記事一覧

[巻頭言2007/05より] 保護者のみなさまにお願いしたいこと!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2007年05月号)

保護者のみなさまにお願いしたいこと!

 親が子供を育てることは、その子供の未来をどちらに向かわすかという重大な責任をもっている。だがその分だけ、とてもすばらしいことでもある。

 今年は、この「子供を育てるのに対して、親としてどうすればよいのか」ということを、保護者のみなさまに考えていただきたいと思っている。

 そのための第一弾として、「(あるコーチング参考冊子)」を同封する。これはここ数年、ビジネスの分野で注目されているコーチングを教育分野に合わせた教育コーチングについて紹介したものだ。誉田進学塾グループの指導方針と同じ方向性の考え方も多いので、ぜひ参考にお読みいただきたいと思っている。

 さらにその続編として、「難関高校受験研究会Special Program」の特別講演を用意した。こちらは、木下晴弘先生というとてもすばらしい講演者により、ズバリ「子育て」について皆様に考えていただくことがテーマとなっている。日頃「子供がなかなか思うようにいうことを聞かない、やってほしいことをやってくれない」とお悩みの方は、ぜひご両親でご参加ください。

※この内容は2007/05塾だよりに掲載したものです。
 私たちの塾では、保護者とともに子供を育てる、子供が自立し成長することを支援することが塾の役目であると、ずっと考え実践してきた。何をどう教えるかより、塾生たち自身が、学ぶことに対して正面から向き合い自分を磨くことを重視してきた。つまり、いわゆる詰め込み、一方的にインプットを強制するのではなく、考えさせて自分で閃き学び取る瞬間を大切にしてきた。
 この立ち位置を保護者にも理解賛同して実践していただきたいと、保護者向けのイベントをさらに一段と積極的に取り組み始めたのがこの頃だ。
 このときの特別講演者は木下先生。このときの会はとても素晴らしい時間となった。今でも感謝である。再度ご登壇の機会があればとも思っています。

ファイル 466-1.jpg ファイル 466-2.jpg

[巻頭言2007/04より] 結果ではなく、何を体験して掴んだか?!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2007年04月号)

結果ではなく、何を体験して掴んだか?!

 新学期がスタートしてすぐに春期講習が始まった。教室では、新しい友達も増えて、元気の良い笑顔が賑やかだ。この新鮮な気持ちをそのまま維持して勉強に繋げてほしい。勉強では好奇心が最初の一歩に繋がる。

 少しタイミングがずれたが、高校入試の結果の報告をしておきたい。今年は、私立高校の入試制度大変更で激動の入試の年になった。その中で卒業生たちは大健闘してくれた。単なる数字だけの結果としてみると、数が減った学校もあり評価が分かれるかもしれないが、今年の卒業生たちとしては素晴らしい結果と評価したい。とくに入試に向けてひとり一人が頑張れるように成長したかというプロセスの点ではとても素晴らしかったと思う。倍率が高く残念ながら第一志望に合格しなかったのに祝勝会に出席して、やるだけやったからよかった、次は頑張ると、後悔をしていない生徒も少なくなかった。

 今年大学受験の卒業生たちも合格の報告に顔をだしてくれている。高校受験の経験が役に立ったと口を揃える。未来を拓くのは途中の結果ではない。

 来春もより素晴らしいプロセスを体験できるようスタッフ一同努力する。

※この内容は2007/04塾だよりに掲載したものです。
 またまた季節外れの内容が続く。
 コロナ禍の影響も最小限に止め、夏期講習は予定通り終了できた。感謝である。そして今週から、後期もリスタート。
 来春、成果とともに、プロセスに誇りを持てるようなゴールに向けて、スタッフ一同、全力で、受験生を応援していきたい。

 頑張れ受験生!

