記事一覧

東京理科大学 創域理工学部 数学 2025/2/3実施分

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

本日は、入試分析として、2025年度に実施された入試から、
2/3に行われた、東京理科大学 創域理工学部の数学の入試問題を
取り上げたいと思います。

2/3に実施された学科は以下の通りです。
数理科学科 / 先端物理学科 / 情報計算科学科 / 生物生命科学科 / 経営システム学科

【問題構成】
第1問:小問集合 (配点:40点)
 (1)ベクトル
 (2)積分
 (3)確率
第2問:微分・積分 (配点:30点)
第3問:微分・積分 (配点:30点)

全体を通して、微分・積分からの出題が中心でした。
数学Ⅲの微分・積分の入試問題をたくさん解き、経験を
積んでいる受験生は、解きやすいセットだと思います。


【大問毎の講評】
第1問:小問集合
(1)ベクトル
難易度:易

これは絶対に満点を取りたい問題。
問題を解く際の考え方は、基礎~標準レベルの問題集に
よく掲載されている問題を通して身に着けられるため、
詰まることなく、解き終えたいところです。

(2)積分
難易度:易

これは単なる計算問題。
誘導も付いているため、何をすればよいか、迷うところはない
と思います。
誘導にそって、淡々と計算をすればよいため、満点をとりたい
ところです。

(3)確率
難易度:標準

(a)(b)(c)の3問ありますが、(a)は絶対にミスなく点数をとりたい
問題です。
(b)と(c)は、典型的な問題というわけではなく、多少の思考力が
必要となるため、思いつけない受験生も少なくなかったと思われます。
全ての問題を通して、この問題が一番、発想力を必要とする問題でした。


第2問:微分・積分
難易度:標準

設問は(1)~(5)の5つ。
(1)は接線を求める問題で、単なる作業問題。
おそらく間違えた受験生はいないと思います。

(2)も問題文の条件通りの式を立てて計算するだけ。
この設問も計算を間違えなければ正解できると思います。

(3)は、XとYをtで表すことを思いつけたかどうかで、
手が動くのか、それとも手が止まってしまうのかが、
分かれた問題だと思います。

ファイル 5204-1.png

解説を見たら「な~んだ…」と思うと思いますが、
自力で解法を思いつけるかどうかがカギです。
この手の問題は、入試問題を解く中で、同様の発想で解く問題は
多くあるため、自力で思いつきたいところです。

(4)は絶対に落としたくない問題。
中学校で習う円の性質が分かれば、何に着目すればよいか、
すぐにわかります。
(3)が解けていなくても支障がないため、
(3)が解けなかったからといって、それ以降の問題を飛ばさない方が
良いです。

ファイル 5204-2.png

(5)は面積を求める問題ですが、(3)でXとYをtで表せていれば、
問題なく解ける問題です。

第2問全体を通して、ミスなく積分計算を最後までやりきる計算力と、
入試問題を解いてきた経験値があれば、特に発想力が無くても
満点を狙える問題です。


第3問:微分・積分
難易度:易

標準的な問題集によく掲載されていそうな
数学Ⅲの微分・積分の問題です。

ファイル 5204-3.png

問題設定はよくある問題ですので、関数の微分・積分の計算がミスなくできれば
満点を十分に狙えます。
最後の(3)(b)の面積を求める計算において、適切に置換積分ができるかどうかが、
満点を狙えるかどうかのカギを握ると思います。
是非、満点を取りたい大問です。


【受験生に必要な対策】
今回のセットは、難易度としては難しくありません。
東進の『受験数学(応用)』の授業の復習に念入りに取り組んだり、
旺文社の『標準問題精講』をしっかりとマスターしておくことで、
十分対応できます。

また、似た難易度の問題演習として、中央大学 理工学部の
過去問に取り組んでおくとよいと思います。

(八千代緑が丘校 轟)

=======================
一日体験の詳細・お申し込みはこちら!
https://www.jasmec.co.jp/toshin/event/taiken/

<八千代緑が丘校 校舎紹介ページ>
http://www.jasmec.co.jp/koushaguide/pym.htm

YouTubeはこちらから👇
https://youtu.be/KOoM-l4YrOE

★Instagramやってます★
フォローお願いします👇
https://www.instagram.com/honshin_premium/
=======================