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塾に行きたくない、行くのがストレス 親と子の対処法 Part2

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

では、昨日に引き続き、
『塾に行きたくない、行くのがストレス 親と子の対処法』
をテーマに、後半の部分を書かせて頂きたいと思います。

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<塾に行きたくないという子どもへの親の対処法>
どのような理由であれ、子どもなりの考えがある中で
塾に行かないことを頭ごなしに否定したり、
無理やり行かせたりするのは問題の解決になりません。

とはいえ、全てを「子どもまかせ」にしてしまうのもお薦めできません。

一般的に、自分のやりたいことや夢がはっきりしている子どもは全体の2割程度で、
夢に向かう具体的な方法まで理解して実践できている子となると更に少なくなります。

言い換えると、大半の子どもには、やっぱり親のサポートは必要なのです。
そこで、ここからは、そのサポートを親から子への一方通行ではなく、
互いに意味のあるものにしていくための手順を確認していきたいと思います。


①まずは気持ちに余裕を持つ
ここまで塾に行きたくないと子供が言い出した時の
理由や主張の意味を解説してきましたが、
誰にでも、理由がなくても気分が乗らない時や、
元気が出ない時はあります。

目的と計画に合わせて勉強を進めつつ、
ときには休みを取ってリフレッシュすることも必要です。

一度や二度の「行きたくない」に慌てず騒がず、
勉強をやらない時間、休む日も必要と考え、
親子で過ごす時間を持つことも大切と考える気持ちの余裕を持ちましょう。

とてもシンプルで特別なことではありませんが、
「いざ」という時に、常日頃からの心掛けが大きな違いとなって現れます。


②子どもの話をきちんと聞き、理由を確認する
行きたがらない頻度があがった、明らかに子どものやる気が落ちている
と感じられるようであれば、話し合う時間を作ってみてください。

そんな時は、塾に行きたくない理由も含めて、
子どもの話に耳を傾けることがとても大切です。

親の目から見ると「見通しが甘い」、「ただの逃げだ」と映ってしまって、
ついつい口を挟みたくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、話を聞いてくれない人の話なんか聞きたくない、
というのもまた、人の道理です。

親子であっても、いやむしろ親子だからこそ、しっかりと話を聞いて、
共感してあげるところから始めましょう。

そして、彼らの言葉をきちんと受け止めたうえで、
その理由を正しく認識する努力が必要です。

理由が掴めないまま「塾代が無駄になるから」「行かないと勉強が遅れてしまうから」
と無理に行かせても、子どものモチベーションは下がる一方で、
根本的な問題解決からは遠ざかってしまう可能性が高い、
と言わざるをえません。


③大人がビジョンを見せてあげることが大切
「将来のためにやりなさい」と言いたくなるのは当然の親心ですが、
大人が思っている以上に、子どもは社会や職業についての知識が乏しいものです。

「将来の夢」や「志望校」を具体的にイメージできなければ、
選びようがないのです。まずは、受験の先にある志望校への進学、
さらに社会人になったときの職業をイメージできるように、
大人が「ビジョン」を見せてあげる必要があります。

生き生きとした将来像が見えれば見えるほど、
進学する意欲、勉強するモチベーションが生まれてくるのです。

例えば、自分の仕事の話をしたり、
そもそも「働く・お金を稼ぐとはどういうことか」といったテーマで、
子どもと一緒に議論してみるのも効果的でしょう。

また、自分の知り合いが、どのような大学・学部を出て
どのような仕事に就き、働いているのか、といった話をしてみるのも効果的です。

子供たちが生活の中で出会う大人は、親・学校の先生・習い事の先生くらいで
非常に限定的です。

身近でない世界に存在する大人の話は、子どもたちにとって刺激的で、
将来のビジョンが広がる良い機会になるでしょう。

なお、こういった世界を広げる取り組みは八千代緑が丘校が得意とするところでもあります。
生徒の話をよく聞き、一緒に考え、さまざまな未来像を共有していくことで、
勉強へのモチベーションを引き出します。

④勉強する目的を改めて確認する
言うまでもないことですが、勉強するのも進学するのも子どもなので、
子ども自身がやる気にならなければ成績は伸びません。

子どもが主役であることを忘れずに話に耳を傾けながら、
ぜひ一度、なぜ勉強をするのか、何のために塾に行くのかを
親子で話し合ってみることをおすすめします。

親子共通の目標とまではいかなくても、親子が一枚岩で取り組めるようになると、
子どもは安心して目標に向かってまい進することができるようになります。

目的が定まったとしても、親として覚えておきたいのは、
無理にやらせるでもなく、放っておくでもなく、「伴走」するのが
親の役割だということ。

すべてを子ども任せにしてしまうと、子どもは道に迷ったり
不安になったりしてしまいます。

大切なのは「適切な関わり」を持ちながら、本人の自主性を重んじることです。


⑤塾にも相談し、対策を考える
子どもと話し合う中で、塾に求めるもの、
塾に期待することを一緒に確認できたら、
塾に直接相談してみましょう。

せっかく親子間で共通理解が得られても、
肝心の塾が適切なサービスを提供してくれなければ元も子もありません。

親子で導き出した目標、望むサービスを伝えて指導法を変更してもらうことも可能ですし、
もし塾が対応できない、あるいは塾のやり方を押し通されるようであれば、
転塾するという決断もできます。

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<~塾に行きたくないキミへ~ 親への言い訳、思いを伝える方法>
ここまでは、親御さんに向けて、学生の方々が塾に行きたがらない理由や
その対処法について、解説してきました。

この章では、実際に塾に行きたくないと思っている学生さん向けに、
親御さんとの向き合い方や言い訳の伝え方など、
ヒントとなるようなことをお伝えします。

塾へ行きたくないのに、嫌々行っても勉強の効率は上がりませんし、
成績上昇も見込めません。

成績を上げるために、あるいはあなたが目指す道へ進むためには
どうしたら良いのか?

