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【傾向と対策】明治大学 政治経済学部 世界史 Part2

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

今回は明治大学 政治経済学部の世界史の傾向と対策
について書かせて頂きたいと思います。

世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

大問は全部で4つです。

語句の記述問題、正しいものを選ぶ問題、論述という構成は
3年間で変わっていません。

中でも論述は覚えたことをそのままアウトプットするだけでは
書くことができないタイプなので個別の論述対策をしないと
対応することができません。

難しい用語や史実を問う問題もありますが、
あくまで教科書の知識をベースに勉強していきましょう。
現代まで問われるので通史学習をできるだけ早く終わらせましょう。


【問題別の分析】
□記述問題
文章の中にある空所に入る語句や問われている用語などを記述する問題です。
ほとんどが教科書を読んでいれば必ず出てくる用語なので、
ここで失点しないようにしましょう。
教科書を読んだり、一問一答を徹底していれば難なく対応することができます。
用語は名称だけでなく、それが何なのかまで覚えるようにしましょう。
一部、時事的なことを聞いてくることもあるのでニュースにも目を通しておいてください。


□正しいものを選ぶ問題
文章が4つ並んでいるので、その中で正しい記述を選ぶ問題です。
この問題も教科書をベースに覚えていきましょう。
5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって)を
意識して読み込んでいきましょう。

実際に2020年度で出題された問題を見てみましょう。

始皇帝の治世に関する説明として、正しいものをひとつ選び、
その記号 を解答欄にマークしなさい。

A.始皇帝は統一後、黄河上流域の秦の建国の地から離れた辺境に兵を送った。
 その派兵先のひとつが、現在のベトナムに相当する領域を支配していた百越である。
 始皇帝は百越を滅亡させて、その領域に交証郡を含む南海9郡を設置した。
B.始皇帝の統治を支えるべく、相とよばれる最高位の官職が設けられた。
 丞相の地位に就いた季は、始皇帝に言論統制を進言した。
 言論統制の矛先は、書籍のみならず、知識という情報の発情者たる学者にもむけられ、
 粛清の対象となった。
C.首都の成陽では、貨幣不足が深刻化した。貨幣需要の増加に応えるため、
 始皇帝は半両銭とよばれる銀貨を新たに鋳造することを命じた。
 こ の半両銭は、布銭や刀銭とならんで広く流通した。
D.社会経済のあらゆる現象の背後には自然法が存在し、
 この自然法を見分ける徳をもつことが国の繁栄につながる。
 このような考えを説いた法家の人びとを始皇帝は重用した。


正解はBです。

Aは南海9郡を設置したのは前漢なので誤りです。
Cは始皇帝は貨幣を半両銭のみに統一したので誤りです。
また、半両銭は青銅製です。
Dは徳治主義を説いたのは儒家なので誤りです。

近年はもう少し文章が短くなりましたが、
教科書レベルの知識でも厳密におさえていないと正解できないことは
おわかりいただけたと思います。


□論述問題
指定の語句を使用して論述していきます。
(2022年度は指定の語句がありませんでした)
特定の歴史的な事象ではなく、女性参政権の成立過程や
絶対王政期の経済政策の本質など抽象的な事柄について史実をもとに
記述する必要があり、かなり難易度が高いです。

まずは他の問題と同じように教科書レベルの知識を厳密におさえることから
スタートします。
そこから世界史の論述問題集や国公立の問題などを使って練習していきます。
語句ベースではなく、記述ベースで記憶していく必要があります。
一度書いたら、学校の先生や塾や予備校の講師などに添削してもらってください。
とにかく教科書と論述対策を行ったり来たりしながら、必要な知識をインプットしましょう。

(八千代緑が丘校 轟)

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