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[巻頭言2007/02より] 未来が分岐する瞬間

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2007年02月号)

未来が分岐する瞬間

 高校受験生たちはいよいよ終盤戦、中学受験生たちはそろそろ受験完了の時期となった。沢山のよい結果が届いている。それでもこれだけ難関校の入試が厳しくなると、すべてが思うような結果とは限らなくなる。

 親も、ついついその結果がもたらす子供の未来への影響を考えてしまい、一喜一憂することになる。そんなときこそ、受験を通して本来目指していたものを思い出してほしい。本来、志望校合格は短期的な目標であったはずだ。入学後に待っている勉強や環境、そして友達たちといったものにも、もちろん魅力はあるが、それを手に入れることだけが目的ではなかったはず。

 合格発表の瞬間に運命の分岐点が訪れたわけではない。そこに至る、はるか以前の毎日の積み重ねの過程が未来の進路を少しずつ変え続けたはずだ。発表は、その途中経過が目の前に現れただけである。単なる結果ではなく、そこに至るプロセスの大切さを、ぜひ熱意を持って子供に伝えてほしい。

 受験生以外、とくにこれから定期試験に臨む中学生たちにとっても学年末の大切な時期だ。一つ一つの過程を自分で解決する大切さを伝えていきたい。

※この内容は2007/02塾だよりに掲載したものです。
 積み重ねの日々が、少しずつ未来を変えていく。
 受験時期の内容を季節が反対の今読み直しているが、まさしくその通り。
 この夏が、後から振り返ったときに、輝く未来に分岐していった過程であったと言えるように、頑張ります。

 頑張れ受験生!

(2007/02月号掲載写真より)毎年いただいている達磨
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