同号に掲載した中3卒業記念写真
当時は、卒業パーティーを全教室集まって開催することができた。会場までパスでのミステリーツアー。
ファイル 463-1.jpg

[巻頭言2020/08より] 地道な努力

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2020年08月号)

地道な努力

 まだまだ新型コロナ感染拡大が心配な状況が続いている(これを書いている7/20現在)。

 ここまでの通常授業体制でも、夏期講習体制でも、塾内は感染防止のために厳しい基準の体制を徹底し臨んでいる。もちろん、これまで人類が経験したことのない未知の事態なので予断は許さない。油断することなく警戒しつつ指導を進めます。

 夏期講習も異例の形となった。学校が休校分対応のため夏休みを短縮した影響を最小にとどめ、学力を最大に伸ばすために、今までとは異なる形になった。それでも従来のものから質が落ちることのないように、そしてオンラインリモート授業で対応した資源を積極的に活用し、より以上の指導ができるように努力します。

 さて、緊急事態宣言の前から、解除後夏期講習に至るまで、外部へ出かけることを一切避け、会合などもすべてキャンセルした。その代わりに全国の懇意の有力塾の経営者たちや異業種の方たちとリモート会議や電話などを通して、さまざまな情報交換をしていて考えたことを、少しまとめておきたい。

 それは、このような厳しい状況の中でも、自分たちのやるべき使命に真正面から取り組み、本質的な解を求めて努力しているところは非常に強いということである。そのような努力は、一歩一歩の弛まぬ地味な積み重ねなので、周りがよいときに目立つことはない。良い環境の中では、うまく時流に乗って要領よく立ち回っているところでも業績を伸ばすことが簡単にできるので、地道な努力の重要性が見過ごされやすい。しかし厳しい環境の下では、基礎基盤から積み上げてきた努力の集積との差がはっきり結果に影響するのだろう。

 これは受験勉強、いや全ての勉強にも共通する。自らの「心」に向かい合うような努力。だからこそ指導をする私たちこそ、率先垂範で自らの心を磨く努力が必要である。コロナ禍に浮足立つことなく、どのような厳しい環境の中でも、本質的な学力を最大限伸ばせるよう努力します。

※この内容は2020/08塾だよりに掲載したものです。
 9月になり、塾生の保護者の皆様には、最新の9月号をお届けしたので、先月号のものを公開する(出し惜しみですね(笑))。
 確かに、コロナ禍の受験勉強への影響が心配である。だが、それに言及ばかりしていても何も解決しない。
 自分のコントロールできない周りの環境変動に対して、どういう姿勢で臨むかが成否を決する。

 いよいよ努力とは何かが問われる後期のスタート。

 頑張れ受験生!

[巻頭言2007/03より] 心新たに...

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2007年03月号)

心新たに...

 3月、塾は新年度となる。すでにシリウスは2月から新しい学年の勉強が始まった。また新しい子供たちの輝いた顔をたくさん迎えることになる。4月になれば学校も新しい学年。さあ心新たに出発、と考えることだろう。

 しかしここでよく考えてみたい。心機一転と気持ちを入れ替えてやる気を出すのはいいのだが、それが行き過ぎて、嫌なことは全部忘れて、初めからやり直せばよいという短絡的な考えになっていないか。

 ある日偶然、万能の解決策がやってくるわけではない。まず原因と結果をきちんと分けて科学的に検証した上で、解決への仮説を立てて、次への進歩に向けて真摯な気持ちで一つ一つ挑戦することが大切なのだ。「幸運の女神は準備したところにやってくる」(パスツールの言葉)という。

 今年度の塾は、昨年度ほど大きな変化がないと感じるかもしれないが、一つ一つを改善し、次なる進化を目指している。とくに、子供の成長のカギを握る保護者の皆様をサポートする、さまざまな企画を考えている。

 今年も着実に進化する誉田進学塾グループにご期待ください。

※この内容は2007/03塾だよりに掲載したものです。
 季節外れの内容が続く。年度替わりの時期の話である。
 うちの塾は、塾予備校業界の中では、合格力で注目されていて、同業他社からの見学、訪問なども少なくない。その中で、多い質問の一つが、いつから今のように変わった(変革し始めたor成長し始めた)のか?、というもの。この答は、この当時から、今も変わらない。
 ある日突然(偶然)、変革したのではなく、日々の検証と解決への仮説の実践を一歩ずつ積み重ねた結果である。
 受験勉強、いや、受験に限らず、どんな勉強も、つまりどんな成長も同じであろう。

 受験生のこの夏の努力が、幸運の女神に好まれるほどのものでありますように。

[巻頭言2007/02より] 未来が分岐する瞬間

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2007年02月号)

未来が分岐する瞬間

 高校受験生たちはいよいよ終盤戦、中学受験生たちはそろそろ受験完了の時期となった。沢山のよい結果が届いている。それでもこれだけ難関校の入試が厳しくなると、すべてが思うような結果とは限らなくなる。

