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【古文 お薦め問題集】吉野のパワーアップ古文 読解入門編

こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。

今回は古文のお薦めの
問題集として『吉野のパワーアップ古文 読解入門編』
をご紹介したいと思います。

本書は、元東進国語科の吉野敬介先生が
お書きになった問題集で、東進ブックスから出版されています。
(吉野敬介先生は今でも東進の各校舎で受講することができます。)

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文法・単語などの学習が終わったが、
読解が苦手な人~読解のレベルをもっと上げたい人まで
を対象とした参考書です。

入門編のまえがきにありますが、「全然読解ができない」という人向けから
スタートします。
したがって、最初はとても優しい文章(といっても入試問題)からはじまります。
入門編では例文があるだけで問題はなし。
じっくりと読んでいきます。
一つ一つの文章の主語を考え、単語の意味・文法的意味を考え、
省略されている語を考え、文章の意味をとらえていくという
古文を読むオーソドックスな方法(しかし、これが王道です)を解説しています。

もちろん、それだけでなくて作者の豊富な知識によって様々な背景が語られており、
それを読めば古典常識も身についていきます。
完成編では、本文だけでなく問題もついています。
問題のレベル感は上智大学や早稲田大学レベルの問題です。
このレベルの問題をどのように考えて解いていくかという部分を学んでください。

ファイル 4399-2.jpg

<使い方>
問題文をコピーし、文章が文法的にどのような構造になっているのか、
読解的に見ると主語目的語はどのようになっているのか?
という点を自身で記載してみましょう。

その際に大事なのは、自身のイメージと問題文のイメージが一致しているかどうかです。

古文の場合はイメージが一致しないという場合は往々にして、
常識、文法に抜け漏れがあります。

一致しない場合はどのような常識、文法の知識があったら理解ができるのかを
考えていきましょう。

理想状態の知識と自身の知識のどこに差があるのかを見つけられるのかが肝心
となってきます。

古文を読む上で作品の前提知識があるかどうかというのは、
大きな点になります。

問題文を読む前に作品の結論を知ることができたり、
人物の相関関係を理解することができます。

特に、問題文を読んでいて誰が出てくるのかわからなくなってしまう人は
よく出る説話や日記の登場人物やストーリーをチェックしておくと良いでしょう。

もちろん、吉野パワーアップ古文にも作品を知る上での前提知識の情報が
載っているので最低限この教材の内容を理解しておくと良いでしょう。

ファイル 4399-3.jpg

<1ランク成績を上げるための使い方>
問題・解説を繰り返し読むだけでも十分力が付きますが、
「そんなこともうできるよ!」という人は、解説の中にあるコラムなどを
よく読んでください。

古典常識がたくさん書かれています。
また、文学作品の特色なども解説されています。
読解が十分にできるという受験生の人にもこの本がおすすめである理由で、
このようなページを読んでいくだけでさらに力をつけることができます。

ファイル 4399-4.jpg

<よくある質問>
Q1
入門編は問題はついていないということですが、それで力はつきますか?

A1
心配しないでください。
この参考書で文章を読むための力をつけていくのです。
最初は簡単な文章をじっくりと解説を読みながら進めていくことで、
古文を読む力が付きます。
本当に力をつけることができる本ですので、心配しないで使ってみてください。


Q2
この参考書をやってみました。
とてもわかりやすい解説でしたが、自分で同じようにやることができません。

A2
自分でできなかった問題を持ってきてください。
次にこの参考書を横において、同じように線を引き、
同じように単語の意味を考えてみてください。

これを繰り返していくうちにできるようになっていきます。
この参考書を書いた吉野先生のようにすぐになれるわけがありませんが、
入試で必要な力をつけることは十分に可能です。

自分でやってみてもどうしてもわからないことがあるときは、
八千代緑が丘校が誇る文系教務の呉屋直哉に相談してみましょう。

(八千代緑が丘校 轟)

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