ユーカリが丘校の呉屋です。
高校に入学して最初の夏休み、「オープンキャンパスに行くように」と
半ば強制で進路選択を迫られる高校1年生。多いと思います。
悩みますよね。
高2に向けて文理選択もしなくてはいけないし。
確か私は何も考えずに潰しがききそうだから理系を選んだ記憶があります。
結果的に文系学部に進学しましたが、
理系にいって突き詰めて数学をやったことは、
その後の進路選択に大いに役立ちました。
何が役立ったのかって?
それは自分の得意科目が〝数学ではない″とはっきりわかったことです。
結果論かもしれませんが、正当な判断ができたと思います。
情報がない時代の荒療治だったのかもしれません。
今はインターネットで検索すれば何でも調べられる時代。
グーグルマップでキャンパスめぐりまでできてしまいます。
しかし、私はそれが現代の高校生の進路選択を混乱させているのではないか、とここ最近頓に感じています。
「Aもある、Bもある、CもDもある。ほかにもある。皆素晴らしい内容です。
どうぞどうぞ好きなものをお選びください。」
そう言われても、結局はどれが何なのかさっぱりわからず選べない。
では、どうすればいいのか。
洋服や靴を選ぶときに皆さんどうしますか?
試着しますよね。自分にぴったり合うかどうか確かめるために。
だから、大学も試着するんです。実際に足を運んで自ら話を聞いて。
ただ漠然とみているだけでは判断基準が得られないのです。
実際に足を運んで、学生の雰囲気を感じ取るんです。
自分の性格や好みと一致するかどうかを。
きっと素敵な出会いがあるはずです。
「私がもとめていたものはこれだ~~!!!!」という出会いが。
その答えが見つかったとき、きっと勉強にも力が入ることでしょう。
目線を少しだけ変えてみるだけで、見えない世界が見えてくる。
志望学部が決められなくて困っている高校生は、
ぜひ〝試着″してみてはいかがでしょうか。
(ユーカリが丘校校長 呉屋)