counter

記事一覧

3分の2個のりんごを4分の1で割るってどういうこと?

以前、ある生徒がこう言いました。
「まだ問題を解いていないから、
 理解できているかどうかがわからない」

確かに、問題を解いていく中で、
理解できていないことに気がついたり、
考察することで理解が深まることがあります。

ですから、この生徒の言うことは確かに正しいです。
しかし、問題を解いたからと言って、
本当に理解度を確認することができるのでしょうか?

別の表現をすると、問題を正解したら、
その問題を理解できていることになるのでしょうか?

ジブリ作品の中で、私は「おもひでぽろぽろ」という
作品が大好きなのですが、その中で小学校5年生の
女の子のこんなセリフがあります。

「3分の2個のりんごを4分の1で割るってどういうこと?」

この小学校5年生の女の子は分数の割り算が苦手で
割り数なのに数が減ることに違和感を感じ、
前に進めずにいたのです。

このブログを読んで下さっている皆さんが、
もし小学生にこのような質問をされたら、
どのように答えるでしょうか?

「つべこべ言わずに、
 分子と分母をひっくり返してかければいいの!」
という答え方もあるかもしれません。

ただ、分数の割り算の答えが合っていたからといって
分数の割り算を理解できたことになるのでしょうか?


私は、理解するということは、
自分の言葉で説明できるということ
だと思います。
ですから、単に教科書を読んだり、授業を聞いて
「ふ~ん、そういうことか」と思っても、
それはまだ理解の一歩手前だと思います。

その後、自分なりに咀嚼して腑に落ちてようやく
理解できたということになると思います。

では、そのためにはどうすればよいか?
それは、日頃から何か学んだ際に、
自分の言葉に言い換えて説明する習慣を
身につけたらよいと思います。

ちなみに、私は下の写真のように
理解していることを紙にまとめたりしていました。
ファイル 2678-1.png

これを見て下さっている保護者の方がいらっしゃれば
お子様が帰宅した際に
「今日はどんなことを学んだの?
 それってどういうことなの?」
と質問することで、お子様に考えてもらっても
良いかもしれません。

ファイル 2678-2.jpg

(五井駅前校 轟)

==============================
★冬期特別招待講習 申込受付中★
3講座無料招待の申込締切は12/11(土)!!
ファイル 2678-3.png
詳細・お申込みはこちらから👇
https://www.jasmec.co.jp/toshin/reserve/premium_reserve.htm

★五井駅前校 校舎紹介ページ!★
https://www.jasmec.co.jp/koushaguide/pg.htm
==============================