11月1日の英語外部検定試験導入延期の決定から
にわかに大学入試周辺があわただしくなっています。
今度は2020年度からの導入が決定している大学入学共通テストの
記述式問題についての議論が出てきました。
記述といえば、最近「国語」を苦手とする生徒が
増えてきたように感じます。
スマホが生活必需品となり、
SNSなど、短い言葉や絵文字で
意思の疎通をすることが主となっていたり、
長い文章に触れる機会が少なくなっていることも
原因かもしれません。
さらには、辞書を使わない生徒が増えたことも実感しています。
わからない単語があるとすぐにスマホで検索してしまいます。
すぐに求める答えが出てきて、非常に楽です。
電子辞書すら使わなくなっていることに、危機感すらおぼえます。
英語の質問でも、先生やチューターだけが辞書をみて調べている。
そういった場面はよく見られます。
辞書を引くことで、自分の覚えていたスペルの勘違いに気付けたり、
覚えていないイディオムを不意に再確認することができるのも
結果的に語彙力強化につながるのではないでしょうか。
今朝の新聞に、
文学作品を深く読み、母語の総合的な言語能力を高めることが
英語でのコミュニケーション能力向上に必須であるという投書がありました。
改めて、入試に勝つための勉強だけではなく、
将来の糧となる勉強も伝えていきたいと思います。
(大学受験事業部 呉屋)