Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2015年02月号)
受験は団体戦!
入試シーズンの前哨戦、序盤戦を終えて、いよいよ中盤戦から後半戦にさしかかるところ。これがお手元に届く頃には、中学入試はいよいよ最後の難関、都内入試と県内2次、高校入試は私立高校の後期入試から公立高校前期入試へ、大学入試は私大個別試験スタートの時期を迎えているだろう。この時期、毎年同じようなことを書いているが、今年も敢えて同じようなテーマで書こう。
絶好調の生徒、第一志望をすでに勝ち取った生徒もいるが、なかなか思うような結果を残せていない生徒もいるはずだ。そんなときこそ最大のチャンス。試練こそが人を鍛えるチャンスなのだ。力が一番伸びるのは、入試の本番の最中であろう。本番の一発勝負の経験は、本番でしか体験できない。その経験が次の成長を生み出す。うまくいかなかったときこそ、その現実から目を逸らさずしっかり見つめることが大切。その経験の中から、今の自分に足りないものを見つけ出して、教訓としてほしい。そして、決して逃げることなく、諦めずにチャレンジしよう。
あと少しだと考えると、脳はブレーキをかけるようにできているそうだ。まだまだゴールはずっと先。気を抜くことなく駆け抜けよう。受験は団体戦。頑張る仲間がいるから頑張れる。その仲間のために、自分が必死に頑張る。自分の頑張る姿で、仲間に勇気とやる気を与えられるくらいに頑張ろうと決意する。仲間のためにと誓おう。その気持ちがやる気をさらに生み出す。「誰かのため」と利他の気持ちで頑張るとき、脳は一番力を発揮する。そんな仲間たちが、たくさん集い、ともに切磋琢磨する環境が、誉田進学塾グループだ。受験は団体戦!!
今年もやります! 千葉テレビ公立高校入試解答解説の番組を今年も生放送で担当させていただきます。少しでも受験生たちへの励みになるよう頑張って準備します。ご期待ください。
※この内容は2015/02塾だよりに掲載したものです。
入試が「団体戦」となるためには、必死になったとき、苦しく悩んだとき、ともに刺激し合い頑張った真の意味での「仲間」がいなければ成立しない。
長時間、ともに勉強に集中し過ごす夏期講習は、仲間意識が生まれる大切な機会となるはずだ。そしてこのあと、受験を強く意識し、周りもその空気で支配されていく秋から冬にかけては、さらに意識に大きな影響を残す。
真の意味での仲間とは、ともに切磋琢磨しながら、お互いによい影響を与えあうライバルでもあり、また苦しいときにも頼れる信頼できる友のような存在であろう。受験の真の敵は、自分自身の弱い心である。「受験戦争」と揶揄されるような、ライバルを敵視し、蹴落としてでも自分だけが、というマイナスの心からは、大きな力を発揮し続けることはできないはずだ。
そのような仲間と出会い、ともに成長する経験をするためには、特別の場が必要となる。進学塾として、そのような「強い磁場」となることを望む。
後半戦が近い。