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志望校の過去問は11月に一通り学習を

受験生たちは志望校の過去問を中心に
日々学習に取り組んでいます。
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12月に入ると、共通テストが近くなるため
共通テスト対策の学習の割合が増えてきますので
志望校の過去問はなるべく11月中に一通り終えて
おくと良いと思います。

各大学によって入試問題には特徴があります。
ですから、単に偏差値の高い大学の過去問に取り組んでおけば
それよりも偏差値の低い大学の過去問はスラスラ解けるように
なるということはありません。

また、ある受験生にとってはA大学よりもB大学の過去問の方が
解きやすく感じても、他の受験生にとってはA大学の方がB大学の
過去問よりも解きやすいと感じることはよくあります。

例えば、同じ工業系の大学の芝浦工業大学と東京電機大学の物理の
過去問を比較してみます。

芝浦工業大学は問題の題材は難しいのですが、
ただし、解くための誘導がとても丁寧に記載されているため、
ある受験生にとっては題材が難しくて手が出なくても、
他の受験生にとっては誘導にのって解いていくと正解に
たどりつくということがあります。

一方、東京電機大学の問題は、題材は典型的な問題が多いのですが、
ただし、解くための誘導が記載されておらず、全て自分で考える
必要があるため、そこが難しいと感じる受験生もいます。

ですから、大学の入試問題は解いてみて初めて
自分にとって解きやすいのか、解きづらいのかが
わかります。

ですから、志望校の過去問は全て、まずは一通り目を通した上で
その後どのように学習していくのか、戦略を立てていくと
うまく対策できると思います。

その点を先生と相談しながら学習を進めていくと良いと思います。

(大網白里校 轟)