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効率の良い学習 『本当の時短術』

このような学習の仕方をしている人はいないでしょうか?

『問題演習の際、考える時間がもったいないので、
 少し考えて考えが浮かばなかったらすぐに答えを見る。』

問題演習では、解説を読んで理解していけば
そのうち身につくので、スピードを重視すれば良い
というノウハウです。

基本事項が定着していない段階で、
基本事項を覚えることを目的に取り組む際には
妥当な戦略だと思います。

しかし、例えば受験生のように既に基本事項は習得しており、
応用問題を解く段階でこのようなやり方をしてしまうと
どうなってしまうでしょうか?

"一問一問の濃度が薄くなり、学習した内容をすぐに忘れてしまう。"
"別の違う問題を見た時に、一切解法が思い浮かばない。"
ということが生じてしまいます。
それは自分で考えずに解答を受け入れているだけだからです。

入試本番では、自分で解法を思いつくことが必要です、
問題演習と通して
「どうやって頭を使ったら、自分の頭で
 解法が思いつくだろうか?」
という視点で見ていくことが大切です。
ファイル 2672-1.jpg ファイル 2672-2.jpg

ただし、そうは言っても時間は有限であることも事実です。
国公立大学の個別試験の問題は1題30分程度で解くように
作られていますから、30分は粘って考え続けても良いと思います。
(ちなみに、東進数学科の大吉巧馬先生はご自身が担当されている
授業の予習で1題当たり1時間は考えるようにと授業の中で
おっしゃっています。)

ただし、30分粘って考えると言っても、
何も考えが出ずにただいたずらに時間が過ぎていってしまう
という状態では時間がもったいないことになります。

そこで、考える時間を有意義にするためのコツをお伝えします。
それは
『思いついたことは、それがたとえ解答に直結しないとしても
 とにかく紙に書く』

ということです。

「えっ、そんなこと?」と思うかもしれません。
しかし、私が多くの生徒を見てきて感じることは、
「なぜ、それを思いついたのに、メモしておかないの!?」
ということなのです。

その問題を解くのに思いつくべきことが3つあるとしましょう。
その思いつきを3回行えば、正解にたどりつくのです。

ただし、その思いつきがまだ1回目の段階では正解が見えてきません。
だから、多くの生徒はその思いつきは大したことではないと勝手に判断をして
メモをしておかないのだと思います。

ただ、あと2つ見つけることができれば正解にたどりつくのです。
2つ目を思いついたときには、1つ目の思い付きが
頭から離れてしまっているかもしれません。
だから、見えるようにメモを書いておくことが有効なのです。

ですから「それは大した思いつきではない」と思わずに、
とにかく思いついたことは、それが大したことでなくてもいいので
とにかく紙に書いて見える化するようにして下さい。

その書いた内容が、問題を解くための突破口になります。

ファイル 2672-3.jpg ファイル 2672-4.jpg

『ほとんどの人は秒単位で時間を節約し、年単位で時間を無駄にしている』
という言葉があります。

たった30分の時間を節約することで考えることを放棄し、
1分とかで解答を見ることによって、入試本番で粘って考える
ことができず、貴重な一年を失ってしまうという悲劇を
起こさないように、自分の頭で考えることを大切にして下さい。

(五井駅前校 轟)

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11月 折り返し地点を過ぎました。

こんにちは。
大網白里校事務の森川です。

11月も折り返し地点を過ぎました。
いつも言ってしまいますが本当に早いですね。

空気も乾燥してきたため、今月より各校舎では加湿器の運転を開始しました!

より一層冷え込みが厳しくなってきます。
体調管理に気を付け学習に励みましょう!

(大網白里校 森川)