こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
今回は、成城大学 A方式の現代文について
お話していきます。
<2024年度入試の問題分析>
A方式は計4日間の入試日程がありますが、
学部ごとに受験可能な日程が定められています。
出題は同一日程であればすべての学部で共通です。
2024年度は2月5日のみ古文も出題されました。
学術的な文章、思想的なエッセイ、随筆など、
文章のバラエティは多様で、標準的な大学入試に比べると
分量は多いです。しかし、いずれも文章は明晰で、
内容も興味深く、設問はいずれもオーソドックスです。
傍線部説明、空欄補充、同内容表現の抜き出し、
漢字の書き取り、語句の意味などの問題が出題されます。
A方式では極めて短いものも含めて論述問題も出題されました。
得点差をつけるための難問奇問は皆無です。
文章の内容を正確に理解すれば満点を狙うことができます。
とはいえ、いずれの文章も内容の密度が高く、分量も多いので、
制限時間内に十分な理解をするには本格的な読解力養成の訓練が不可欠です。
小手先の技術は不要で、文章を理解する力と基本的な語彙力が求められます。
<2025年度入試対策・学習アドバイス>
①様々な文章に触れる
前記のような傾向の入試問題に対応するには、
設問に対応するための技術よりも、読解能力の養成に努める必要があります。
設問は、自分が文章の内容を正確に理解できているのかを確かめるために
あると思うべきです。場合によっては問題演習だけでなく、
『ちくま評論選』(筑摩書房)のようなアンソロジーに目を通しておくと良いでしょう。
楽しく読むことができれば、合格に近づきます。
文章を正確に理解するという意識を持ったうえで設問を解くと効果的です。
②主題への意識
設問を正確に解くためには、論旨を正確に追い、
内容を頭に残す必要があります。
そのために不可欠なのが、主題に対する意識です。
主題とは、その文章における「説明の対象」であり、
読者が理解しなければならないことです。
通常はたったひとつです。その主題に対する説明が文章全体を占めます。
そして、「この部分は何を説明するためのものか」という意識を持つと、
各部分の関連が見えやすくなります。
そうすれば、理解した内容が頭に残り、理解したことを、
実際に設問を解くときに生かせます。
例えば抜き出し問題を解く作業が字数を数えながらの
単なる宝探しになっているとしたら、主題と説明に対する意識が欠けている
ことに原因があります。
何について説明されていて、それを理解するために不可欠な説明は何か。
それを意識すればおのずと速く正確に解けるようになります。
大事なのは速読ではなく、正確な理解です。
③読解の基本を身につける
評論を書くうえで、説明のための手段は限られます。
「対比」「具体例」「言い換え」などです。
書き手にとっての説明の手段は、読者にとっては理解の手段です。
難しい文章でも、これらに注目することが、理解のための第一歩になります。
④漢字と語彙力
漢字の学習は必須です。
日常ではあまり使用しないけれど、物事を説明したり理解したりするには
必要不可欠な多くの抽象的な言葉もその過程で覚えられます。
言葉を覚えるときには、きちんと意味や用法を理解し、
解くときには文脈を考えましょう。
余裕があれば現代文重要語を集めた参考書も利用して多くの言葉に触れるとよいです。
(八千代緑が丘校 轟)
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