以前、ある生徒がこう言いました。
「まだ問題を解いていないから、
理解できているかどうかがわからない」
確かに、問題を解いていく中で、
理解できていないことに気がついたり、
考察することで理解が深まることがあります。
ですから、この生徒の言うことは確かに正しいです。
しかし、問題を解いたからと言って、
本当に理解度を確認することができるのでしょうか?
別の表現をすると、問題を正解したら、
その問題を理解できていることになるのでしょうか?
ジブリ作品の中で、私は「おもひでぽろぽろ」という
作品が大好きなのですが、その中で小学校5年生の
女の子のこんなセリフがあります。
「3分の2個のりんごを4分の1で割るってどういうこと?」
この小学校5年生の女の子は分数の割り算が苦手で
割り数なのに数が減ることに違和感を感じ、
前に進めずにいたのです。
このブログを読んで下さっている皆さんが、
もし小学生にこのような質問をされたら、
どのように答えるでしょうか?
「つべこべ言わずに、
分子と分母をひっくり返してかければいいの!」
という答え方もあるかもしれません。
ただ、分数の割り算の答えが合っていたからといって
分数の割り算を理解できたことになるのでしょうか?
私は、理解するということは、
自分の言葉で説明できるということだと思います。
ですから、単に教科書を読んだり、授業を聞いて
「ふ~ん、そういうことか」と思っても、
それはまだ理解の一歩手前だと思います。
その後、自分なりに咀嚼して腑に落ちてようやく
理解できたということになると思います。
では、そのためにはどうすればよいか?
それは、日頃から何か学んだ際に、
自分の言葉に言い換えて説明する習慣を
身につけたらよいと思います。
ちなみに、私は下の写真のように
理解していることを紙にまとめたりしていました。
これを見て下さっている保護者の方がいらっしゃれば
お子様が帰宅した際に
「今日はどんなことを学んだの?
それってどういうことなの?」
と質問することで、お子様に考えてもらっても
良いかもしれません。
(五井駅前校 轟)
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