 親も、ついついその結果がもたらす子供の未来への影響を考えてしまい、一喜一憂することになる。そんなときこそ、受験を通して本来目指していたものを思い出してほしい。本来、志望校合格は短期的な目標であったはずだ。入学後に待っている勉強や環境、そして友達たちといったものにも、もちろん魅力はあるが、それを手に入れることだけが目的ではなかったはず。

 合格発表の瞬間に運命の分岐点が訪れたわけではない。そこに至る、はるか以前の毎日の積み重ねの過程が未来の進路を少しずつ変え続けたはずだ。発表は、その途中経過が目の前に現れただけである。単なる結果ではなく、そこに至るプロセスの大切さを、ぜひ熱意を持って子供に伝えてほしい。

 受験生以外、とくにこれから定期試験に臨む中学生たちにとっても学年末の大切な時期だ。一つ一つの過程を自分で解決する大切さを伝えていきたい。

※この内容は2007/02塾だよりに掲載したものです。
 積み重ねの日々が、少しずつ未来を変えていく。
 受験時期の内容を季節が反対の今読み直しているが、まさしくその通り。
 この夏が、後から振り返ったときに、輝く未来に分岐していった過程であったと言えるように、頑張ります。

 頑張れ受験生!

(2007/02月号掲載写真より)毎年いただいている達磨
ファイル 460-1.jpg

[巻頭言2007/01より] 成長そして飛躍

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2007年01月号)

成長そして飛躍

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。巻頭言についてお褒めの言葉を頂戴しました。ありがとうございます。これからも保護者の皆様が少しでも考えるきっかけになるような話を書いていきます。

 子供が立派に成長することを願わない親はいない。だが、その過程はとても緩やかで時間がかかるため、ついついすぐに結果を求めてしまう。そして何か画期的な打開策「決定打」によって解決したいという誘惑に駆られる。しかし子育てに限らず、物事を解決する方法には「決定打」はないという。地道な努力の積み重ねによってのみ「偉大な業績」は成し遂げられるそうだ。

 そこで地道な方法、前回の続きの『誉める』。実は『誉める』のは難しい。まず簡単な方法として『認める』を「意識的に」試してほしい。「宿題やったんだ」「追試受けたのね」「塾で勉強してきたんだね」「頑張ってるね」など、ただやったことを言うだけ。『認める』だけで『誉める』と同じ効果がある。

 子育てには、親も「親として成長」していかなければならない。今年は、できるだけそのお手伝いもできるようにしていくようにします。

※この内容は2007/01塾だよりに掲載したものです。
 前回に続いて「誉める」についてだ。保護者向けのイベントでは、もっと丁寧に実例を挙げながら、話をしているのだが、塾だよりの紙面では、文字数の縛りが強くあり、今でも毎回、コンパクトに圧縮する推敲には時間がかかる。
 「お褒めの言葉を頂戴」とあるので、何か保護者の皆様からよいフィードバックをいただいたのだろう。ときどき塾としての直接的な指導以外で、好意的なコメントを頂戴することも少なくないが、そういうときは、やる側のこちらも「やる気」が高くなるものである。
 やっぱり「誉める」は効果がありますね。

※写真は、塾だよりの、この号に掲載したものから
ちょうど、ノロウイルスの感染拡大が懸念されていた頃で、予防対策の社内研修などをやったところだったようです。
(現在も顧問産業医の指導の下に、感染対策、安全対策には力を入れています。)
ファイル 459-1.jpg

[巻頭言2006/12より] 誉めていますか?

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2006年12月号)

誉めていますか?