なかなか、親を説得できず途方にくれている、
その気持ちをどうしたら親にわかってもらうかは、
キミ自身がきちんと言葉にする必要があります。

ここから一緒に考えていきましょう。


①理由を明確にする
「塾がなんとなく嫌」というのでは、
親としてもどうすれば良いかわかりません。

どうして塾に行きたくないのか、まずは自分で考えて自分の言葉にして、
親にその理由を伝えることが大切です。

ここまで述べたように、塾に行きたくないと感じるのは、
塾の勉強についていけない、人間関係に問題がある、
他にやりたいことがあるなど、さまざまな理由が考えられます。

あなたに当てはまるものはありましたか?

ひとつにこだわらず、視点を変えてみると自分の本音が見えてくるかもしれません。
塾が合わないと感じているならば、具体的にどんな点に不満を持っているのか、
書き出してみましょう。


②代替案も併せて伝える
塾に行きたくない理由と併せて、代わりになる案も伝えることで、
親に受け入れてもらいやすくなります。

たとえば「今日塾に行きたくないから休みたい」とだけ言うのではなく、
「振替をして別の日に行く」「塾を休む代わりに家で勉強をする」など、
行かない代わりにできること、やれることを一緒に伝えると良いでしょう。


③自分が求めている塾はどんな塾かを考える
気持ちが乗らないということもたまにはあると思いますが、
毎回その塾に行くのが嫌ということなら話は別で、代替案ではいずれ限界が来ます。

そんな時はまず、どんな塾なら自分に合っているのか、
自分はどういった塾に行きたいと思うのか?について考えてみましょう。

人それぞれに合う勉強方法は違いますが、
一般的には、生徒は塾のやり方やカリキュラムに合わせることになります。

そのため、通っている塾と「合わない」と感じるケースは決して珍しくありません。
合わない塾に通うのは、サイズの合わない靴を履いているようなもの。
サイズを測ってピッタリ合う靴を探すように、自分にどんな塾が必要かを考えて
塾を探してみましょう。

ここが良いと思える塾が見つかったら、
「今の塾は○○の理由で行きたくないから、こんなやり方の塾に転塾したい」と
親に伝えます。

自分で考え抜き自分で選べたら言うことなしですが、
親に手伝ってもらって一緒に探すのも良いやり方です。


④親が聞く耳をもたない?!
でも実際のところ、親に自分の考えを理解してもらうのは、簡単ではありません。
親によっては「子どもの考えること」だとして聞く耳をもたない場合もあります。

こうした状況は、大人になって仕事をするときに、よく遭遇するシーンの一つです。
難攻不落のクライアントにプレゼンをするつもりで話をしてみましょう。
どうやったら話を聞いてもらえるか、何からどの順番で話せば伝わりやすいか、
親が納得するだけの根拠を示せるか。

将来仕事をするうえで必要になるプレゼンスキルを身につけるつもりで、
親を説得してみましょう。

あなたにとって間違いなく、良い経験になります。

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<子どもの数だけ、指導法はある>
子どもには一人ひとり個性があり、
それに合わせた指導法も子どもの数だけあります。

「みんなが行っているから」「評判が良いから」と決めた塾が、
必ずしも合っているとは限りません。

実際に通わせてみて、もし子どもが「行きたくない」と思うようになったら、
最初は驚いたり、不安になったりすると思います。

しかしそこで慌てず、気持ちに余裕をもって、子どもの思いに寄り添いながら
塾との付き合い方を考えてみたり、子どもと一緒に塾選びをしてみてはいかがでしょうか。


①その子に合った指導法・学習方法を考える
八千代緑が丘校では、一人ひとりの子どもに合わせた指導法と声がけを徹底し、
子どものやる気を引き出すことを大切にしています。

学力に合わせて個別に設計される学習計画では
小さな「できる」を積み重ねていくことを重視していて、
成功体験を重ねることで子どもの自発的な意欲が自然と引き出されていきます。
また、生徒一人ひとりに寄り添い伴走しながら勉強をサポートしています。

受験に必要な知識も、一人ひとりの目標に合った志望校、
その受験に必要な情報を伝え、むやみに不安にならないよう指導していきます。


②塾が居場所になることも
本来、塾は、メチャクチャ楽しい!とまではいかなくても、
塾って、目標に向かって自然と努力し学ぶことのできるの場所であってほしいですよね。

八千代緑が丘校が目指しているのは「気づいたら塾が自分の居場所になっていた」
「先生と雑談しているうちに、それが受験対策になっていた」など、
居心地の良い環境で指導が受けられる、そんな塾づくりです。

何気ない話の中で、子どものやる気を引き出したり、受験のコツを伝えたりすることで、
楽しみながら成績を伸ばしていきます。

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昨日と今日の2回にわたり、
『塾に行きたくない、行くのがストレス 親と子の対処法』
をテーマにブログを書かせて頂きました。

八千代緑が丘校では、生徒一人ひとりに寄り添って、
その生徒に合った学習の取り組み方を提案し、
そして、その生徒の個性にあったサポートを心掛けています。

(八千代緑が丘校 轟)