、しかも、注目されている生物なんです。

東京大学 理学部にクマムシについての研究班があり、
東京大学のHPでも、以下の研究成果が掲載されています。
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2022/8042/

また、2021年の東京大学の生物の入試問題 第1問
はクマムシについての問題でした。
ファイル 3142-2.png

クマムシって、とても注目されているということですね。
そう考えると、知るのもいいなぁなんて思ったりします。

大学に入ると、英語を通して、何かを学ぶことが
必要なスキルになりますが、共通テストの問題を活用して
英語を通してクマムシのことを学んでみるというのも
良いかもしれません。

解く際に、雑に読んでしまったので、
改めて、丁寧に読んでみたいと思います。

(八千代緑が丘校 轟)


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2023年共通テストの『英語(リーディング)』を解いてみて【前編】

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

2023年共通テストの『英語(リーディング)』ですが、
今年も「分量が多かった」というのが率直な感想でした。

今年の語彙数について、東進の解答速報の全体概観
によると、以下の様です。

第1問~第3問:約160語~350語
第4問 :約600語
第5問 :約780語
第6問A:約700語
第6問B:約820語

総語数:約6,000語 (昨年と同程度)

おそらく、多くの新高2生・新高3生は
問題の難易度云々というよりも、
「時間が足りなくて、解き終わらない」
と感じたのではないかと思います。

実際に解いてみて、国公立大や私立大の個別試験の
英文ではないため、1文が何行にも連なるような長い文や
関係代名詞が入り組むなどの複雑な構造の英文はないのですが、
ただし、英文を読むために、基本的な文法の知識は必要
だと感じました。

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今年の共通テストの英語(リーディング)の英文から抜粋すると、
・How come so few first-years participated ?
 (第2問 Bより)

 「How come S + V ?」という言い回し。
 新高2生・新高3生の皆さん、ご存知でしたでしょうか?
 「why」と同様に「なぜ?」「どうして?」と聞きたいときに
 使える表現です。

 ただし、「How come」は、例えば何か思っていたこととは違うことが
 起こって驚きながら、相手に理由を尋ねたいときや、
 今起こっていることについて聞きたいとき
に使います。

・I rearranged the furniture in our family room,
 and added some old paintings and lamps I had to set the scene.

 (第3問 Bより)

 lampsとIの間に関係代名詞のthatが省略されていて「had to」と
 かたまりで捉えた人もいるのではないかと思います。
 ただ、そうではないですね。hadとtoの間で切れていて、to不定詞として
 捉えるのが正しい。

・We can apply what we learn from one thing to another.
 (第5問 問5の選択肢⑤)

 ここは、「Apply A to B」の熟語であることにパッと気が付きたいところです。

・People collect things such as pins to share, show,
 and even trade, making new friends this way.

 (第6問 Aより)

 「A, B, and C」というandのよくある使い方で、making以下は分詞構文になっています。

・They lose all but three percent of their body's water and their metabolism
 slows down to 0.01% of its normal speed.

 (第6問 Bより)

 ここでの「but」は接続詞ではなく、「~を除いて」という意味の前置詞で
 使われています。


落ち着いて考えると気が付くかもしれないですが
時間がなく、「早く読まなきゃ」と焦って読んでいると
正確に意味がとれないということもあるかと思います。

ですので、新高2生・新高3生の方で、まだまだ英文を読むのに
時間がかかるという方は以下の学習から日々コツコツと
取り組んで頂ければと思います。
・英単語 / 英熟語 / 英文法をしっかりと覚える
・易しい英文で良いので、毎日、英文を読み続ける
 しかも、何度も繰り返し音読をする。

ちなみに、共通テストの英単語の難易度は
英検2級と英検準1級の間ぐらいですから、
結構難易度は高めです。

(八千代緑が丘校 轟)


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2023年共通テストの『化学』にはビックリ!!

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

昨年の共通テストといえば、
『数学が難しい』
という印象が強かったと思います。

昨年の化学の平均点はというと
47.63点。

数学の話題で表立ってはいなかったのですが、
化学も、とても点数の取りづらい試験でした。

今年の化学は、数学のように、
問題の量が軽くなったかと言えば…
『否!』

軽くなるどころか、マーク数が2つ増加しました!!

