※長文です…
先日、就職活動中の大学生A君と話をする機会がありました。
A君はすでにいくつかの企業から内定を得ており、
その中から就職先をどこにしようかと迷っているところです。
しかしA君の大学の仲間には、まだ内定先が見つからず苦戦している学生も多いとのこと。
アドバイスを求められることが多く、その中で気になることがあるらしい。
「うまくいってない人は、やり方ばかりを考えている」
どうやったら面接でうまく話せるかとか。。。
どうやったらエントリーシートがうまく書けるか。。。
そんなことばかり聞かれるそうです。
A君は手段よりも、相手(企業)のことを知ることの方が重要で、
企業がどのような考え(理念)を持って、その事業を行っているかを調べて、
同業他社との違いなどを理解することで、面接ではいくらでも話ができるはずだ
と言います。
まさにその通りだと思いました。
自分が何がしたいのか、どのような企業に行けば自分の求める仕事ができるのか、
そのためにはどのような準備をすればよいのかを考えることが近道なのだと。
A君はその準備をしっかりやっていたから内定を得ることができたのでしょう。
さて、先日こんな質問がありました。。
「どんな勉強をすれば●●大に合格できますか?」と
高校部のチューターさんに聞いてみたら
「そんな事を考えている暇があったら、一問でも多く問題を解いた方がいい」と返ってきました。
手段や考え方も大事だけど、その前に点数が取れないとどうしようもない、やるべきことがあるはずだ。という考えなのでしょう。
どんな授業を受けるべきか、どんな問題集をやるべきか、時間が少ないからよりよいものを選びたい。
その気持ちはよくわかりますが、悩んで手をつけないのであれば、全部やってしまった方がいいとすら思えます。
スマホやPCで簡単に情報が手に入る現在では、その情報に翻弄されてしまう人が多いのも事実。
迷った時は、私たち教務スタッフやチューターさんの言う通りにやってみるのが近道なのかもしれません。
面接のやり方ばかり考えて、内定が得られない大学生と、
勉強のやり方ばかり考えて成績がなかなか伸びない高校生
共通しているのはみんな一生懸命に必死にがんばっているということです。
今、何をやるべきか。
あなたの場合はどうでしょう?
(土気駅北口校校長 呉屋)