 中3の個別受験相談で一番気になったのは、子供たちが家で誉められていないということである。「最近、お父さん、お母さんに誉められて嬉しかったのはいつ?」という質問に対して、答えられない子供が少なくなかった。

 (子供の)やる気の原動力となるのは、この誉められて嬉しいという素直な感情だ。ところが親は、子供がやる気を出すために声をかけているはずなのに、この簡単な原理を忘れてしまう。目の前の行動のあれこれを、命令してしまうのだ。

 母親の立場に例えるなら、ご飯の準備で慌しいときに、横から「早くご飯作ってよ」「まだ出来ないの?」「まったく遅いんだから」などと言われたとを想像してほしい。やる気になりますか?。「お母さんのご飯おいしいね、まだかなぁ」「今日のおかず楽しみ、なんだろう」「これ大好き、また食べたいな」と言われたらどんな気分になるだろう。

 うちの子は誉められるようなことをしていない、と考えてはいけない。結果がではなくプロセスが大切、と教えたいならば、努力した過程を誉めなければならない。「今日は、塾でよく勉強したね、嬉しいよ」、「追試で頑張る~ちゃんが好き」と、やったことをただ認めて、自分の気持ちを子供に伝えてほしい。

※この内容は2006/12塾だよりに掲載したものです。
 この頃から、保護者の役割について、保護者向けのいろいろなイベントで語る(今は校舎担当のスタッフが)ようにしてきた。学年が上がるにつれて、その年齢に必要な話を順番にしているので、上記の質問に対する反応も変わったかもしれない。
 誉めることは重要。誉められること、認められることで、他己承認から自己承認力が増し、それがやり遂げる原動力になり、成長する。
 よく、誉めることは甘やかすことになるとの誤解があるが、子供に厳しく接することが必要なのではなく、毅然として規律を保つことが必要なのだ。毅然とすることと、誉めることは両立する。
誉めて伸ばす、は基本です。保護者の皆様に、ぜひ心がけていただきたいと願う。

[巻頭言2006/11より] 親としての役割は?

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2006年11月号)

親としての役割は?

 現在、中3の個別受験相談を実施中である。保護者の皆様にはお忙しいところを、時間を割いてもらって本人・保護者と私の三者(両親がお見えになると四者)面談をしている。といっても、結局は本人が主役。受験校の組み合わせの話も当然するが、話の中心は本人の心の中の問題点を取り除いて、入試までの覚悟を決めてもらうところにある。保護者はその間は横で聞くだけ。

 毎年、受験生を見ていると、親の気持ちが強すぎてうまくいかないケースが少なくない。親は本人のためと思い、ついつい目に見える症状ばかりあれこれ言うのだが、子供には命令や強制と働き本人の自発的な意欲を削いでしまう。子供がうまく動けないときは親が「助け」なければならないのだ。意欲を引き出すには、まず話をただ聞いてあげる、そして信頼して誉める、これが一番。今年は受験説明会でお話させていただいたこともあるが、非常に聡明な保護者の方が多く、この分なら本人の自覚と自立がうまくできそうだ。

 本人自身に問題点を見つけ出せるように引き出すため、面談の時間が予定通りに進まず、無理をお願いしてご協力いただきありがとうございました。

※この内容は2006/11塾だよりに掲載したものです。
 個別面談についての話である。当時は、まだギリギリ私が面談を担当していた頃だ。
 この頃から、すでにいわゆる「コーチング」や「リーチング」のような「メンタル」の部分も含めた指導をしていて、保護者の皆様にも協力いただいていた。
 これらの指導は、とても手間と時間がかかる。だから時間を調整することが非常に大変だった。今では、教室長、副教室長、担任など、受験生のメンタルトレーニングまでできるスタッフたちを多数育成し続けてきたおかげで、その問題はほとんど解決できた。直接生徒たちの授業を担当しているスタッフが面談するのが、一番効果が高い。
 面談だけでなく、スタッフたちの社内研修には、昔から力を入れてきた。社内だけでな、社外も含めて様々な機会を用意している。
だが、生徒たちと同様に、スタッフたちも成長するのは、結局は、本人の努力。その意欲が能力の上限をも変えていく。
 高みを目指す心、志が大切。それを引き出すのが教育のはずだ。

※2006年当時の研修の様子
外部講師を招いての社内研修の様子です。
ファイル 457-1.jpg

[巻頭言2006/10より] 受験生はこの時期がポイント!!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2006年10月号)

受験生はこの時期がポイント!!