問題量が多く、また、計算が必要な問題が多かったため
受験生にとって、忍耐と集中力が必要な試験
だったのではないかと思います。

今年の化学の問題を解いてみて、
びっくりしたことが2つありました。

1つめは、有機化学の問題が少なく、
理論化学寄りの計算問題が多かった
ことです。

ちなみに私は、化学の中では理論化学が
一番しっくりくるタイプのため、
相性が良い問題でした。

ただ、有機が一番の得点源という受験生にとっては
とても解きづらかったのではないかと思います。

無機化学ならではという問題も、
第3問の問1のフッ化水素HFの特徴についての問題と
問2の系統分析の問題ぐらいでしたから、
全体的に、知識のみで解く問題は少なかったです。

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2つ目にびっくりしたことは
第5問の問3。

な、なんと、
『ランベルト・ベールの法則』
が題材になっている問題が出題されているんです。
ファイル 3139-1.png

そもそも、『ランベルト・ベールの法則』と聞いても
高校生の方はピンと来ないですよね。
だって、高校の化学の教科書には出てこない法則ですから。

今年の物理の問題では、
『コンデンサーにたまった電荷は指数関数的に放電する』
することが、高校の教科書を超えて題材になっていましたが、
化学においても、高校の教科書には登場しない内容が出てきました。

問題文で、説明が書いてあるため、
大学で学ぶのに必要な『自分で読んで理解する』
という広義の意味での読解力が試されている
ということなのかもしれません。

解いてみると、
化学の問題というよりは数学の問題。
対数関数を使った計算問題なので、
数学ⅡBの問題で登場してもおかしくない
と思いました。


『ランベルト・ベールの法則』について気になる方も
いるかもしれないので、簡単に説明します。

ある物質(分子)を含む溶液(試料溶液)に単色光を通す際、
入射光の強度よりも透過光の強度のほうが小さくなります。
これは光のエネルギーが物質に吸収されるためにおこる現象です。

ファイル 3139-2.png

そのエネルギーの吸収量には一定の法則があり、
「ランベルト・ベールの法則(Lambert-Beer law)」
と呼ばれています。

この法則は「ランベルトの法則」「ベールの法則」という
二つの法則が組み合わさったものになります。

「ランベルトの法則」は、試料溶液に光を透過させた際、
透過光のエネルギーは通る距離に対して指数関数的に減少するというものです。

そして、「ベールの法則」は、試料溶液に光を透過させた際、
透過光のエネルギーは試料濃度に依存して減少することを示した法則です。

この2つの法則を組み合わせると、
以下の式が成り立ちます。
ファイル 3139-3.png
ただし、A:吸光度、ε:モル吸光係数、C:試料溶液のモル濃度[mol/L]
L:容器の光路長[m]、I:透過光強度、I':入射光強度
とする。

この「ランベルト・ベールの法則」は分析化学の分野では
基礎的で大切な法則の一つになります。


さて、話を元に戻して、共通テストの化学ですが、
標準レベル以上の難易度はあるため、
「化学は共通テストしか使わないから、
 基本レベルの問題だけ解いておこう」
という姿勢で学習すると、点数をとるのが
とても難しいと思います。

個別試験でも化学が必要な受験生が、
問題集等で、標準レベルの問題まで解けるようになってから
共通テストの過去問や実践問題集で対策をすると
解けるようになる問題だと思います。

ですから、例えば東進の共通テスト本番レベル模試で
夏休み前までに60点とれるようにしたいという
新高校3年生の方は、まずは猛ダッシュで一通りの範囲を
学習し終え、そして夏前から本格的に問題演習に
入るように対策することをオススメします。

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2023年共通テストの『数学ⅡB』を解いてみて 【後編】

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

共通テストの数学ⅡBの各大問の中で
一番難しかったのは、第5問だったのではないかと
思います。
第5問の中でも特に最後の『サ』と『シ』。
配点で言うとの4点分。

この問題は、受験生の学力を問うのに
とても良い問題だと思いました。

下図の四面体を扱う
空間ベクトルの問題でした。
ファイル 3138-1.png

この第5問の概要をざっくりと書くと、上図において
辺PAと辺PQが垂直であるという条件下において
辺ABと辺ACの比を
辺AB : 辺AC = 1 : k ……①
と置くと、
線分AC' : 辺C'P = k : 1 ……②
線分AB' : 辺B'P = k : 1 ……③

という結論に至り、
『△PABと△PACは、それぞれ BP = BA、CP = CA
 を満たす二等辺三角形』

であることがわかるという問題でした。

ファイル 3138-2.png ファイル 3138-3.png

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難しさの正体は、『ケ』と『コ』の解が得られたところで
更に、自分で以下の式④、⑤に気付き、『ケ』の式と組み合わせて
以下の式⑥を導く必要があるところだと思います。

この第5問を完答できた受験生がどれぐらいいるのだろう?
共通テスト同日体験受験を受けた高2生で第5問を
完答できた生徒はいるだろうか?
と、とても興味深く感じます。

丁度学校で空間ベクトルの授業を受けるという
高校2年生も多いと思いますが、ぜひ学校で履修後に
改めて、じっくりとこの問題を解き直して復習して
頂くと良いと思います。

(八千代緑が丘校 轟)


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2023年共通テストの『数学ⅡB』を解いてみて 【前編】

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今日は共通テストの数学ⅡBの問題を解いてみた
感想について書きたいと思います。

難易度については、数学ⅡBの方が数学ⅠAよりも
易しかったように思います。

共通テストらしい問題だと感じたのは第2問(積分)。

『ソメイヨシノの開花予想日』を話題にして
気温の折れ線グラフを一次関数、二次関数で
近似して、ざっくりとソメイヨシノの開花日を予想する
という問題でした。
ファイル 3137-1.png ファイル 3137-2.png

