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歴史はどうやって覚えよう?

本日の中2はいよいよ第一次世界大戦に入りました!

第一次世界大戦はヨーロッパ中心に推移した初めての「大戦」です。
近代化、工業化が進んだことで、国家間のつながりが複雑になっている状況での戦争。
歴史を勉強しようとするとき、多くの場合苦手だなぁと感じる近現代史そのものです。

近現代史の難しいところは「対立構造の多様化」の1点につきます。
近代まで、戦争とは基本的に「1つの国対1つの国」の状態でした。
しかし、近代に入ると、植民地争いをきっかけとした対立構造や宗教、民族をきっかけとした対立構造など様々な構造になります。
つい20年前までは敵対していたのに、より優先的な仮想敵国ができたことによって、敵対国と協商関係を結ぶなど、国策も状況に応じて変化していきます。
そんな近現代史をつかむために大事なことは
①地図
②流れ
③単純化
の3つです。

①地図
国と国とが敵対関係になるのは往々にして地形が関係します。
隣国であったり、植民地政策の方針が重なっていたりなどです。
世界地図が何となくでも頭にあるか否かで理解の深さがぐっと変わります。
自信がないぞという場合は、世界地図のポスターを自室の扉など毎日目に付くところに貼っておくということがオススメです。

②流れ
物事には必ず流れがあります。
1つの出来事は他の出来事のきっかけになるということです。
英仏は19C敵対関係にありましたが、近くはアフリカの植民地政策、遠くはバラ戦争に原因があります。
20Cに入り、一転して英仏が協商関係を結んだのはドイツの工業的成長に関係します。
このように複数の出来事を流れで理解することが重要です。
用語だけを暗記しようというのはお勧めできません…。

③単純化
いきなり詳細に理解しようというのは難しいことです。
まずは全体的なイメージを持つことが重要です。
第一次世界大戦はイギリス(3C政策)とドイツ(3B政策)の植民地争いがきっかけです。
イギリスは仏露と、ドイツは墺伊と協商/同盟関係にあったため、英独の関係が悪化したことにより、その仲間の国々の関係も悪化していきました。
各国の協商/同盟関係を細かく抑えることも大事ですが、英独の関係悪化⇒協力国の関係も悪化と単純化することはもっと大切です。

授業では、テキストや教科書だけではつかみきれない②流れや③単純化に重きを置いて進めています。
授業で大枠をつかみ、宿題で細かな用語を定着させる。
そうできることがベストです。
授業でつかみきれなかった点があればぜひ質問をしてくださいね。
待っています。

(教務 森山)

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