こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
立教大学を目指す受験生にとって、
英語資格・検定試験、特に「英検」を効果的に活用する
ことは、合格を大きく引き寄せる戦略となります。
しかし、英検で高得点を取れば必ず合格できる
わけではありません。
立教大学の受験では「国語力」も非常に重要視されている点を
忘れてはいけません。
なぜ国語が重要なのでしょうか?
選抜の基準:として立教大学は、建学の精神に基づき、
高い教養と倫理観、そして思考力を持った人材を育成することを
目指しています。
そのため、受験生がこれらの素養を備えているかどうかの判断材料として、
論理的思考力や表現力を問われる「国語」の試験を重視しています。
得点差がつきにくい英語: 英検利用入試では、高得点の受験者が多く、
英語の得点差がつきにくい傾向があります。
一方で、国語は英語に比べて得点差が開きやすく、
合否を分ける重要な科目となります。
効果的な国語の対策方法を簡潔に書くと以下となります。
【現代文】
文章の論理構造を正確に把握する訓練や、
筆者の主張を読み取る練習が効果的です。
【古文】
古典文法、古典単語、古文常識をしっかりと身につけた上で、
文章全体の意味を理解する練習を積み重ねましょう。
【漢文】
句法や重要句形、漢文特有の表現技法を習得し、
文章を正確に読解する力を養いましょう。
国語で大きく差が開くことが多いです。
特に古文は苦手で放置してしまう子が多いので要注意です。
(漢文については文学部以外は出題されません。)
国語の対策について、ここから詳しく書いていきます
立教大学の国語の試験時間は75分となっています。
これはほかの難関私立大学と同等の長さです。
時間内に3つの大問すべてを解き終えられるよう、
事前の時間管理の訓練が重要です。
配点は学部によって異なります。
合格最低点は公表されていませんが、
およそ8割以上の得点を取ることが望ましい
とされています。
現代文は評論や随筆からの出題が多く、
古文は主に物語類の出題が多いのが特徴です。
<第1問:現代文>
2000~3000字程度の評論文が出題されます。
小問数は8問程度です。
このうち1~5問が記述式(抜き出しなど)です。
基本的には1題あたり25分を念頭に解き進めましょう。
文章読解に15分、設問解答に10分程度です。
<第2問:現代文>
評論がほとんどですが、稀に小説が出題されることもあります。
小問数は7~8問程度で、このうち2~5問が記述式です。
大問1と同様、設問こそ異なるものの、同じ現代文ゆえに
25分で解答を終えることを目指しましょう。
<第3問:古文>
物語・随筆・日記などから出題されます。
小問数は11~12問程度です。
このうち1~2問が記述式(現代語訳など)です。
比較的簡単な文章の古文ですが、やはり設問数が多いため
20分以内で解答を終えることが理想です。
残り10分で全体の解答の見直しを行いましょう。
大問2の現代文は設問数が多くなりがちなので、
その場合は、大問1から順次引いていって大問3に回すなどの
調整も検討しましょう。
立教大学の国語の配点は、学部によって異なっています。
文学部や異文化コミュニケーション学部などの学部では
200点満点で出題されます。
これは国語の配点としてはかなり高い部類に入ります。
一方、経済学部や現代心理学部などの文系学部では150点満点、
経営学部や社会学部のような文系学部では100点満点で出題されます。
文学部などの200点満点で出題される学部では、
国語の点数が合否に大きな影響を与えます。
8割程度取れないと合格ラインに達するのは難しいでしょう。
国語の入試問題の難易度ですが、必ずしも高くありません。
むしろ平易な文章が多く、読解自体に
それほど高度な技術は要求されません。
ただし、問題数が多いことから時間配分が重要になってきます。
かなり速いテンポで解答を進めなければなりません。
また、現代文の選択肢問題では、似たような選択肢が並んでいたり、
ひとこと差で紛らわしい場合が多く見られます。
正解を導き出すには、本文中から適切な根拠を見つけ出し、
それを基に選択肢を吟味する力が要求されます。
つまり、立教大学の国語は、基本的な文章理解力や速読力に加えて、
精査力や判断力が問われる試験形式といえます。
<現代文の傾向>
出題される文章は新しいものが多く、読みやすい傾向にあります。
評論や論説といったジャンルが中心ですが、
小説や随筆などの文学作品もある程度含まれます。
一方で、選択肢付きの設問はややこしい側面があり、
正解を導き出すにはしっかりとした論拠が必要になってきます。
似たような選択肢が並んでいる場合が多く、的確な判断力が求められます。
立教大学の国語試験では、過去に比べて単なる知識問題よりも、
文章を深く理解した上で判断する能力が求められる傾向にあります。
具体的には、本文の内容と選択肢を照らし合わせ、