問題文中に
「開花日時を予想する方法の一つに、2月に入ってからの気温を
 時間の関数とみて、その関数を積分積分した値をもとにする方法が
 あることを知った。」
という記載がありますが、共通テストの問題を通して
数学が実生活の中でどのように使われているのかに触れられる
という点は良いかなと思います。

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この第2問(積分)は
ざっくりとソメイヨシノの開花日を予想する』
という点で面白いと思いました。

開花日を計算で算出するのではなく、
ファイル 3137-3.png
をもとに開花日がどの辺りの日程なのかを選択肢の中から
選択する問題でした。
ファイル 3137-4.png

将来を見据えると、物事をざっくり捉える感覚が大事
だと思います。
例えば、数値計算の分野一つとっても、計算コストをかけて
精密な計算結果を得ることも大事なことですが、
近似によって、計算コストを下げて、早く結果を予測する
ことも大事なことです。

その点において、従来のように積分計算によって正確な値を
出すような問題だけでなく、近似によって、概ね値がどのように
なるのかを予測するという類の問題も大切だと思いました。

<蛇足>
第4問(数列)では複利計算の問題でしたが、
今の世相を反映しているのかなと感じました。
長らく政府が掲げてきた「貯蓄から投資へ」という
「令和版所得倍増計画」が思い浮かびました。
ファイル 3137-5.png

ちなみに、複利計算の問題は青チャートや
Focus Goldなど、多くの高校生たちが使っている
参考書に掲載されている題材なので、
解くには困らない高校生が多かったかなと思います。

(八千代緑が丘校 轟)


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2023年共通テストの『数学ⅠA』の難易度は?

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

2022年の共通テストの数学ⅠAの平均点は
37.96点と、2021年の平均点である57.68点から
大幅に下がり、非常に難しかったということは
今でも記憶に残っている方が多いのではないかと思います。

2022年の難易度の高さの正体は
問題文の文章量の多さと計算量の多さ
が要因だったと私は感じました。

そんな数学ⅠAの2023年の難易度について
実際に解いてみた方、いかがだったでしょうか?

東進の解答速報でも『易化』と掲載がありましたが、
私も解いてみて、確かに昨年に比べてだいぶ解きやすくなった
と感じました。

文章量自体は昨年からあまり変わっていないと思いますが、
特に選択問題である大問3(場合の数)は問題の題材が易しくなった
と思います。

また、昨年、非常に計算量が多かった大問4(整数の性質)に
ついては、計算量が激減したように感じました。
(昨年は解いていて、電卓を使いたくなりましたから…(笑))

ちなみに大問5(図形の性質)については、
難易度の変化はないように感じました。
図形の性質の問題ついては、センター試験の頃より
ある程度一定の難易度を毎年保っていたように思います。

ですから、選択問題の40点分(大問3~5から2問選択)が
取りやすくなったことと、大問2も易しくなったことを
を踏まえると、平均点は昨年より10点以上は上がっているの
ではないかと思います。

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2023年の問題を解いてみて、インパクトがあったのは
大問2の後半の二次関数の問題でした。
ファイル 3136-1.png

図を見ると、難しそうに見えませんか?

また、二次関数に問題だけで(配点にすると15点)
5ページも文章がびっしり書いてあるんです。

ただ、二次関数の問題としては難易度は易しく
誘導にのってひたすら計算するだけという
ちょっと拍子抜けしてしまいそうな問題ではありました。

ただ、文章を読んでいると、問題を解くことの他に
色々考えてしまうんです。

例えば、太郎くんと花子さんの
******************************************************************
太郎:例えば、プロ選手のボールがリングに当たらないように
   するには、Pがリングの左端Aのどのくらい上を通れば良いのかな。
花子:Aの真上の点でPが通る点Dを、線分DMがAを中心とする半径0.1の円
   と接するようにとって考えてみたらどうかな。

******************************************************************
という会話のやりとりが登場します。
ファイル 3136-2.png

読みながら、この部分の意図は、
ボールが点Aにぶつからないように、
点Pの起動が、点Aの半径0.2の円の内側に
入らないようにしよう
と考えたのだろうなと。

つまり、ボールが下図の赤い丸の内側に入らない
ギリギリの軌道は、軌道が赤い丸に接するときですね。
ファイル 3136-3.png

放ったボールがリングすれすれを通るようなボールの
軌道を二次関数でモデル化する際に、花子さんの
この発言が肝となるのですが、この部分を考えさせる
問題にした方が、よっぽど思考力を試す問題になるのでは
ないかと思いました。

この問題を通して、何かの現象を二次関数や三角関数など、
高校で学ぶ関数でモデル化するような問題があると、
大学で研究をする際のウォーミングアップになって
良いかもしれないと気づかせて頂いた1問でした。

(八千代緑が丘校 轟)


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