東進衛星予備校の数学の人気講師(と書くまでもないが)、志田晶先生から、数学の参考書の献本をいただきました!!
ベストセラーの黄色い表紙の「~が面白いほど~本」シリーズの共通テスト対策の数IAとIIB
しかし...!
あれれ、目次をみると「パターン編」とある
そして、表紙をもう一度よくみると「~が面白いほどわかる本」ではなく、「~の【点数】が面白いほど【とれる】本」とある
おかしいぞ!
まさか、志田先生、ついに難化した共通テスト対策用に、点数狙いのパターン解法に走った本を書かされてしまったのか!!
と思ったが、よくみたら、これまでの共通テストに出題された範囲に限らず、すべての単元をパターン別に分類し直して、かつ原理の理解に拘った解説で書かれていました!
やっぱり数学はこうでなくちゃいけませんよね!
典型的な解法こそ、原理の正しい理解(というより抽象化された概念のイメージという方がよいかも)が大切です。
ただし、共通テストはかなりの処理速度も必要です(現状では、ややそちらに重点が置かれ過ぎを危惧するのだが...)。
原理を分かった上で、いわゆる解法の「型」のスピードアップのために、脳内の潜在意識下に落とし込むトレーニングも欠かせません。
この本は、教科書レベルを一通り学習し終わって、これから共通テストの形に取り組もうとする高校生に最適です!
ただし、勉強を進めていて、教科書レベルの公式などの原理の理解が甘いことがわかったら、戻って原理をしっかり理解するのがよいでしょう。
また「型」のトレーニング用の類題は多くありません。繰り返さないと飲み込みの悪いタイプの人は、他の問題集(原理をわかった上でなら学校の教科書傍用の問題集のやや難しめのものでもよい)を併用するとよいかもしれません。
東進生なら、講座にリンクした確認テストや高速マスター、そして過去問演習講座があるから、どんどんできますね!
志田先生、ありがとうございました!