昨日も、シリウスの算数の授業
予定通りの3回目は空間図形
真剣に問題を解き、一緒に考えるときは楽しく、そして知的興味を広げる話題も盛りだくさんに。
テキストの問題の解き方を教えるだけなら誰でもできるかもしれませんが、考える楽しさを与え、閃く体験を与えるのは簡単にはできません。
昨日は、最後の入試問題、解説でひと通り解き方を説明した上で、最後に別解を考えさせながら紹介したら「おっーーー」と歓声が上がりました。
わかると楽しいね、閃くと感動するよね!
コラッツの予想(コラッツの問題)をご存じだろうか。
先日のシリウスの授業で、コラッツもどきの問題があったので、紹介してやってみた。
「整数Nに対して、Nが偶数のときは ÷2する、Nが奇数のときは ×3+1する。その操作を繰り返して、1になったらおしまい」
例えば、3から始めると
3 ⇒ 10 ⇒ 5 ⇒ 16 ⇒ 8 ⇒ 4 ⇒ 2 ⇒ 1
となる。
では、7から始めたとき、終わるまで操作は何回必要か。
if n≡0(mod 2) then n = n/2 else n = 3n + 1
というところだろうか。
この問題、実は有名な未解決問題で、80年以上未解決になっている。
すべての整数nに対して、1に収束するというのがコラッツの予想。
だが、現在、それは証明できていない。
この問題、今年の夏、日本のベンチャー企業が、解けた場合に1億2千万円の賞金を懸けて話題になった。
という話をしたら、算数好きの生徒たちが多いので、盛り上がり、元気に帰っていきました!
さらに「ミレニアム7問題」も解けたらすごいよね。
頑張れ受験生!
(7から始めると16回かかります)
今週は、シリウスの受験生たちと算数を一緒に楽しみました。
今日は2回目。
考えるときは楽しく考えることを楽しみ、問題を解いて答えをだすときは真剣に。
解き方を憶えるのは算数ではありません。
考え方の前の、考えつくまでの頭の使い方を学ぶことが大切。
いわゆるメタ認知を鍛えるトレーニングが必要です。
と言われても簡単にはできないので、結果として気づくためのトレーニングが必要です。
おおっと感動する「楽しい算数」が体験できるように授業準備は念入りに。
ただ、答えを教える、解き方を教えるだけなら簡単でしょう。
本人が自分で閃くように、ひらめく瞬間を本人に手で、と導くための「仕込み」と、そのときだけの二度と再現できない一緒に考えていく瞬間のコラボレーションは簡単ではありませんが、「授業」の命です。
算数、楽しかったね!
9月になった。
後期リスタート。
リスタートに向けて、社内で一斉に抗原検査を実施し、全員の陰性を確認。
もちろん簡易検査はとりあえず安全の気休め程度のものではあるが、何もしないより、できうる努力を、できるだけ安全のために努力することが重要。
今後も、感染防止に全力を尽くすとともに、生徒の学びと成長を最大限にするために努力します!
今日は夜開催された、民間教育関係の感染対策のオンライン会議にオブザーバー参加
流石に対策の専門家の皆様の話は、よくわかります。
子供たちを感染から守るという大義のために、現場と対策側との意見交換は予定をはるかに超えて長時間に。
明確になってきた課題に対して、どうやって、子供たちの感染を防ぐか。
とにかく、正しい理解の上にたって、頑張るしかありません。
ゴールはまだ先!
だが最後は明るい!
さあ、夏期講習スタート!
ところが...
塾生の多くが通う高校で先週末からクラスタ発生...
塾生にも陽性者がでたが、幸い、保健所の判定で、濃厚接触者はなく、感染リスクもなしとのこと。念のための消毒をして校舎は通常に。
ただし、首都圏の感染拡大のペースは非常に厳しい。
そのため校舎の状況を視察点検。
換気のため窓を開けているので、エアコンを強にしても効きが悪い席がでるが、感染防止優先のためある程度は仕方がない。
校舎スタッフは、原則校舎間移動禁止にしているため、できるだけ接触しないように素早く見て回る。
大学受験部のこの部屋は、この時間帯は生徒が少なく、密の心配はなし。
油断できない状況のため、できる対策を徹底するしかない。
頑張れ受験生!
(昨日、塾生保護者向けのクローズドのブログには速報したが)
昨日、県教委から、来春の入試で、千葉高が学校設定検査に県作成の「思考力を問う問題」を採用することが発表された。
5教科の入試と内申に加えて、従来の作文から、思考力を問う問題に変更される。
実は昨年の時点で、この変更を予定していたようだが、コロナ禍の休校での学習遅れで過度な負担になると採用が見送りになっていた。そのため今回が初の採用となる。
現時点では、その詳細は不明だが、このあと出題方針が発表され、続いてサンプル問題の公開も予定されているとのこと。
いずれにしても入試で「思考力を問う」ことはよいことだ。
受験生は、受験勉強では単なる目の前の点数を取るためのパターン学習ではなく、本質的な理解とそれに基づく「思考力」を磨いてほしい。
それが将来の自分の進む道で出会う課題を解決する力になるはずだ。
頑張れ受験生!
東進数学科のエース、志田晶先生から最新刊の参考書をご献本いただきました。
ありがとうございました!
せっかくなので、入試問題を1問解いてみようかとパラパラめくってみたら...。
そうか、来年度の新教育課程で、行列もあいまいな末端単元ながら再登場だった!早くも新課程対応!
そこで、ここで扱われている、このスマートな解法の方がスッキリ!!
数学Cが削除されたときに理系は線形代数で困るのでは...と心配したが、今回完全復活ではないが少々復活。
果たしてどこまで本質に迫れるのだろうか、やっぱり心配。
注目していこう。
(あれ、行列式の計算、もともと高校では全部かけるやり方しか習わなかったのかな。つい、どうでもいい、楽にならないのに、ひと手間手抜きしたくなる癖が抜けていないなぁ。)
志田先生、献本ありがとうございました。