こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。
今回は現代文のお薦めの
問題集として『現代文読解力の開発講座』
をご紹介したいと思います。
本書は、駿台で現代文を教えてらっしゃる霜栄先生が
お書きになった問題集で、駿台文庫から出版されています。
現代文読解力の開発講座は、根本的な読解力を鍛えたい
受験生に効果的な教材です。
論理的読解力を鍛えることに重点が置かれており、
中級者向けの内容です。
要約問題に取り組むことで文章構造の読み方が身につき、
語彙力や小論文能力も高められます。
『現代文読解力の開発講座』の対象は現代文の問題が
出題される受験生全般が対象となります。
<使い方>
本書は、これまでにある程度現代文の問題を読んでいて
文章を読むのに苦を感じない人や、いい加減な根拠をとって
勉強するのではなくて、なぜ自分が間違っているのかを
考え続けることができる人向けの問題集です。
□初回
手始めに、まずは問題に自分で取り組んでみましょう。
問題は容易ではありませんので、解くのが大変かもしれません。
要約問題に関しては、最初は解けなくても心配ありません。
わからないとすぐに答えを見ずに、深く考え、
疑問を積み重ねた後で解説を参照してください。
正解を追い求めるよりも、「論理的読解力」を根気よく養うことに
焦点を合わせるべきです。
高偏差値大学志望の受験生はしばしば、自分の感覚や知識で
現代文の問題を解きがちですが、そうすると真の読解力は身につきません。
厳しい大学入試に対応するためには、どのようなテキストにも対応できる
読解力が必要です。
これを育成するのが「現代文読解力の開発講座」の狙いです。
□2回目
1周終えると、読解のテクニックが徐々に理解できてくるはずです。
2周目はそれを実践に移す気持ちで、一つ一つの問題に着手してください。
前回の答えを覚えているからと言ってその通りに解くのは避けましょう。
まるで新しい文章に初めて挑むかのように、新鮮な目で問題に臨んでください。
□3回目
3周目以降は、特に「読解力開発問題」、つまり要約問題に集中して
取り組んでみてください。
「論理的に文章を読んでいって文章構造を丁寧に追う」という
姿勢をこの参考書で鍛えていきます。
本書のすごいところは、接続詞の使い方などのミクロレベルで
文章をどのように読んでいくかというレベルから、文章全体の論理構成を
どのように掴んでいくか?というマクロのレベルまで漏れなく説明しています。
文章を読んでいく最中には知識レベルでわからないことと
論理レベルでわからないことの区別をつけましょう。
知識レベルでわからないこと(例:単語、接続詞の意味など
⇒ 自分で調べればわかること、論理レベルでわからないこと
(文章と文章がどのように繋がっているか?ということ)
⇒ 自分で考える+人に聞く
知識レベルでわからないことをすべてクリアしてからでないと
論理レベルの問題は解決できませんので、復習をする際には
論理レベルに入る前にまずは知識レベルの問題の確認を行ってください。
<要約問題が成績を上げるポイント>
「読解力開発問題」が全ての問題についているので、
必ず行なってください。これは要約問題です。
すべての受験生が行います。ではこの問題にプラスして
解説を読む前、解説を読んだ後に要約を書いてもらってます。
現代文の場合は沢山の参考書をやるよりも
まずは一冊の読み込みをして文章構造のテンプレートを
頭の中に入れたほうが良いです。
<どの難易度の大学まで対応できる?>
対応でいる範囲と言えば、MARCHまでだと
思って頂ければと思います。
<『現代文読解力の開発講座』を完璧になった後は~>
これまで1文1文で理解していた文章を筆者が文章中で伝えたいこと
という塊で読むことができて、文章の構造というものが理解できるようになります。
この文章構造を理解できている状態というのが”論理的に文章を
読めるようになっている状態“であり、また大学入試で合格するために
受験生に必要な現代文の読み方です。
次の段階としては、時間に余裕があれば「現代文と格闘する」、
時間に余裕がない生徒は過去問に取り組むのが良いでしょう。
(八千代緑が丘校 轟)
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