適切なものを1つ選ぶ「内容一致問題」や、傍線部の意味を正確につかみ解答する
「傍線部説明問題」などが特徴的です。
これらは単なる知識の再生や暗記力だけでは対応できず、
文章の論理構造を読み取り、筆者の主張を理解した上で答えを導き出す、
いわば「読解力」が必要とされるフォーマットといえます。
また、「内容一致問題」は合格点を左右する最重要問題といえ、
立教現代文の特徴が現れる問題形式です。
本文の内容とぴったり合う選択肢を1つ選び出す形になっていますが、
本文理解力はもちろん、選択肢の単語1つ1つを丁寧に見極める力が
要求される難問といえます。
<現代文の対策>
立教大学の現代文を解く上で使えるテクニックを説明しておきます。
選択肢設問の基本的な解き方としての「消去法」と、
設問や傍線部の「原意」を理解することの重要性について、
以下のように説明できます。
□選択肢設問の消去法
選択肢設問では、設問文に「最も適当なものを選べ」
という指示があることが多いです。
これは必ずしも正しいものがあるということではありません。
むしろ、相対的に最もマシなもの、あるいは最も適当と思われるもの
を選ぶという場合もありえます。
したがって、正しい選択肢を見つけるのではなく、
明らかに不適当、あるいは誤っていると思われる選択肢から順に消去していき、
最後に残ったものが「最も適当な」答えということになります。
これが選択肢設問における「消去法」という基本的な解き方です。
□設問・傍線部の原意の理解
入試現代文では、設問の多くが本文中の傍線部に関するものです。
この場合、傍線部の意味内容である「原意」をしっかりと理解することが
正答への条件となります。
設問文自体の意味もまた正しく把握する必要があります。
これら「原意」を的確に理解した上で解答していくことが重要なのです。
<古文の傾向>
出題される文章の難易度は基礎レベルが多く、
初学者でもある程度対応できるものが主流です。
具体的には、古代から近世にかけての物語・随筆・日記などが出題され、
文章量も他大学と比べて標準的な部類にあります。
したがって、古文未習の人でもある程度の対応は可能です。
しかし逆に、基礎的文章であるがゆえに落とし穴も多く、
油断は禁物です。
次に多いのが、文法や敬語、重要な古語といった知識を問う問題です。
助詞や助動詞の意味・用法を正確に答えられることが前提となります。
文脈把握力というよりも、古語や文法事項の理解度が直接点数に
影響するケースが多いといえます。
さらに、文学史、和歌修辞法、古典常識も出題されるので要注意してください。
以上から、立教大学の古文は難易度こそ高くありませんが、
基本事項の定着度が強く求められる科目であるといえるでしょう。
<古文の対策>
立教大学の古文は、物語や随筆などの基礎レベルの文章が多く出題されます。
しかし基本的文章であるがゆえに、落とし穴も多いのが特徴です。
対策としては、まず300語程度の重要古語を完全に暗記し、
空欄補充などの語句の意味に関する問題を確実に正答できるようにしておきます。
次に助詞や助動詞など、文法事項については品詞分解から敬語レベルまで
しっかり理解しておく必要があります。
立教大学ではこの文法分野から多く出題される傾向にあるため、
文法書を使用して確実に定着させておきましょう。
その上で、実際の長文を用いた読解力の養成に取り組みます。
過去問や難易度別の演習問題を解き、現代語訳から内容一致、
傍線部解釈と、実戦形式で多角的な対応力を身に付けることが肝要です。
特に主語補う読みが要求される点には注意が必要です。
<お薦めの問題集>
□ステップ1:基礎固め
【現代文】
基本的な語彙力と読解力が身につく
・「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」
(著者:柳生好之、出版者:かんき出版)
・「ことばはちからダ!現代文キ-ワ-ド」
(著者:前島良雄 他、出版者:河合出版)
【古文】
古典文法を実践的に身につけるために
以下の問題集に取り組みます。
・「古文完全攻略 マドンナ入試解法」
(著者:荻野文子、出版者:学研プラス)
・「古文ポラリス[1 基礎レベル] 」
(著者:岡本梨奈、出版者:KADOKAWA)
□ステップ2:応用力養成
【現代文】
実践的な長文を用いた読解力トレーニングに
取り組みます。
・「入試現代文へのアクセス 発展編」
(著者:池田修二、出版者:河合出版)
・「現代文ポラリス[2 標準レベル]」
(著者:柳生好之、出版者:KADOKAWA)
【古文】
身に付けた古文単語・古典文法の知識をもとに
読解問題に取り組みます。
・「古文ポラリス[2 標準レベル]」
(著者:岡本梨奈、出版者:KADOKAWA)
・「「有名」私大古文演習」
(著者:池田修二、出版者:河合出版)
□ステップ3:実戦演習
立教大学の過去問をバリバリ解く。
(八千代緑が丘校 轟)
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