こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
今回は、慶應義塾大学 文学部の小論文の
対策についてご説明致します。
文学部の小論文で合格点を取りたいのであれば
下記3点の力が必要です。
①要約力
②論理的思考力
③独創力
小論文の形式は5000文字程度の日本語を読んで、
400字程度の要約と自身で論じる400文字の記述です。
試験時間は90分です。
慶應の文学部では、テーマが多種に富んでいます。
またテーマ自体も抽象的なため読みにくい文章が多くなっています。
2021年:「正解の出ないこと」
2020年:「集団に属すること」
2019年:「能力」について
2018年:「中動態」的行為と自由の関係について
2017年:Living for Todayの経済人類学
2016年:「名付けること」
2015年:「科学的な知識」
2014年:「異邦人と言葉」
2013年:「家族」 について
2012年:「本の今後」
文学部の小論文で合格点を取るためにはまずは
文学部小論文の独特な形式になれる必要があります。
ただ過去問を行う前に、まずは文学部で問われてる特徴を
理解していきましょう。
<要約が出題される>
文学部の小論文の最大の特徴が要約が
大問一つ出題されるということです。
これはどういうことなのかというと、書く力の前にまずは
読解力を鍛えよう!ということなのです。
闇雲に過去問を解いていいってもできるようにはならず、
まずは文章自体を読む力をつけて、つまり、どのようなことをいっていたのか
を文章で表せるようにしましょう。
<読解する文章のテーマが難しい>
先ほど過去問のテーマを見てきた通り、テーマが多岐に渡っていて
生半可無知識では難しいです。
慶應だから国語の対策もいらないという気持ちだと痛い目を食らいます。
たとえば、慶應だから古文は必要ない!と思っていたら「徒然草」についての
評論が2021年出題されています。
現代文のテーマ集を読むことはもちろんのこと、別科目にての知識を
使っていき読み解いていく必要があります。
<小論文が合格に大きく関係>
経済学部や法学部は小論文は合否に大きく影響はしていません。
英語と歴史、数学科目で足切りがあり多くが
そこで合格が決まってしまっているからです。
しかし、文学部は足切りもなく点数が100点と大きいため
合格に大きく影響しています。
逆にいうと、小論文の出来次第で逆転も可能ということもできます。
【小論文は何点必要か?】
最低でも他の受験生と並ぶ55点(100点満点)は必要です。
ですが、要約ができて論旨をまとめることができれば、
80点程度の点数を取ることも可能であり、大きく他の受験生に
アドバンテージを取ることができます。
【小論文に必要な3つの力】
文学部では、ただ単に文章を書き連ねていくだけでは合格できません。
下記三点の力を持っていることが必要です。
①課題文の理解(理解力)
②文章を要約し情報を取捨選択する力(文章構成力・論理性)
③問題点を指摘し有効策(問題発見・解決能力)
具体的にどのような力なのか見ていきましょう。
<資料を読む(読解力・要約力)>
まずは、課題文の読解です。
課題文に関しては文章自体の難易度は
あまり高くはないです。
ですが、内容をしっかりと理解するためには
物事を深く掘り下げて考えることが求められる上に
素早く読解し要約することが求められます。
要約をするということ=文章の内容を自身で再構成するという意味です。
読解力に不安のある方はまずは、言葉レベルでの確認を行ってください。
そのため、新聞をチェックすることは勿論、その上でわからなかった
記事をファイリングして要約したり、興味のある記事について
知識を深めるために関連した本を読んでみるのが良いでしょう。
文学部では、多岐にわたる範囲からの出題が想定されますので、
話題の新書を読むことや人文科学や民俗学に関わる本を読むことが、
試験対策に大きく影響するでしょう。
加えて、課題文のテーマに関しての歴史的背景なども重視される場合があります。
<意見論述(論理的思考力)>
自らの意見を書くときに重要になる「論理的な思考力」が必要となります。
小論文における論理的な思考力とは、自身の考えを簡潔に、
相手に伝わるように筋道を立てる力です。
少ない文字数の中で、自分の主張したいことを中心に
述べていけるようになるには練習を積む必要があります。
論旨をうまく組み立てられるようになるためには、
ある程度の論文の型を身につけるのと練習が不可欠です。
<意見論述(独創力)>
意見論述においては独創力・発想力も重要で求められている要素です。
当たり前ですが、本文内で語られているような意見を自身の言葉で
言い換えるというような文章を書いても点数はもらえません。
かといって、あまりに突飛な意見を述べたところで、
その根拠付けが曖昧であれば採点者側に「筋の通らない文章である」
という烙印を押されてしまいます。
しかしながら、先ほどから述べている通り、文学部の小論文は文字数の
制限があるために、意見論述に組み込める情報量は必然的に狭くなってしまいます。
そのため、自分の述べたいと考える意見を主軸にして、読書などで得た
自らの持つ知識や経験を付け加えて自分の意見を肉付けすることで、
短いながらも説得力のある小論文に仕上げることができます。
【文学部小論文の対策】
ここまでで慶應の小論文の特徴がわかっていただけたと思います。
ここからは具体的に慶應小論文の対策としてどのようなことを
行なっていくのかをお伝えしていきます。
<読解力を鍛える>
先ほどから伝えている通り、学文学部の小論文は要約が半分を占めており、
また設問の二つ目も読解を前提に話を進めないと合格にはつながりません。
以上から、学文学部に合格するためには、読解力を磨くのが
必要不可欠だということがわかります。
文学部に合格するためにおすすめの教材は、
『現代文読解力の開発講座』と『現代文解答力の開発講座』
です。
『現代文読解力の開発講座』
著者 :霜栄
出版社:駿台文庫
『現代文解答力の開発講座』
著者 :霜栄
出版社:駿台文庫
<背景知識の理解>
先ほども過去問のテーマ一覧で見てきた通り、
文学部の小論文は 難解なテーマで出題がされることが多いです。
何も準備なしで対策をするのでは合格は難しいです。
最低限の知識として、現代文のテーマ教材である
『ことばはちからだ』を実施するようにしてください。
『ことばはちからだ』
著者 :前島良雄、牧野剛、三浦武、吉田秀紀、後藤禎典
出版社:河合出版
(八千代緑が丘校 轟)
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