こんにちは。
八千代緑が丘校 轟です。
この夏に、英語長文の問題集をガッツリ取り組みたいという
受験生が多いですので、英語長文のお薦めの問題集をご紹介したいと思います。
お薦めのシリーズとして『The Rules英語長文問題集』があります。
スタディサプリでおなじみの関正生先生が
手掛ける英語長文の演習用問題集で、旺文社から出版されています。
<英語長文ポラリスとは>
The Rules英語長文問題集のシリーズはレベル1~4の4冊あります。
レベルに1~4の全てに12題の長文問題が収録されています。
それでは、The Rulesのそれぞれのレベルについてご説明致します。
【The Rules1】
The Rules 1 入試基礎は、
高校生初級者~共通テストレベルを対象とした
入門編の問題集です。
具体的なレベル感は以下の通りです。
・英語学習歴1〜2年程度の初級者でも取り組みやすい
・共通テストで4割程度の得点が取れれば十分に対応可能
・出題大学は日東駒専クラスの難易度
・英検3~準2級レベルの語彙・文法が必要
ゆっくりではありますが、基礎的な英語力が身についておらず、
長文読解に自信がない場合に最適なスタートだと言えます。
共通テスト対策や、日大・明大・専修大・駒大などの
国内中堅大を目指す人におすすめの1冊です。
【The Rules2】
The Rules 2 入試標準は、共通テストレベル~
中堅私大レベルを対象とした教材です。
具体的なレベル感は以下の通りです。
・共通テストで6割程度得点できる実力が必要
・出題大学は日東駒専や成成明学クラス
・英検準2級~2級レベルの語彙力が求められる
・長文読解の基本的な技能が備わっている必要がある
共通テストでの基礎づくりができており、
国内中堅私大を目指す受験生に適したレベルだと言えます。
ゆるやかにLevels 1→2へ移行することで、
着実に実力がついていくはずです。
【The Rules3】
The Rules 3 入試難関は、中堅私大~GMARCHレベルを
対象とした教材です。
具体的なレベル感は以下の通りです。
・共通テストで7割以上の得点力が必要
・出題大学はGMARCHや関関同立クラス
・英検2~準1級レベルの語彙力が求められる
・高度な読解テクニックが要求される
共通テストで高得点が取れ、難関国公立やGMARCH合格を目指す人に
適したレベルです。
The Rules 2からの順当なステップアップが可能です。
自分の実力を高めながら難関校対策に取り組むことができます。
【The Rules4】
The Rules 4 入試最難関は、早慶上智レベルを対象とした
最上級教材です。
・共通テストで80%以上の高得点力が必要
・出題大学は早慶や東大・京大などの最難関校
・複雑な論理構造の精緻な読解ができることが前提
3から4はレベルが結構離れているので、
いきなり行うのは難しい場合があります。
3が終わった段階で同じレベルくらいの
竹岡広信先生の『英語長文SUPREMACY至高の20題』や
山添玉基先生の『ぐんぐん伸びる英語長文 Standard』
をやってみると良いでしょう。
<The Rulesの特徴>
□文法や語彙力だけでなく、読解力を鍛える
文法力や語彙力は、個々の文や単語の意味が
正確に理解できるための基礎的な能力です。
しかし、長文読解においては、文章全体の流れや
内容を論理的に捉える力が欠かせません。
The Rulesでは、単語や文法の意味は正しく理解できていても、
文章の主題や論点、構成を読み取れない場合に、
どのように読み方を調整すべきかを学ぶことができます。
例えば、指示語の参照先を誤る、接続詞の論理関係を見落とす、
主題文と例示の関係を誤解する、といった読解上の落とし穴を理解し、
克服する訓練ができるのです。
The Rulesは文法力とは異なる「読解力」を鍛えられるのが最大の特徴です。
□長文を論理的に読むためのルールが明確化されている
The Rulesに明記された「読解ルール」「解法ルール」「構文ルール」は、
曖昧な読解の手掛かりやコツではなく、論理的読解のための明快な原則です。
「この文は前の文と対比関係にある」「これ以降は具体例が続く」といった
読解上の構造を押さえることができます。
また、「設問のキーワードを探す」「否定語に注目する」といった
解法の原則も得られます。
The Rulesのルールを習得することは、
あいまいな読解から論理的読解のアップグレードにつながるのです。
□全文の構文解析があり、音読学習に最適
