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今から身につけられる〇〇力

今日は高校3年生のHRの日。
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受験生になる高校3年生の生徒たちには
この春休み期間中の学習のアドバイスを
させて頂きました。

学習していく中で、
理解が深まったり、知識が増えていけば
それに比例して成績が上がる面もありますが、
修得するのに苦労するスキルの1つが
文章を要約する力だと思います。

現代文の授業を受けている生徒から
こんな質問を頂きました。

『”筆者の意見を〇字以内に記述せよ”
 のように、本文を要約して解く問題が
 苦手なのですが、どのように対策すれば
 良いですか?』

東京大学の個別試験の英語でも、英文を読んで
要約して答える問題が出題されますが、
大学入試において(もっと言えば社会に出てからも)
要約するスキルはとても大切になります。

「要約は苦手」という声をよく耳にしますが
実は、要約のスキルはある程度訓練すれば、
身につけることができます。

今日は
「文章を要約する力を身につけるための練習方法」
について書かせて頂きたいと思います。

塾でも学校でも、解いた現代文の問題文(本文)を
活用して以下の3つのステップで取り組んでいきます。

ステップ1:1段落を読み、その中から『要約的な一文』を探す
1段落読み終えたら、「ここがこの段落の内容を一番端的に
表しているな」と感じられる一文を探しましょう。
その一文は、だいたい段落の最初か最後の辺りに書かれている
場合が多いです。

ステップ2:その一文を踏まえてノートに30字以内で
      段落のまとめを書いてみる

要約的な一文の内容を咀嚼したうえで、それを30字以内に
書き直してみましょう。

例えば、
「『わかった気に』ならず、著者が言いたかったことをきちんと
 理解して初めて『自分で考える』ということができるのです。」
という要約的な一文を踏まえて
「整理ができて初めて自分の意見を持つことができるようになる」
とまとめ直すのです。

要するに、わかりやすく書き直すイメージです。
そして、このように全ての段落に対して書き直したうえで、
最終ステップです。

ステップ3:まとめを踏まえて本文全体のまとめを
      140字以内で作成する

段落数が多くなるほど、それらをまとめるのが
大変になってきますが、段落によっては前の段落の具体例
という場合もあり、文章全体の骨格をつなぐように
していけば、何とか書き上げられると思います。

最初は慣れていないため苦労すると思いますが、
それをやり続けていけば段々と慣れていき、
うまくなっていくと思います。
今はまだ3月ですから、来年の入試までには
ちゃんと間に合うことでしょう。

Twitterの制限文字数が140文字なのですが、
例えば、同じ授業を受けている友達同士で
Twitterに今日学習した現代文の要約をつぶやき合って
チェックし合うというのも良いかもしれません。

以上、今回は文章を要約するスキルを身につけるための
練習方法について記載させて頂きましたが、
要約する力を身につけることによって、
学習した内容を頭の中でうまく整理できるようになります。
ですから、現代文の力を養うだけでなく、
どの科目を習得するうえでも武器になるスキルだと
思いますので、ぜひ、練習して身につけていって下さい。

(五井駅前校 轟)

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