counter

記事一覧

内発的動機付けを高めるためには Vol.2

★千葉中央駅校開校!Instagramはじめました★
フォローお願いします👇
https://www.instagram.com/premium_chibachuou
大学受験のあれこれを投稿していきます☆
=======================

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

昨日のブログで「自己決定感」について
DeciとRyanの研究の話題を書かせて頂きました。
本日は、昨日ご紹介していなかった内容の
続きを記載させて頂きたいと思います。

DeciとRyanは内発的動機にいたるプロセスについて
動機なしの段階から、内発的動機に至るまでの
4つのプロセスを提示しました。

ステップの段階が高くなる程、自己決定度が高くなります。

ステップ1:外的調整
 動機なし(amotivation)の状態からの第一段階です。
 これは、完全に外的な報酬や罰によって何かを行う段階です。
 子どもが「宿題を提出しないと学校の先生に怒られるからやる」
 などがこのケースに当たります。

ステップ2:取り入れ調整
 第二段階は、「取り入れ調整」です。
 これは、罪悪感や不安を感じないためやプライドのために
 何かを行うことです。
 例えば、「優等生だと思われたいから、遅刻をしない」
 などがこれに当たります。

ステップ3:同一化的調整
 第三段階は「同一化的調整」です。
 これは自分自身で必要と思うから何かを行うことです。
 例えば、「志望校に合格するためには、今から塾に通って学習しよう」
 と自分の判断で塾にいく場合などがこれに当たります。

ステップ4:統合的調整
 第四段階は「統合的調整」です。
 これは、その行動の価値を認め、さらに、その行動が
 自己の他の側面とも統合することです。
 同じ「塾に行く」であっても、「志望校に合格するため」という
 直接の目的だけではなく、例えば「私は将来、エンジニアになりたい」
 という人生の目標があり、その目標(=自己の他の側面)とも
 その「塾に行く」が関係していると考えている場合です。

学習内容によっても、上記のステップのどれに相当するかは
変わってくると思います。

私自身の高校生の頃を振り返りますと、
学校から出された課題はステップ1でした。

私も含めて、多くの人が、他社から一方的に与えられた課題に
取り組むというのは、モチベーションが上がりづらいもの
だと思います。

だから、そもそも、何を目標として日々の学習に取り組むのか、
そして、具体的に何をするのかということを、自分自身で決める
あるいは、一人では決められない場合は、相談をしながら、
あくまでも最後は自分で決めて、それに取り組んでいく
ということが、日々の学習に対しても、モチベーションを
もって取り組んでいけるコツだと思います。

p.s.
学校の課題の話を挙げましたが、
野球のイチローさんが、子供に
「なんで学校の宿題ってあるんですか?」
と質問をされたときの答えに、
私は「なるほど」と思いました。

イチローさんは「大人になったら、やりたくないことにも
取り組む必要が出てくる。そのためのトレーニングに
なるかもしれない。」といった趣旨のことをおっしゃって
いました。

ですから、自分で決めた課題でなかったとしても
将来のための学びになるようです。

(八千代緑が丘校 轟)

<八千代緑が丘 校舎紹介ページ>
http://www.jasmec.co.jp/koushaguide/pym.htm

★新規開校特別招待講習受付中!★
詳細・お申込みはこちらから👇
https://www.jasmec.co.jp/toshin/reserve/premium_reserve.htm

★一日体験・個別説明会受付中!★
詳細・お申込みはこちらから👇
https://www.jasmec.co.jp/toshin/reserve/premium_reserve.htm