 中3の受験説明会・個別受験相談、小6siriusの個別受験相談の時期が迫ってきた。中3は一回目のVもぎが終わり、駿台模試そして千葉県統一テストと模試が続く。小6siriusも統一合判は返却され、合不合判定の第一回も結果待ちとなっている。この時期に模試の判定をみて点数が悪いとあわてて行動に移すようなら手遅れ、結果が出る前、模試を受ける前に、目標に向けて対策を立てていかなければならない。10月に入るとすぐに入試まで100日を切る。あわてずにやるべきことを一つ一つクリアしていく以外に道はない。まだ気持ちが集中できていない生徒に対しては家庭での保護者のサポートも重要な時期だ。ただいたずらに強制しても逆効果、うまくやる気を引き出すような助言をお願いします。

 受験生以外は、前後期制で秋休みを挟み中だるみしやすい時期だ。やるべきことだけは譲らない姿勢が大切。様子をよくみてください。

 スクールフェアは塾生・保護者みなさま、多数の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

※この内容は2006/10塾だよりに掲載したものです。
 毎月の塾だよりは、お知らせだけでなく、入試情報の提供や生徒たちの様子の報告など盛りだくさんだが、すべて「保護者に向けて」の内容。
 巻頭言も同様だ。ここまでの巻頭言はお知らせ程度の内容だったが、次号あたりから徐々に保護者への教育に対する考えに触れていくことになるらしい(過去の自分は、今は他人...)。
 うちの塾では、学び成長し、学力を伸ばすのは、結局は「本人自身」という考えに立つ。塾はそこに強い刺激を作り、磁場のように影響を与えるとはできるが、間接的な成長を促す「環境」である。保護者も同様に生徒の成長に欠かせない「環境」。だが、だからこそ保護者の役割は少なくない。かなり以前から、保護者の皆様への「役割」を考えていただくように発信し、イベントなども用意してきた。これは今も変わらない。
 保護者だからこその役割の大切さ、そして、その素晴らしさを理解していただきたいと願う。

※当時の受験説明会の様子
プロジェクタやスクリーンがあるのにここだけ使わず、敢えてアナログな志望校の解説中かな...
ファイル 455-1.jpg

[巻頭言2006/09より] いよいよ後期開始!!

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2006年09月号)

いよいよ後期開始!!

 いよいよ後期開始である。

 夏期講習も無事終了した。前号でも書いた通り、とても密度の濃い夏期講習だったが、塾生全員最後までやり遂げた。とくに受験生たちは、長期間そして長時間の講習を乗り越えた。もちろん結果に繋がるまでは、まだまだの生徒もいるが、大きく成長してくれたと思う。

 さて、いよいよ後期再開、学問の秋となる。毎年受験生は大きく差がつく時期だ。夏に集中力を高めてスパートしたのに、この時期に一度緩む生徒がでる。受験生の気持ちが集中している塾生だけに囲まれていた夏期講習の塾の環境から、学校が始まり周りの生徒の様子や行事などでペースを乱すことが原因のようだ。だが入試は近い、気を抜かずに乗り切るようにご家庭でもご協力ください。

 また受験生以外は気が緩む時期。とくに中2や中1。気持ちの緩みは、生活態度などの基本的な部分に一番に現れる。こちらもご家庭で充分にご注意ください。

※この内容は2006/09塾だよりに掲載したものです。
 遥か昔から(笑)(確かに数十年継続しているけれど)、うちの夏期講習では基礎演習の徹底を重視している。授業自体は「思考力の育成」のための考えるトレーニングの時間。だが、複雑な思考を組み立てて問題を解決するためには、基になる知識が必要だ。
 普段の時期も、毎週の時間割に演習テストというコマがあり、結構しっかり時間をとっている。ただしこれはアウトプットする訓練でもあり、基礎だけでなく応用問題も含んでいて、いわゆる実力試験や模擬試験を毎週やる形だ。
 ところが、夏期講習は、毎日のように続く日程のため、演習の準備の学習時間が限られているので、演習は基礎的なものにシフトする。そのかわり追試などで、完全にできるまで徹底してやり抜く訓練をする。
 指導する側も、一人一人に対応するので、とても手間がかかり、エネルギーが必要だが、これがこの後の結果を左右する大切な時間。
 変則的な開催になった夏期講習だが、ことしも一人一人がやり遂げたと言い切ることができる大切な時間にしたい。

 今年は、まだ頑張ります! 夏期講習!

※これも今も続く、塾生から募集する「残暑見舞い」デザインコンテストの2006年の作品たち。
 当時はモノクロだった(今はカラーです)
ファイル 452-1.jpg ファイル 452-2.jpg
ファイル 452-3.jpg