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記述の練習に

コロナ禍の中で学校からどのような課題が出されているのか
を生徒たちに聞くと、中には自分が調べたことや考えたことを
文章にまとめて提出するといったものも少なくない様です。

また、2021年度入試では、総合型選抜や学校推薦型選抜
だけでなく、一般選抜においても、出願時に志願理由を
記載する学校が多くなってきます。

文部科学省が学力の3要素として掲げている3要素の中の1つに
「主体性・多様性・協働性」がありますが、このことによって
高校生たちは、これからますます自分の考えを記述する機会が
多くなっていくと思います。

自分の考えを記述するのが苦手という意見を
生徒たちからよく聞きますが、記述に慣れるためには
以下の2つのことが必要だと思います。

①自分の中に意識を向け、思考やひらめきの存在に気が付く。
②自分の中の思考やひらめきを言葉として表現する。

そのためのトレーニングとして、大学入試の総合型選抜で
問われるような小論文の課題について考えることはハードル
が高いと思いますので、まずは自分の関心ごとをテーマとして
ノートを一冊用意して、自分の考えたことを自由にどんどん
書いていってはいかがでしょうか。

学校の課題のように提出があったり、誰かに見せるための
文章であれば、どのように書いたらいいのだろうと萎縮して
しまいがちですが、誰に見せるわけでもなく、
また、自分の好きなことであれば、文章がうまい下手は
おいておいて書くことはできると思います。

まずは、とりあえず書いてみるということが第一歩だと思います。
そこから、書くことに慣れ、たくさん書いていく中で、
段々と文章がうまくなっていくと思います。

自分の考えを文章に書くということは、将来どこかのタイミング
で必要になってきますので、コロナ禍でお家時間が増えている
今の時期に、取り組んでみると、案外楽しいかもしれません。

(大網白里校 轟)