The Rulesの大きな特徴は、英文全文の構文(文の構成要素)が
網羅的に解説されている点です。
例えば、この文の主語は何か、動詞は何か、修飾語は何を修飾しているのか、
といった文構造がすべて解説されています。
これにより、文法的に正しく構文を解釈できるようになるため、
単語や文法の知識だけでは得られない「文の論理」が習得できます。
加えて、この構文解説を活用することで、
文のまとまりに注意しながら音読できるので、
より自然な読みが実践できるのです。
□レベル別に学習できる
The Rulesには入試英語の難易度に合わせて、
基礎から最難関まで4つのレベルが用意されています。
各レベルにおける語彙の難易度や、文法パターンの複雑さ、
想定解答者の英語力等は異なっているので、
自分の実力に合ったレベルから効率的に学習することが可能です。
例えば、英検準1級合格を目指している人はレベル4から、
共通テストで70%を目指している人はレベル2から始める、
といった具合です。
<The Rules効果的な使い方>
The Rulesで成果を出すための効果的な使い方を見ていきましょう。
□目標時間内に問題を解く
各問題には「試験時の目標時間」と「この問題集の目標時間」
の2種類の時間設定が記載されています。
まずはこの問題集の目標時間に沿って解答を導き出す訓練から
始めましょう。
次第に試験本番を意識した時間で解けるようになることが大切です。
□構文解析をして解説を丁寧に読む
解説では、単に正誤だけでなく、具体的にどのように読むべきか、
どの点に注意すべきかが詳述されています。
解説から、長文を読むうえでの着眼点や論理的思考法を
学ぶことができるので、充分に活用しましょう。
□構文解析に基づき音読する
各英文には構文解析が付されているので、
この構造を意識しながら音読することで、
英文の論理展開に沿った読み方が体得できます。
繰り返し音読することで、俊敏な読解が可能になります。
□ルールを覚える
長文の中で覚えておきたいポイントを凝縮したものが
ルールとしてまとめられています。
そのルールをしっかり覚えていきましょう。
特に読解のルールは全て必ず覚えるようにしましょう。
□復習を欠かさない
必ず復習し、パターン化された読解のルールやコツを定着させましょう。
復習の際は、解説を見ずに自力で読む訓練も大切です。
<The Rules学習を通じて得られる効果>
□読解力の定着
The Rulesで学ぶ「主題をつかむ」「論点をつかむ」などの
読解ルールを使えば、文章の主旨や構造を掴みながら
効率的に読解できるようになります。
例えば、指示語の参照先を正しく解釈できるようになったり、
接続詞から文の論理関係を理解できるようになります。
これにより、未知の長文にも柔軟に対応できる汎用的な
読解力が身に付きます。
□文法・語彙力の強化
各文の構文(主語、動詞、目的語等)がすべて解説されているので、
文法力が自然と高まります。
また、重要語彙には日本語訳が付いているので、
繰り返しの学習で語彙力も増強されます。
難しい長文でも文法、語彙の壁で理解を諦めることが減ります。
□読解スピードの向上
提示された読解のルールを利用することで、
必要な情報に絞り込んだり、文の論理関係を俯瞰したりできるようになるので、
読解スピードが向上します。
また、音読訓練によっても速読が可能になっていきます。
□論理的思考力の養成
英文全体の論理展開を追いながら設問との関係を考える訓練は、
事実を関連付けて総合的に思考する力を高めます。
この論理的思考力は、記述式問題でも活かすことができます。
<長文を読む際の読解力の重要性>
長文読解で最も重要なのは、単語や文法の知識だけでなく、
文章全体を論理的に理解する「読解力」です。
長文には、複数の段落や話題が展開し、
それぞれの関係性を把握しながら読み進める必要があります。
単に1文1文の意味は分かっても、全体の流れが掴めないと、
設問の回答に行き着くことができません。
そのためには、構成や展開の仕方に注意し、
指示語の参照関係や接続詞の論理関係を確認しながら、
大切な情報を落とさずに読みとる読解テクニックが欠かせません。
The Rulesでは、この読解力を体系的に鍛えることができます。
読解ルールを習得すれば、未知の長文にも柔軟に対応できる
読解力が身についていきます。
(八千代緑が丘校 轟)
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