こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。
お薦めの英語の問題集として、今回は
『TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選 』
をご紹介致します。
河合塾で英語を教えてらっしゃる村瀬亨先生がお書きになり、
学研プラスから出版された問題集です。
<特徴>
この問題集は、最難関レベルの大学の入試問題を抜粋して作られています。
問題の出典としては、東京大学、早稲田大学、慶応大学などがあります。
特に、後記で詳しく説明しますが、要約問題があるため、
東京大学の要約問題の対策としても使用できます。
□特徴①要約問題(step3段階構成)
英語長文一題ごとに
①実際の入試問題(step1)
…客観問題が中心です。
②日本語での要約問題(step2)
…~字で要約せよという問題です。
③英語での要約問題(step3)
…こちらも、~words との制限があります。
の3段階構成となっています。
step1のみ制限時間の記載があります。
解説として、段落ごとの趣旨が書かれており、
それらを集約するというプロセスで要約の解答例が書かれています。
客観問題の解説の中で着目すべき点は示されるものの、
段落ごとの趣旨把握のやり方については詳しくないので、
パラグラフリーディングは先に習得しておくべきです。
また、要約の手順についても、要約問題の解説で示されますが、
先に英文解釈要約精講などでやり方をイチから学んでおくと
入りやすいと思います。
□特徴②効率的な読解法
巻頭には、英語長文問題に入る前に、
効率的な読解法という名目で、
筆者の考える9つの読解のポイントが示されています。
パラグラフリーディングその他読解のルールと被る点もありますが、
要約問題があることを踏まえて、大意・展開の掴み方、
訳す際の注意点、キーワードの見つけ方、内容の簡略化、
などについて書かれています。
問題を解く前に目を通すと良いでしょう。
□特徴③最難関の難易度
先述した通り、文章、問題それぞれが最難関大学のレベルです。
それにもかかわらず、解説が非常にコンパクトです。
例えば、英語長文全文の構文解析は記載されていません。
難しい部分だけ解説がされています。
しかもそれは英文の構造についてというよりは、
②で示した、効率的な読解法を踏まえたものです。
よって、単語、熟語、文法、解釈、読解、
全ての基礎固めが終わってから取り組むことをオススメします。
□特徴④視野を広げるエッセイ
一題ごとの解説の最後に、英語長文の内容の
関連テーマのエッセイがあります。
そのテーマについての背景知識が深めることができるので、
目を通しておくことをオススメします。
英語だけでなく、現代文でも出題可能性があるのではないかと思われます。
ただし、注意点として、内容が古い可能性があります。
2008年に出版されたものなので、医療や科学分野では変化があるかもしれません。
<使い方について>
以上の特徴を踏まえ、どのように使用していけばよいのかについて、
説明を加えたいと思います。
□効率的な読解方法を読み込む
この参考書に取り組める学力がついている場合、
理解できないことはほぼないと思われます。
これから要約に取り組むんだということを意識して読むと良いです
もし怪しいところがあるならば、今までやってきた参考書の復習が
優先的です。
□問題を解く
制限時間に従って、step1(客観問題)を解きましょう。
step2以降については、志望大学で要約問題
もしくはそれに類する説明問題などが出題されない場合は、
①段落ごとの趣旨のみを把握する
②step2(日本語要約)は挑戦してみる
のどちらかで良いと思います。
□ちょっと待って!解説を読む前には?
解き終わったらすぐに解説を読むべきでしょうか?
読むべきではないと言えます。
これは、どの問題集でも同じことが言えます。
まずは、解答の根拠を明確にしましょう。
たまたま正解しても、それは正解とは言えないからです。
時間制限の中では細かく吟味できない(まさにここだ、とは言えない)
と思うので、このタイミングで確認します。
段落の趣旨把握や要約についても同様です。
なぜそう考えたか?を自分の中で明確にするべきでしょう。
□課題を見つける
問題を解く意図は、自分自身の課題を発見することにあります。
解説と自分の考えを照らし合わせて、理解できていないことは何か?
間違えてしまった理由は何か?などを発見し、
弱点をなくしていくことが必要です。
また、解答を導くプロセスについても、説明できるようにしましょう。
(八千代緑が丘校 轟)
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