夏期講習が始まってから1週間以上経過しました。
受験生は朝から夜までの長時間の学習に
少しずつ慣れてきて、学習に対する体力が
ついてきつつあるところです。
そんな受験生にとってお昼休みは束の間の楽しみ。
お昼休みの時間になると、休憩スペースが賑やかになります。
ONとOFFのメリハリは大切。
休憩が終わり、再び学習モードになると、
みんなちゃんと真面目な顔をして学習と向き合っています。
今日も何人もの生徒から、「この問題が解けません」と
質問を受けました。
学習をしている中で、このようなことは誰もが経験をします。
ただ、本当にその問題は自力で解けないのでしょうか?
模試を受けた後の生徒から、よくこんな声を聞きます。
「解答を見たら、あ~なんだ、こうやって解くのかって
思いました。わかっていたけど、思いつきませんでした。」
と。
模試だからまだ良いですが、これが入試本番だとしたら、
もったいなくないでしょうか?
本当は解ける力があるのに、ちょっと難しいと感じただけで
あきらめてしまっているケースが多いと思います。
「あ~、この問題難しい。」と思ったら、そこで解答を
見るのではなく、もうひと踏ん張り自力で考えることが大切です。
よく、効率良く学習するためにと言って、
よく考えることをせずに、すぐ解答を見ることで
1時間当たりの学習量を増やそうとする生徒がいますが、
いくらたくさんの問題をこなしたところで、
身に付いていなかったら、やっていないのと一緒です。
それよりも、1問を考え抜いて、その結果自分のものにした方が
よっぽど効率が良いのではないでしょうか?
いつものことですが、今日質問に来た生徒にも、
自力で徹底的に粘って考えて頂きました。
必至で考えると、少しアイディアが出てくるものです。
「この問題は解けない」と決めつけずに、
もっともっと粘って考えてみて下さい。
そうすれば、解くための知恵が出てきますし、
入試本番で考え抜く力もついてきます。
(大網白里校 轟)